謙遜と、他の人から学ぶことについて
Thoughts on Humility
and Learning from Others
August 9, 2012
引用文集
第1ペテロ5:5は私の大のお気に入りです。「神は高ぶる者をしりぞけ、へりくだる者に恵みを賜う」。私が恩恵の法則と呼んでいるこの一節は、私の霊的なオペレーティング・システムの核心なのです。
神は高ぶりを祝福できないし、そうしようともなさいません。しかし、謙遜な姿勢を身に付けるなら、神の祝福や恩恵や恵みは尽きることがありません。とにかく、神を敵に回さない方がいいことだけはわかります! ですから、唯一の選択肢とは、謙遜の霊を育むことなのです。
謙遜こそが最高の美徳であるという私の確信は強まる一方です。高慢な霊で行動すると反感を買いますが、謙遜な霊の内に行動するなら、全世界がこぞって助けに来てくれます。そしてさらに重要なことに、全能なる神が助けに駆けつけて下さるのです。
高ぶりの霊は決して勝利をもたらしませんが、謙遜の霊は敗れることがありません。謙遜な心で行動するなら、敗北はありえないのです。人につけ込まれることもあるのでは? きっとそうでしょう。しかし、神はあなたを称えられます。途中で屈辱を味わうのでは? もちろんです! しかし、最終的には神の恩恵が下るのです。—マーク・バターソン
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謙遜な人であればあるほど、神に従順で、万事において賢く、魂に平安を抱いているものです。—トマス・ア・ケンピス
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謙遜になることは偉大さへの第一歩です。運動競技と人生には二つの選択があります。自分から謙遜になるか、屈辱を味わわされるかのどちらかなのです。—ジョージ・フォアマン
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謙遜は弱さではなく、強さをもたらします。失敗を認めてそれを修正することは、最も高潔な自尊心の現れです。—ジョン J. マクロイ
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偉大さは財産や権力や地位の内に見いだされるのではありません。それは、親切さや謙遜さや奉仕や人格の内に見いだされるのです。—ウィリアム・アーサー・ワード
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私たちは人間性ゆえに、この上なく偉大なことを成し遂げたかと思った途端に、怠け始めてしまうものです。成功を収めるにつれ、バランス感覚や謙遜や献身の心を失わぬよう、かなりの自己鍛錬が必要になります。—H. ロス・ペロット
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人の真の偉大さを見極めるテストとは、謙虚さであると思います。真に偉大な人は、その人自身が偉大なのではなく、その人を通して偉大さが現れているという、興味深い雰囲気を持っています。そして、彼らは他のすべての人々の内に天から授かった何かを見るのです。—ジョン・ラスキン
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すべての人が大いなることをできるわけではありませんが、大いなる愛をもって小さなことをすることはできます。—マザー・テレサ
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あなたと他の人々との関係に急激なインパクトをもたらすような、ちょっとしたアイデアがあります。これにはかなりの謙虚さと向学心を要しますが、いったんコツをつかむなら、第二の天性であるかのように感じることでしょう。
接するすべての人に、時おり相談役になってもらいましょう。
あなたは、自分の接する人が、問題状況やジレンマを解決する上でどれほど助けになれるかに、きっと驚くことでしょう。しかし、あなたはその人の意見を求めなければなりません。
自分がこれまで得た中で一番助けになった洞察は、本や会議から得たものではありませんでした。それらは私が親しい人に以下のような質問を尋ねた時に与えられたのです。
この状況において、私はどうすればいいと思いますか?
ここで私が見逃していることが何かあるでしょうか?
それをどう思いますか?
あなたが私だったら、どうしますか?
注意事項:
- 人はあなたの心の痛みや苦悩をいちいち全部聞きたいとは思いません。ですから、人に自分の状況を説明する際には、解決策に焦点を当てて前向きに話しましょう。
- 人生について助言を求めたなら、自分の口は閉じて、相手が話し終えた時にただお礼を言うよう努めなさい。ありがとう、と一言でいいのです。あなたがその通りだと思うかは関係ありません。助言に従うかどうかも関係ありません。自己弁護を始めたり、相手の意見に異議を唱えたりするなら、次に助言を求めた時に、その人は喜んで本心を言ってくれるでしょうか? きっと言わないでしょう。
- 助言してくれた人の言葉を、その人の人格や判断能力に照らして吟味しましょう。どの人の意見も同じだけ取り入れるというのはだめです。頭を使いましょう。
マイナス面はあるとしても、あなたが接するほぼすべての人が何かを教えてくれます。たとえ相手の動機が誤っていたり、あなたと異なる世界観を持っていたとしても、何かしら得るものがあるはずです。
すべての人を腹心の友として信頼することはできません。しかし、どの人でも、ある程度は相談役になってもらえます。求め、耳を傾け、学び、実践しましょう。—スティーブン・ファーティック
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しもべの心を持っているかどうかは、どうやってわかるでしょうか? それは、しもべのように扱われた時に、どう振る舞うかによってです。—著者不詳
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人は愛しているふりをしたり、信仰があるふりをしたり、希望その他のあらゆる恵みを持っているふりをすることはできますが、謙遜であるふりをするのは非常に難しいものです。—D. L. ムーディー
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私は自分の霊的な進歩のほとんどが、神から直接来るのではないことを学びました。それは、むしろ身を低くして、神が不完全な人々を通して語られる言葉に耳を傾けることから来るのです。—フランシス・フランジパン
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謙遜とは、あなたを支配するエゴからの解放です。—マーシャ・キルパトリック
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謙遜とは、主が私たちをどのように扱われても抵抗しないことです。—チップ・ブログデン
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謙遜とは、自分自身が他の何よりも切実にゆるしを必要としていると知っていることです。—マーシャ・キルパトリック
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ああ、私たちは自分たちの独善的な態度が、神のご計画にいかに反しているかを、ことごとく理解しました!—ジーン・ギュイヨン
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神に栄光が帰される限り、それが誰によってなされるかを気にかけてはなりません。—フランシス・デ・サール
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世の人は、たとえ教義を理解できなかったとしても、謙遜と愛という美徳なら必ず理解できることでしょう。それは謎めいたところがまるでなく、あらゆる階級の人々の手の届くところにある美徳です ... 最も貧しいクリスチャンにも、毎日愛と謙遜を実践する機会があります。—J. C. ライル
2012年8月アンカーに掲載。朗読:サイモン・ピーターソン