主と有意義な時間を過ごす
Quality Time in His Presence
September 4, 2017
イエスからの言葉
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「わたしはあなたの聖なる宮にむかって伏し拝み、あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、み名に感謝します。あなたはそのみ名と、み言葉をすべてのものにまさって高くされたからです。」 —詩篇 138:2
わたしの仕事は非常に重要だが、わたしが万物にまさって重んじてきたのは、わたしの言葉と名前だ。わたしの言葉こそが、決して滅びることのないものだ。その一点一画がことごとく全うされると言った時、わたしは自分の言葉について話していたのだ。
わたしは言葉であり、わたしの言葉はいつまでも滅びることがない。そしてあなたが望んでいるようにわたしの仕事をするつもりならば、わたしの言葉を心に蓄えることが、この上なく重要だ。[1] だから日々、わたしの言葉を読む時間を割くよう努めなさい。それをわたしの仕事さえも侵すことのできないような、聖別された神聖なものとしなさい。わたしの仕事をするつもりならば、わたしの言葉が不可欠であることを思い出しなさい。
すばらしい助言者
「主なる神は教をうけた者の舌をわたしに与えて、疲れた者を言葉をもって助けることを知らせ、また朝ごとにさまし、わたしの耳をさまして、教をうけた者のように聞かせられる。」—イザヤ 50:4
わたしは朝ごとにあなたを目覚めさせ、あなたにわたしの意志を明かす。愛する人よ、わたしは常にあなたを気にかけている。決して眠ることのないわたしは、眠っているあなたを見守ることができる。朝に目覚める時にも、まだあなたと共にいる。愛あふれるわたしの存在に気づいてくれるなら、あなたがもっと注意深くなるのを助け、混乱した心をなだめて、もっとはっきりとわたしを見ることができるようにする。わたしはあなたが、わたしのそばにいることを楽しみ、その魂をわたしの言葉で養うようにと促している。あなたがわたしに近づくという形で、わたしの愛を込めた呼びかけに応えてくれる時、わたしは大いに喜ぶ。
わたしに捧げられたこの時間は、あなたにとって大いに祝福となり、強めとなるだろう。わたしはあなたの理解力をわたしの言葉に向かって開き、あなたが聖書を理解して、人生に当てはめることができるようにする。そして一日の計画を立てる時には、わたしの意志を見極められるよう助ける。このようにわたしと協力し合うなら、あなたは強められて、その日何が起ころうとそれに対処することができるだろう。わたしはあらゆる時に、あらゆる状況下で、常にわたしに信頼することができるよう、あなたを訓練している。
わたしの名前の一つは「すばらしい助言者」[2] だ。わたしはあなた自身よりもはるかによく、あなたのことを理解している。だから助言を求めて、あなたの問題や不安をわたしのもとに携えてきなさい。わたしという愛に満ちた存在に照らすなら、あなたはわたしの輝かしい義の内に、美しく光り輝くありのままの自分を見ることができる。わたしの義は完璧だが、あなたはこの世にいる限り、自分や他の人の不完全さゆえに苦労を重ねることだろう。それでもわたしのそば近くというあなたの居場所は確保されている。どんな被造物も、わたしの愛からあなたを引き離すことはできない!
良き相談相手は、あなたが真理を悟り、それに則って生きることができるよう助けてくれる。実際、わたしがこの世に生まれてきたのも、真理を証しするためだ。だからわたしのもとに思い煩いを携えてくる際には、心を開いて正直になりなさい。そして、絶対的な真理を宿すわたしの言葉で、あなたの心を満たすことだ。‥‥わたしの約束を思いの内に浸透させ、わたしの近くにとどまっていなさい。 [3]
思い煩いを委ねる
「あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えられる。主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない。」—詩篇 55:22
時間や活力を使い果たしてしまうような物事が、一日を通して数多くある。あなたの思考は、重荷に感じるべきではないような物事によって消耗し、それらを重荷に感じてしまうことがある。思い煩いや心配ごとを背負い込むあまり、本来そうすべきではないものを重要視し、優先してしまうのだ。一切の思い煩いや心配ごとや重荷をわたしに委ねることを怠る時、あなたはわたしが約束した持久力を十分手に入れることができない。[4]
あなたは一日の思い煩いをわたしのもとに携えてくるが、それらはあなたの思いの大部分を占めていて、心に重くのしかかっており、あなたはそれらが自分の心に居座るがままにさせておくことが多い。わたしの言葉によって養われたいなら、それらの思いや心配ごとを手放さなければならず、それは時折、数分間立ち止まって祈りの内にわたしに心を注ぎ出し、それらに対処してほしいと求めることを意味する。それらを抱え込んで自分の知恵で解決しようと努めるなら、わたしだけが与えることのできる平安を得ることができない。
あなたがあまりに多くの時間を費やしている思い煩いや恐れから、あなたを解放したい。わたしたちが共に過ごす時間は、信頼や愛や励ましや学びの時間だ。これらの時間にあなたは、わたしのあなたへの愛は決して失望させることがないことを学ぶだろう。あなたへのわたしの愛があなたを教え、成長を促すことを。またあなたは、わたしの愛があなたを導いて、その日の障害を乗り越えさせ、回避させることができると知るだろう。わたしはあなたに、負わなくてもよい重荷と、対処すべき重荷との違いを教え、示すことができる。そのように違いがはっきりとし、確信が持てると、ずっと良い一日を送ることができるだろう。
あなたにできる最も重要なこととは、朝一番にわたしとつながるために、いくらか時間を割くことだ。いったんそうするなら、物事はもっと容易にあるべき位置に納まり、目の前の道がよりはっきりと見えるようになるだろう。重荷が取り去られ、思い煩いがわたしに委ねられているなら、視界がより明瞭になり、どこに関心や時間や活力を注ぐべきかがわかるようになる。
また、この交わりの時間を通して、あなたの信仰や霊は成長し、意志力も強まるだろう。正しい優先順序で物事を処理するための確信も増し加わる。それは要するに、霊的な優先順序を正しく保つことに帰結する。
最善の時間
「神よ、あなたのもろもろのみ思いは、なんとわたしに尊いことでしょう。その全体はなんと広大なことでしょう。わたしがこれを数えようとすれば、その数は砂よりも多い。わたしが目ざめるとき、わたしはなおあなたと共にいます。」—詩篇 139:17–18
一日の終わりに、他のすべてを脇に置いて、全関心をわたしに注ぎ、わたしの言葉から深く養われるのが難しいこともある。あまりに消耗し疲れているので、そうできないことが多いのだ。あなたは多くの場合、一日が終わる頃には疲れ果てていて、わたしの言葉を学習する時間の益にあずかることができるほど、十分に集中することができない。
夜型の人間でない限り、わたしのもとに来て、霊を養いわたしの言葉を学習するために捧げる時間として、夜は最善の時間ではないようだ。午前中に仕事があって、わたしとの時間がお預けになってしまう場合、あなたは夜にその分を取り戻したいと願うが、それが全然うまくいかないことが多い。それは、あなたが最も新鮮で鋭敏で、わたしから最大限に受け取ることのできる時間ではないからだ。
わたしにあなたの最善の時間を捧げるよう努めなさい。わたしの言葉にどっぷりと浸かり、その内に生きるのだ。わたしの言葉が開けると、光を放って知恵を与えると、わたしは約束したのだから。わたしの言葉をあなたの目の前に据えなさい。わたしの言葉は真理であり、命だからだ。
2017年9月にアンカーに掲載。朗読:ジェリー・パラディーノ。
音楽:ジョン・リッスン