私たちは皆、赦しが必要
We All Need Forgiveness
March 3, 2026
引用文集
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「ゆるす」という言葉には、白紙に戻す、容赦する、負債を帳消しにする、といった意味があります。… 聖書は、私たちすべてが神からの赦しを必要としていると教えています。私たちは皆、罪を犯してきました。伝道の書7:20には、「善を行い、罪を犯さない正しい人は世にいない」とあります。…
ありがたいことに、神は愛とあわれみに満ちておられ、私たちの罪を赦したいと強く願っておられます。2ペテロ3:9にはこうあります。「主は … ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。」 神は私たちを赦したいと願われ、そのための道を備えてくださいました。…
2コリント5:21はこう教えています。「神はわたしたちの罪のために、罪を知らないかたを罪とされた。それは、わたしたちが、彼にあって神の義となるためなのである。」 イエスは十字架で、私たちが受けるべき罰を代わりに負って死なれました。… 1ヨハネ2:2には、「彼は、わたしたちの罪のための、あがないの供え物である。ただ、わたしたちの罪のためばかりではなく、全世界の罪のためである」とあります。イエスは死からよみがえり、罪と死に対する勝利を宣言されました(1コリント15:1–28)。神をほめたたえるべきことに、イエス・キリストの死と復活によって、ローマ6:23の後半にある、「しかし神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスにおける永遠のいのちである」という言葉が真実となったのです。—GotQuestions.org [1]
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神は恨みを抱き続ける方ではありません。私たちに仕返しをしようとされることもありません。イエスは、私たちのすべての過ちの代価をすでに支払ってくださいました。
神は、あなたが生まれるはるか前から、その計画を立てておられました。エペソ1:4には、神は私たちが「みまえにきよく傷のない者となるようにと、天地の造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び …」とあります。
私たちが最初の息をするより前から、神は私たちの罪に対する計画を立てておられたのです。
神が私たちを赦してくださったからこそ、私たちも他の人を赦すことが求められています。聖書にはこうあります。「互に忍びあい、もし互に責むべきことがあれば、ゆるし合いなさい。主もあなたがたをゆるして下さったのだから、そのように、あなたがたもゆるし合いなさい」(コロサイ3:13)。[2]
では、なぜ赦しがそれほど重要なのでしょうか。
— 神が私たちを赦してくださったからです。神がすでに私たちを赦してくださった以上に、私たちが他の人を赦さなければならない、などということはありません。私たちがキリストのもとに来るとき、すべての罪は消し去られます。キリストを受け入れたなら、天において神は私たちの罪の記録を持っておられません。神がそのような赦しを与えてくださるのですから、私たちも他の人々に惜しみなく赦しを与えるべきです。
— 恨みは私たちを不幸にするからです。赦さない気持ちを持ち続けることは、相手を傷つけるだけではありません。自分自身をも傷つけます。それも、むしろ自分のほうがより深く傷つくのです。
— 私たちも将来、さらに赦しを必要とするからです。私たちはこれからも過ちを犯し、罪を犯し、失敗し、つまずきます。そのとき、神と人からの赦しが必要になります。しかしイエスはこう教えられました。「もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう」(マタイ6:15)。—リック・ウォレン [3]
私の弁護士—ある物語
私はいわゆる「まともな」人生を送り、やがて地上での時を終えました。最初に覚えているのは、法廷の待合室のような場所のベンチに座っていたことです。扉が開き、中に入って被告席に座るように言われました。
周りを見回すと、検察官がいました。彼は険しい顔つきで私をにらみつけており、これまで見た中で最も邪悪な人物に思えました。私は席に着き、左を見ると、そこには優しく穏やかな雰囲気の弁護士が座っていました。その姿はどこか見覚えがあるように感じられました。
部屋の隅の扉が勢いよく開き、裁判官が現れました。威厳に満ちた姿で、長い衣をまといながら法廷を進んで来られました。私は目を離すことができませんでした。席に着くと、「では始めましょう」と言われました。
検察官が立ち上がり、こう言いました。「私の名はサタン。この男が地獄に行くべき理由を示すために来ました。」 そして、私がついた嘘、盗んだもの、人をだましたことなどを次々に語り始めました。話が進むにつれ、私は椅子に深く沈み込んでいきました。
私自身も忘れていた罪をサタンが次々と暴く中、私はあまりの恥ずかしさに、自分の弁護士すらも直視できないほどでした。サタンが私のことをあれほど暴露したことに対して怒りを感じると同時に、何も弁護してくれずに、静かに座っている弁護士にも腹が立ちました。
確かに私は罪を犯していました。しかし、良いこともしてきたはずです。それで少しは償えないのかと思いました。サタンは最後にこう言い放ちました。「この男は地獄にふさわしい。彼は私の告発したすべてにおいて有罪であり、それを覆せる者は誰もいない。」
次に弁護士の番になりました。彼はまず裁判官に近づく許可を求めました。サタンは強く反対しましたが、裁判官はそれを許し、前に進むように合図しました。そのとき私は初めて、輝きと威厳のある弁護士の姿をはっきりと見ることができました。そして、なぜ見覚えがあったのかに気づきました。それはイエスだったのです。私の主であり救い主が、私の弁護人として立っておられたのです。
彼は裁判官の前に立ち、「お父さん」と静かに呼びかけました。そして法廷に向かってこう言いました。「サタンの言うとおり、この人は罪を犯しました。それを否定することはしません。そして、罪の報いが地獄であることも事実です。この人は罰を受けるに値します。」
イエスは深く息を吸い、父に向かって両手を広げて言われました。「しかし、私はこの人の罪の代価として、そして、この人が永遠の命を得られるようにと、十字架で死にました。この人は私を救い主として受け入れました。この人は私のものです。」
主はさらにこう続けられました。「この人の名は命の書に記されており、誰も彼を私から奪うことはできません。サタンはまだ理解していません。この人に必要なのは裁きではなく、あわれみです。」
イエスは席に戻り、静かに一息つき、父を見つめて言われました。「成される必要のあることは、もはやありません。すべては私が成し遂げました。」
裁判官は力強く槌を打ち下ろし、法廷に響き渡る声で宣言しました。「この者は無罪とする。罪の代償はすでに完全に支払い済みであるため、本件を棄却し、これにて閉廷する。」
<pその後、次にどこに行くべきかをイエスが指示してくださったとき、私は尋ねました。「今まで負けたことはありますか?」
キリストは優しく微笑み、こう言われました。「私に弁護を依頼した者は皆、あなたと同じ判決を受けてきました。『罪の代償はすでに完全に支払い済みである』と。」—著者不明 [4]
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はじめから神は、ご自分のもとに来る者を御子の姿に似た者へと変えることを決めておられました。御子は多くの兄弟たちの中で長子となるのです。
ですから、私たちが救い主としてイエスを受け入れて神のもとに来たとき、父なる神は私たちに「無罪」を宣言し、キリストの義で満たし、救い主と同じ栄光を約束してくださったのです。
このような素晴らしいことに対して、私たちは何と言えるでしょうか。もし神が私たちの味方であるなら、誰が私たちに敵対できるでしょうか。神はご自分の御子さえ惜しまず、私たちすべてのために引き渡されました。それなら、どうして私たちにすべてのものを与えてくださらないことがあるでしょうか。—ローマ8:29–32(意訳)
2026年3月アンカーに掲載 朗読:レノア・ウェルシュ 音楽:マイケル・ドーリー
1 “Got Forgiveness?” GotQuestions.org, January 4, 2022, https://www.gotquestions.org/got-forgiveness.html
2 Rick Warren, “Four Ways to Love Others Like Jesus,” Pastors.com, https://blog.pastors.com/articles/four-ways-to-love-others-like-jesus/
3 Rick Warren, “How Jesus Gives Us Freedom,” Pastors.com, https://blog.pastors.com/articles/how-jesus-gives-us-freedom/
4 “Jesus, Our Advocate,” God’s Other Ways (blog), https://www.godsotherways.com/stories/2020/3/25/do-the-next-thing-4baw5-8faz4-8858t-9sdzk-94pzd