引用文集

大いなる成果と答えをもたらす以外にも、祈りの大いなる実の一つとは、あなた自身の人生と霊に及ぼす影響だ。わたしに心を注ぎ出すことはあなたをわたしの近くに保ち、必死な状態にし、わたしの霊の内に保ち、物質主義であろうと、怠慢や利己心その他何であろうと、他の霊からあなたを守る。祈りは、あなたが持ち得る最大の保護の一つであり、あなたの心と霊を清く保ってくれる。—イエス、預言で語る1

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なぜ、祈るのだろう？　私はキリスト者となって以来、ほぼ毎日そう問いかけています。特に、神が遠い存在に思われ、祈りとはただ自分に話しかける行為を宗教的な形にしただけのものなのではないかと感じられる時はなおさらです。神学を勉強した時に自問しました。神がすでにご存知のはずのことを繰り返してみたって、何の役に立つのかと。その結論は少しずつしか明らかになりませんが、とにかくここで始めるとします。なぜなら、私にとって、祈りは神の御前に差し出すショッピングリストをはるかに優るものとなったからです。それはすべてのものを再配置しました。宇宙の真理が取り戻され、神の目を通してこの世界をかいま見ることができるように、私は祈ります。—フィリップ・ヤンシー2

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何よりも、祈ると自分自身の心が見えるようになり、あなたは神の心に沿ったものとなります。祈りとは、神と交わっている所を想像しているだけの、一人芝居ではありません。むしろそれは対話であって、神はそれを通してあなたの心を感化し、神が思い描かれるとおりの存在にあなたを形作るのです。それはまさにクリスチャンへの貴い贈り物であって、直接の答えと、多少間接的な答を通して、イエスに従う者たちは、神から得られるものゆえでなく、神が神であられるがゆえに、神を愛し始めるのです。—ラビ・ザカライアス3

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祈りとは、私たち自身を表すことです。‥‥私たちは生ける不完全さです。私たちは裂け目であり、満たされることを願い求める空（くう）なのです。—トーマス・マートン

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私が祈るのは、祈らなければならないからです。天には何か良きものがあることを、思い出さなければならないからです。確かに、聞いてもらうために祈るのですが、実際、私の人生において祈りという行為が果たす役割は、それ自体深遠です。祈りという行為と姿勢は、私がしばしば失ってしまうものと私とを再びつなげてくれます。それは糸のようにすぐにぷつんと切れてしまうものなのですが、祈りはもう一度、その糸を結んでくれます。祈りはこう言います。私はあなたが天におられることを知っています。あなたを信じます。私はやり遂げることができます。あなたは良き方です、と。祈ることは、私の目に見える以上の何か、私にできる以上の何かが存在すると言っていることです。目に見える以上の何かが進行中なのだと。—シャウナ・ニエキスト4

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祈るとき、私は自分自身の利己的さから視点を移します。高木限界の上まで登り、小さな塵である私自身を見下ろします。私は星を眺め、自分をはじめとした私たちすべてがこの理解を越えた宇宙で果たす役割を思い出します。祈りとは神の観点から現実を見るという行為です。—フィリップ・ヤンシー5

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祈りとは神の完全なる光の中を歩き、自分を抑えることなしに、ただ、「私は人間であって、あなたは神です」と言うことです。—ヘンリ・ノーウェン

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いったん神と歩き始めたなら、ただひたすら神と歩き続けなければなりません。そうすれば、人生の全体がひとつの長い散策となり、それはそれは素晴らしい気分でしょう。—エティ・ヒレスム

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鳥にとっての翼、船にとっての帆、それが魂にとっての祈りの役割。—コリー・テン・ブーム

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他の人たちのために祈ること、それは愛に他ならない。それは愛を霊的な行動に表すことだ。その人のことを考え、助けたいと思うだけでなく、祈りによって行動に出ているのだ。

とりなしの祈りをすると、心から与えざるを得なくなる。それは祈ってあげている人のために、あなたの愛の限界を広げる。あなたは彼らを愛しているので、彼らを助けるようにとわたしに呼ばわらざるを得なくなる。

他の人のために祈ることの最も素晴らしい成果の一つとは、あなたの視野があまり利己的でなくなることだ。祈りはその人へのより多くの愛で心を満たす。その人への愛が、彼らを助けたくさせるからだ。誰かのために祈る時、あなたはその人のために必死になっているので、あなたの人生は自分中心には回っていない。わたしのもとへ来て、他の人たちへの助けを求めているのだ。

このような祈りは、利他的さと、自分よりも他の人を高めることの手本だ。これは愛を行動に移すことの一つの形であって、自分の必要を脇において、他の人のためにとりなすということだ。そして、あなたは格別な努力を払って他の人を助けているので、わたしは祈りを使ってあなたの人生をも変え、より良くすることで、あなたの犠牲と愛に報いる。また、あなたが忠実に祈ってくれることをわかっている人なら、あなたが困っている時にはあなたの必要とする祈りの支えになろうと思うだろう。

祈りとは、何も見返りを期待せずに利他的に与える行為の一形態だが、そこには配当がつく。試してみるといい、そうなるから。—イエス、預言で語る6

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他の人のために祈るとき、神は、以前私たちの心になかった優しさや敏感さをもたらして下さいます。これは、私たちが、恵みと美しさとに満ち、全能であり、親切さや愛に満ちた方に語りかけているからなのです。神に祈る時、神は私たちを変え、ご自身に似た者として下さいます。—フランク・アルカモ

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主はすでに、あなたが必要なものをあなた自身よりもよく知っておられ、何について祈ろうとしているかもご存知なのに、なぜ聖書の中で何度も祈るよう告げておられるのでしょう。私たちが求める先に答えるとさえ言っておられます。それはおもに、主ご自身のためではなく、あなたのためなのです。祈りとは、主なしでは自分にはできないという、主への告白なのです。—デービッド・ブラント・バーグ

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私たちの荷は祈りの翼に載って飛び立ち
思い煩いは軽くなる
重い心は上に上げられ
神の素晴らしい愛のこう薬でいやされる
私たちの目にあふれる涙は
私たちのすべての問題、恐れ、失望を
理解して下さる父の愛に満ちた手で拭い去られる
祈りの翼に載せて重荷を主に携える時に
—ヘレン・スタイナー・ライス

2013年2月アンカーに掲載。朗読：ガブリエル・ガーシア・ヴァルディヴィエソ
音楽：マイケル・ドーリー。