優しさと感謝の言葉と行動
Words and Deeds of Kindness and Appreciation
September 5, 2024
イエスからの言葉
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互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。—エペソ4:32
優しさは人生のかけがえのない宝の一つだ。相手に自分は特別で愛されていると知らせる温もりを与える。微笑みや励ましや感謝の言葉など、わが愛を伝える日々の優しい行動は愛の行為であり、愛の行為は決して失われたり、忘れられたりしない。
愛のこもった親切は、あなたを通してわが愛を現す具体的な方法だ。大抵それはシンプルな日々の行動であり、あなたの心の優しさを示すものだ。あなたが相手を思いやっており、最終的にはわたしが相手を思いやっていることを示している。
自ら進んで親切な行為をし、人々にわが愛を示す時間を取りなさい。生活の忙しさや様々な悩みや責任の重さに妨げられてはならない。優しさが栄えるところには愛がある。そして、愛があるところでは、わが光があなたのまわりにいる人を照らし、わたしに引き寄せる。
あなたの言動でわが優しさを示し、愛と思いやりの目で毎日出会う人を見るなら、わが愛がその相手にあふれ出る。相手を励まし、認め、寛容と思いやりの霊を示すなら、誰かの人生にある信仰の残り火やわが愛を経験したいという願いを煽ることができる。誰もが励ましを必要としている。そしてあなたの優しい言葉は相手を個人的に気遣っていることを示す。あなたが彼らの人生と重荷を気遣っているということを。
わたしを愛するか。わたしの羊を養いなさい。(ヨハネ21:17) 聖書に記されたわが言葉だけでなく、親切な行為や思いやりの言葉、わが大きな愛を示す具体的な行動によって、わが羊を養うことができる。わたしの兄弟である最も小さい者のひとりにすることは、すなわち、わたしにしていることなのである。(マタイ25:40) だから、あなたの親切な言葉と行動でわたしが彼らを思いやっていることを示す時間を取りなさい。
分け隔てなく愛する
わたしの兄弟たちよ。わたしたちの栄光の主イエス・キリストへの信仰を守るのに、分け隔てをしてはならない。… もしあなたがたが、「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」という聖書の言葉に従って、このきわめて尊い律法を守るならば、それは良いことである。—ヤコブ2:1, 8
分け隔てなく愛するということは、人は皆違っていて、創造主によって公平に造られていることを受け入れることだ。分け隔てなく愛することは、わが愛で愛することであり、相手が誰であるのか、また、相手の過去や人生の状況がどうであるのかは、関係ない。
特定の人により親近感や友情を感じたりするのは自然なことだ。それ自体、相手が誰であろうと自分と同じようにあなたの隣人を愛している限り、分け隔てをしているわけではない。理解するのが難しい人でさえも愛せるようわたしの助けを求め、信仰によって踏み出すなら、あなたは分け隔てなく愛しているのであり、それはわたしを喜ばせる。
人は皆、励ましや感謝を必要としている。それを惜しみなく与えるなら、あなたはわが愛を相手に流す経路になる。だから与え、注ぎ出しなさい。ただで受けたのだから、ただで与えるがよい。(マタイ10:8) まわりの人の人生に触れるため、あなたを通してわが霊に働かせなさい。
日常生活で出会う人に感謝と優しさを忠実に示しなさい。ウェイター、ゴミ収集人、店主、レジ係、看護師や医者などに出会った時、あなたがどれだけ彼らの仕事に感謝しているか知らせるのだ。彼らに感謝し、わが愛を示しなさい。
時々、人は誰かの行動や犠牲による数多くの祝福に気づく時間を取ることをしない。あなたの目を開いて、まわりの人に目を向け、感謝の言葉で彼らを気遣っているのを示せるよう、わたしに求めなさい。
家族や友人へのわが愛情の器となりなさい。時間を取って相手のことを考え、彼らの良い資質や彼らがする特別な行動、あなたの人生を明るくし、荷を軽くする行動、生きる理由や喜びを与える行動について、わたしに語らせなさい。
感謝
与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。人々はおし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに量をよくして、あなたがたのふところに入れてくれるであろう。あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろうから。—ルカ6:38
励ましや感謝をいらない人などこの世にいない。誰もが、自分の存在が認識されており、自分の行動は良い影響をもたらしていて、誰かにとって大切なのだと知る必要がある。
ちょっとした感謝の言葉でさえ大きな影響を与えて誰かの一日を明るくし、その人が暗い気分から抜け出したり、落胆や憂鬱さを克服したりする助けになる。多くの人が自分自身や自分の状況について悪く考える。そして、そのような思いは克服できない山のように、目の前に立ちはだかるのだ。
だから、まわりの人に感謝することを個人的なプロジェクト、さらには趣味にまでしなさい。与えよ、そうすれば与えられるであろう。あなたは誰かの荷を軽くし、悩みを和らげ、心を軽くし、落胆から解放する助けができる。あなたの親切な行為と感謝の言葉で、心地よい安心感を与える助けになれる。
落胆したことがない人などいない。わたしの優しさを示すことで、あなたは命を救い、希望を失った人に力を与えるかもしれない。まわりの人に優しい言葉と心からの感謝を伝えることで、何かを失うことは決してない。
快くこの任務を受け取り、わが愛と思いやりを人に示すために、一日を通してわたしに導かせなさい。違いをもたらすために毎日、あなたにできることはたくさんある。話を聞いてあげたり、誰かの荷を軽くし、親切な行為をするために余分な努力をしたりすることだ。
それらのものを心にとめなさい
最後に、兄弟たちよ。すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて純真なこと、すべて愛すべきこと、すべてほまれあること、また徳といわれるもの、称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさい。—ピリピ4:8
わたしの戒めはこれである。自分を愛するように他の人も愛し、自分がしてほしいように他の人に感謝を示しなさい。「おのおの、自分のことばかりでなく、他人のことも考えなさい。」(ピリピ2:4) そして、自分がどれだけ相手の祝福になれるのか見てみるのだ。
あなたの奉仕は世界に対してだけではない。そばにいる愛する人たちに対してもだ。わたしにあっての兄弟姉妹、人生を毎日わたしに捧げ、十字架を背負ってわたしに従っているあなたの同労者たちだ。
人への感謝はあなたの思いから始まる。同労者や隣人についてポジティブで励ましに満ちた思いを抱くことで、ポジティブな態度と行動が生まれる。相手の長所について考えなさい。わたしへの愛や奉仕、懸命な働きぶり、犠牲、悩みの時の快活さ、逆境の中での信仰、失われた魂への愛、わが大義への献身度である。
わが言葉は、すべて真実なこと、正直なこと、正しいこと、純真なこと、愛すべきこと、称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさいと告げている。相手の良い資質や、褒めるべきことを考えるのもその一部である。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたもお互いを愛するよう求めた。(ヨハネ15:12) 相手への感謝を告げ、励ます機会を持ちなさい。相手からしてほしいことを、その人にもしてあげなさい。(マタイ7:12)
あなたの感謝と優しさの言葉は、誰かが困難な時期を乗り越え、戦い続ける勇気を与えるものになるかもしれない。あなたの誠実な感謝によって、その人に手を差し伸べ、助けに向かい、力や希望、励ましを与えることができるのだ。
初版は1998年8月と1999年6月 2024年9月に改訂・再版 朗読:ガブリエル・ガルシア・バルディビエソ 音楽:マイケル・ドーリー