人生の嵐の中の平安
Peace in Life’s Storms
October 15, 2020
イエスからの言葉
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「神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。このゆえに、たとい地は変り、山は海の真中に移るとも、われらは恐れない。たといその水は鳴りとどろき、あわだつとも、そのさわぎによって山は震え動くとも、われらは恐れない。」—詩篇 46:1–3
あなたの周りで人生の嵐が吹き荒れ、苦痛と逆境と困難の風に翻弄され、打ちのめされそうになったら、わたしの顔を求め、わたしの前に出て、これらの災難が過ぎ去るまで、わたしのうちに避難しなさい。わたしのもとに来て、わたしがあなたの世話をし、苦難の時にあなたの力となり、常にあなたと共にいて助けると信じなさい。
わたしが約束した避け所とは、わたしの愛の安堵、わたしの腕の中の慰め、わたしの心からあなたの心に流れる平安だ。それがあなたを包み込み、あなたの霊を天の領域へと運んでくれる。
わたしたちが共に交わる静かな時に、わたしはあなたの見方を変え、人知を超えた平安であなたの心を満たすことができる。あなたが人生の嵐から退いて、わたしの避け所に入ってくるならば。
嵐をくぐり抜けて
「わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。」—ヨハネ 14:27
あなたが人生の嵐から免れることができるとの約束はできないが、嵐の中でわたしがあなたと共にいることは約束できる。わたしの助けは様々な形でやってくる。あなたが期待するような形で現れるとは限らないが、助けは必ずやって来る。わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない。[1] わたしは決して、あなたを見捨てて一人きりで苦労するままにはしない。
あなたがわたしの助けを求めるとき、わたしはあなたの祈りに答える。あなたが心配や恐れを抱いているときには、わたしを信頼する信仰と心の平安、そして進み続けていく勇気を与えよう。あなたが弱く、疲れているときには、わたしに寄りかかりなさい。力を与えてあげよう。心が傷ついたなら、わたしはそれを修復する。
すべての困難や悲しみからあなたを守ることはできないが、人生の悩みに耐え、直面するすべての状況から益をもたらすための力を与えることができる。わたしは、あなたの霊が人生の嵐を超越して、常に太陽が輝くわたしの天の国へ行けるように助けてあげることができる。
わたしは雨の日の太陽であり、嵐の後の虹だ。あなたの目に輝きを取り戻す、明るい希望の光だ。今は嵐だが、それは過ぎ去る。それまでは、あなたが人生で直面するどんな嵐でも、わたしがあなたを守り続けると信じなさい。
はかり知れない平安
「どうか、平和の主ご自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和を与えて下さるように。」 —2 テサロニケ 3:16
わたしの平安は宝の中の宝、高価な真珠だ。それは贈る側にとっても、受け取る側にとっても、非常に高価な贈り物だ。わたしはこの平安を、あなたのためにわたしの血で買った。あなたは、人生の嵐の中でわたしを信頼することによって、この贈り物を受け取る。
もしあなたに世が与える平安があり、すべてが思い通りになるとしたら、あなたはわたしのはかり知れない平安を求めはしないだろう。思い通りにならない時にはわたしに感謝しなさい。霊的な祝福は試練という包み紙で包まれているものだからだ。堕落した世界では逆境が普通のことだ。毎日、逆境になると思っていなさい。苦難に直面したら喜びなさい、わたしは世に打ち勝ったのだから。
あなたの問題、痛み、刻々と変化するこの世界で目まぐるしく起こっている出来事、わたしはこのすべての上にいる。わたしの顔を見るとき、あなたは状況を超越し、天の領域でわたしとともに休む。これが平安の道であり、わたしの臨在の光の中で生きるということだ。
この人生には必ず問題がある。しかし、その問題に目を奪われてはならない。自分が周りの状況という海に沈んでいると感じたら、「イエス様、助けてください!」と言いなさい。そうすれば、わたしはあなたを近くに引き寄せてあげよう。毎日何千回もそう言わなければならないとしても、落胆してはいけない。わたしはあなたの弱さを知っており、まさにその場所であなたと出会うのだから。
心配することを拒みなさい! この世界では常に何かしら、心配するようあなたを誘惑するものがある。それが、堕落し、壊れた地球の本質なのだ。物事はあるべき姿ではない。だから、心配するようにとの誘惑は常にあなたのそばにいて、心に入り込もうとしている。
最大の防御は、感謝でもって豊かに味付けされたわたしとの継続的なコミュニケーションだ。わたしの臨在を意識することで、あなたの心は光と平安で満たされ、恐れが入り込む余地はなくなる。この認識は、あなたを周りの状況から引き上げるので、あなたはわたしの視点から問題を見ることができるようになる。わたしのそばで生きなさい。[2]
主の神殿に入る
「[神はわたしたちを]キリスト・イエスにあって、共によみがえらせ、共に天上で座につかせて下さったのである。」—エペソ 2:6
すべてのことに緊張して心配になるときには、わたしのところに来て、心配と不安のすべてをわたしに委ねなさい。すべてが嵐のように荒れ狂い、曇っているように感じて、もう一歩踏み出せるかどうかわからないほど心が重くなるときこそ、わたしの臨在を求め、わたしの愛の心の中に逃げ込みなさい。休息と、進み続けるために必要な平安とを与えてあげよう。
わたしのところに来なければ、人生の重圧に耐える強さも体力もないだろう。わたしの天国の空気を深く吸いなさい。息を吸ってリラックスしなさい。わたしの美しさを堪能し、わたしの神殿で瞑想しなさい。[3]
平和の君
「静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる。」—詩篇 46:10
かつて、わたしが弟子たちとガリラヤの海を渡っていると、嵐が起きて、乗っていた小舟が沈みそうになった。弟子たちは怯えたが、わたしは嵐が止むように命じた。「静まれ、黙れ!」 すると風と波はわたしに従った。[4] いつの日かわたしは、「もうたくさんだ!」と言って、戦争や災難、病気、自然災害の嵐を止めるだろう。
今日の世界の問題は、人間が自分自身の問題を解決できないことを証明している。救い主なくして世界は存続できない。真の永続的な平安(平和)は、平和の君であるわたしなしにはありえない。いつの日か、水が海を覆うように、わが平和と義が地上を覆うだろう。[5]
それまでは、あなたの悩みの時に平和の君であるわたしに立ち返ることで、あなたは心にわたしの真の永遠の平安を得ることができる。それは、人生でどんな嵐に直面しても、何事にも耐えうる平安だ。わたしはいつもあなたのためにそこにいる。
2020年10月アンカーに掲載 朗読:ジョン・マーク 音楽:マイケル・ドーリー
1 ヘブル 13:5.
2 Sarah Young, Jesus Calling (Thomas Nelson, 2010).
3 詩篇 27:4.
4 マルコ 4:36–39.
5 ハバクク 2:14, 3:3.