賛美で跳ね返る(パート1)
Rebounding with Praise—Part 1
October 3, 2024
イエスからの言葉
オーディオ・ダウンロード(英語) (9.3MB)
わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。—詩篇42:11
苦しみや試練、試み、困難が起こる時、勝利へと導くことを求めてわが名を呼ぶがよい。わたしはあなたの痛みすべてを知っている。すべての涙を目にし、心の痛みを感じている。心をわたしに掲げ、わたしがあなたの人生にしていること、またこれからするであろうことすべてについて賛美するなら、わが喜びがあなたの力になる。(ネヘミヤ8:10)
苦難の時に感謝しつつわが大庭に入り、わたしがあなたの人生にしたこと、またこれからするであろうことすべてに賛美と感謝の声をあげるのには信仰の一歩を要する(詩篇100:4)。だが、自分に起きるすべてのこと、良いことも悪いことも、喜ばしいことも悲しいことも、すべてにおいてわたしを賛美するなら、あなたはわが平安を経験し、この戦いを続けるためのあなたの勇気と強さが新たにされるだろう(1テサロニケ5:18)。
賛美によってわたしへの信仰を表明し、あなたに対するわが忠実さ、また何世代にも渡ってわが名を呼んだ者に対するわが忠実さを思い出すことは、人生の試練に立ち向かうあなたの信仰を新たにする。賛美と愛のいけにえを捧げ続けることで、あなたはわたしを認め、あなたの唇と人生においてわたしを称えている(ヘブル13:15)。
嵐のさ中でわたしを賛美し、信頼するという選択は、あなたの困難な状況と、わが言葉の中で与えた素晴らしい約束を利用するのに必要な信仰とをつなぐ架け橋となる。病気やひどい経済難、傷心、死別といった、不可能に思えるどんな大きな壁であろうが、わたしとわが愛をあなたから引き離すことはできない。
主の揺るぎない愛を喜ぶ
あなたのいつくしみ[揺るぎない愛]は、いのちにもまさるゆえ、わがくちびるはあなたをほめたたえる。わたしは生きながらえる間、あなたをほめ、手をあげて、み名を呼びまつる。—詩篇63:3–4
人生における苦難の時にわたしを信頼すると決めることで、あなたは嵐の雲が次第に途切れていき、太陽が再び輝き、目の前の道が開けるのを見るようになる。わたしに賛美の声を上げる時、たとえ何に直面していても、あなたの霊は元気づけられる。自分の永遠の運命と約束された未来を思い起こすことで、賛美は地上の困難に立ち向かう天国的な見方をもたらしてくれるのだ。
だから不可能に思える状況に直面し、その波が頭上を越えているように思えるなら、賛美と希望の道を選び、神の子である自分の存在を思い出しなさい。あなたに対するわが揺るぎない愛は命にもまさり、永遠に永らえることを思い出しなさい。
これらの真理を熟考し、思い起こすことで、あなたは身に降りかかる困難によりうまく対応でき、すべての状況において感謝することを学ぶだろう。それが、わたしがあなたに求めていることである(1テサロニケ5:18)。あなたの賛美の態度は信仰の現れであり、困難に直面したあなたを安定させる。
だから戦いに圧倒されたら、わたしに信頼することを選びなさい。わたしを崇拝し、過去・現在・未来での人生におけるわが働きに感謝の言葉を告げてわたしへの信仰を表現することを選びなさい。わたしがこれまで素晴らしいことを行い、また、これからも行い、あなたの人生に対するわが計画と目的を果たすと信頼しなさい。
主の完璧な忠実さ
主よ、あなたはわが神、わたしはあなたをあがめ、み名をほめたたえる。あなたはさきに驚くべきみわざを行い、いにしえから定めた計画を真実をもって行われたから。 —イザヤ25:1
賛美の言葉をわたしに発し、感謝の心をもって腕を上げる時、あなたは希望と信頼をすべてわたしに置く選択をしている。心は重く、その賛美はまったく信仰によるものだとしても、時が来れば、あなたの心と思いが、わが喜びからくる力を受けるのを見ることになる。
苦難の中での賛美はまわりの人への力強い証しとなる。わたしのために死んだ初代教会の殉教者は、その最期の証しによって歴史を変えた。わたしを否定するのを拒んで死んだだけではなく、賛美の歌を唇にのせ、人知では計り知れないわが平安を顔に浮かべて、死んだのである。わたしのために日々死んでいる者の唇と心にある賛美は、この世への証しである。
あなたは時が良くても悪くても賛美できる。自分が堕落または失敗したと感じた時でさえも。あなたの間違いや失敗さえも、貴重なレッスンを教えるためにわたしが使えること、またわたしはいつでも愛する者のために働いて究極の益をもたらせることで、賛美できる。
あなたがわが言葉のうちにとどまっているなら真理を知り、真理はあなたを自由にすると約束した(ヨハネ8:31–32)。 真理とは、あなたがわたしのものであり、それを変えるものは何もなく、わが愛からあなたを離すものは何もないということだ (ローマ8:38–39)。真理とは、わたしを愛する者のために、万事が共に働いて益となることだ (ローマ8:28)。賛美は、あなたを自由にする真理の宣言である。
将来何が起こるかと心配しそうになるなら、あなたの人生におけるわたしの臨在と、わたしは昨日も今日もいつまでも変わることがないという約束ゆえに、賛美しなさい(ヘブル13:8)。圧倒されそうになる時、思い煩いをすべてわたしに任せ、わが忠実さを思い出しなさい。
測り知れない平安
何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。—ピリピ4:6–7
有名な讃美歌『Let go and let God have His way(委ね、神の御心にお任せしなさいの意)』の歌詞は、あなたの考えや計画、願い、夢を手放し、わたしがあなたの人生に働けるようにする時に来る平安を表現している。わたしを信頼し、感謝することで、あなたは人知を超えた超自然的な平安と、あなたがわたしに委ねたすべてのことがわが手の中で安全だと知る喜びとを感じるだろう。
あなたの賛美と感謝の言葉自体が勝利であり、わたしを信頼するという選択の現れである。感謝に満ちた心は愛と喜びと祝福に満ちた人生の秘訣である。だから心からわたしを賛美し、わたしがあなたの人生にもたらしたあらゆる良きものを思い出しなさい。あなたがわたしの前に来ることによって、あなたの心は感謝の気持ちで満たされるだろう。
落胆や不安、失望、気の重さをわたしにすべて渡す時、わたしはあなたを支え、あなたが動揺することはないと約束した(詩篇55:22)。最悪の状況にある時でも、賛美と感謝をもってわたしの元に来ることができる。それはあなたが悲しみや苦しみを乗り越える助けとなり、勝利への踏み台となる。
苦難の中での賛美は、あなたを最悪な暗い雲から突破させて、わが愛と平安と喜びの光の中に引き寄せる。だから、困難な戦いや試練に直面した時はいつでも、わたしへの感謝と賛美を投入しなさい。そうすれば、あなたは、力を与えるわたしの喜びを感じることだろう。
2024年10月アンカーに掲載 朗読:ジョン・マーク 音楽:ジョン・リッスン