大切なことのために時間を作る
Making Time for the Things That Matter
April 24, 2025
イエスからの言葉
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毎日が感謝すべきことで満ちている。明らかなものもあれば、そうでないものもある。目を見張るようなものもあれば、日常的な出来事、さらには問題のような見かけのものさえある。それでも、あなたの身に起こるすべてのことは、賛美と感謝をもって受け止められるべきものなのだ。使徒パウロが書いたように、「すべての事について、感謝しなさい。これが … 神があなたがたに求めておられることである。」(1テサロニケ5:18)
あなたはあらゆる状況で感謝することができる。なぜなら、どんな状況であろうと、わたしがすべてのことを働かせてあなたの益にすることを、確実に知っているからだ。(ローマ8:28) たとえ見通しが暗くても、わたしがあなたと共にいると信頼できる。そして、わたしはあなたを愛しており、わたしの良い目的に応じてあなたを召しているので、あなたの身に起こるすべてのことは、あなたの人生でわたしが始めた良いわざ(働き)を完成させるわが計画に、何らかの形で収まるのだと確信できる。(ピリピ1:6)
あなたの人生におけるわがわざを認め、あなたが直面するあらゆることにわたしの臨在を認める時間を持ちなさい。わたしがあなたの人生におけるわが計画を必ず成し遂げ、わが手のわざを決して捨てないと信頼しなさい。(詩篇138:8) あらゆる状況で感謝することを選ぶなら、あなたの仕事への前向きな取り組み方、他者との関わり方、状況や出来事への反応の仕方を助けるものになる。それはあなたの態度、決断、行動に現れるだろう。わが喜びはあなたの力になるのだ。(ネヘミヤ8:10)
人々のために時間を作る
日常生活や仕事、その他の責任に関わる心配事やストレスに対処していると、目の前の状況に囚われてしまいがちだ。それらをこなすだけで精一杯で、他の人のことを気にかけるような時間はないと思えるだろう。だが、わたしの弟子としてあなたはわが愛を他の人々と分かち合い、わが光を世に輝かせるよう召され、選ばれている。(マタイ5:16)
わたしが地上にいた時、公の活動をし、自分の任務を果たすのに3年半しかなかった。時には、わたしが時間を費やす相手について、「時間をかける価値はない」と弟子たちや人々が思うようなこともあった。わたしは井戸のそばにいたサマリヤの女性(ヨハネ4:1–42)や、ローマ人の百卒長と話をした。(マタイ8:5–13) 木の上に嫌われ者の取税人ザアカイがいることに気づき、彼の家でその晩一緒に過ごしてもいいか尋ねた。(ルカ19:1–10)
子どもたちをわたしのところに来させたり、何千もの人を個人的に励ましたりもした。その数え切れないほどの会話は福音書に載せられることもなかったが、それぞれの会話が、誰かの人生に大きな影響を及ぼした。あなたもまた1日を通して、周りにいる人に愛や親切、理解を示すよう召されている。
あなたがわが愛と思いやりを与えることで、自分自身を与えることは犠牲ではないと気付くだろう。あなたが受け取ったものを与えるとき、わたしはあふれ出るまでに量をよくして、わが祝福を注ぎ入れると約束した。(ルカ6:38)
人生を最大限に生きる
人生をただ過ぎゆくままにして、生きる意味や目的を求めずに何とも思わない人がとても多い。すべきことをどうにかこなし、人に先んじることに忙しくし、合間の時間には娯楽を詰め込むものの、立ち止まって人生の意味や永遠の真理について深く考えることはほぼない。
真理を知って、自由になり、人生から最大限のものを得る秘訣は、わたしに近く生き、常にわたしの教えに忠実であることだ。(ヨハネ8:31) わたしの臨在を求め、日々の生活や活動にわたしを含め、わたしの言葉に導きを求めなさい。(詩篇119:105) あなたの人生をわたしに委ねることで、人生は意味や目的で満たされる。あなたはわが喜びと充実感を見出すだけでなく、わが愛を反映し、人々を自由にするわが真理を分かち合うことによって周りの人たちの人生も明るくするだろう。(ヨハネ8:32)
まず、一日の始まりに祈りとわたしとの時間を割く習慣をつけなさい。(箴言8:17) その日をわたしに委ね、仕事や雑用をする時、また家族や友人とくつろぐ時も、わたしがあなたの一日を通して働くことを信じなさい。わたしを頼りにすることで、人生はより豊かで、より意味深いものになると気づくことだろう。
良い時も悪い時も
人生にはサイクルがある。すべてがうまくいっているように思える時もあれば、物事がうまくいかない、あるいは願いや希望に反しているように思える時もある。サイクルのそれぞれの段階を通して、わたしに近づくことを学んでほしいのだ。
新しい障害や問題に直面したとき、落胆したり、乗り越えられないのではと心配したりしてはいけない。問題は、わたしに呼び求め、その挑戦に立ち向かう際に信仰を使う触媒となり得る。
新しい試練に直面するたびに、あなたは挑戦を受け入れ、わたしに助けを求め、その過程で再び克服し、成長しなければならない。だから、人生の低迷期を敗北と見なすのではなく、わたしがあなたの人生に働きかけ、前進させる機会と考えなさい。このようなサイクルを経験するのはしばしば辛いことだとわたしも知っているが、これらの時期は信仰において前進し、成長し続けるために必要であるとわたしを信頼しなさい。
正しい判断を下す
人生を通して、あなたは大小さまざまな判断を迫られることになる。それがあなたの決断や人との関わり方、時間の使い方に影響を与える。ほぼ毎日、何らかの状況やアプローチ、文化的なトレンドについて判断を下さなければならず、あなたの意見や決断は、あなた自身や他の人々に影響を与える可能性がある。
わたしはかつて、批判する者たちに、「うわべで人をさばかないで、正しいさばきをするがよい」と言った。(ヨハネ7:24) 正しいさばきとは何だろうか。それは公平かつ正直に判断すること、またその状況に合ったルールを適用することだ。そして、時には「事実」を見越して、その背後にある関係者の心の内や真の意図を見ることだ。
判断を下す前に、偏見なく、物事のあらゆるサイドを考慮することも大切だ。しっかり事情が分かっていれば、正しい判断を下せる可能性も高まる。さらに当然ながら、小さな事のように思える場合でも、判断を下す前に、わたしと話し合うのは常に賢明なことである。わたしこそ、時の終わりにこの世界をさばく者である。だから、賢い判断と決断を下すためにわが知恵を求め、わが言葉を学習しなさい。
わが思いを求める
ある状況で理にかなっていると思えることでも、わたしはそのように見ていないかもしれない。なぜなら、「わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっている」からである。「天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、あなたがたの思いよりも高い。」(イザヤ55:8-9)
それゆえ、すべての道でわたしに委ね、わたしの洞察や解決策を求めることは大切だ。そして心を尽くしてわたしに信頼することだ。(箴言3:5–7) わが言葉の中にある答えに導くこともあれば、正しい結論に至るまで、あなたの思考を導くこともある。誰か他の人の助言を通して答えを与えることだってある。わたしはあなたを導けるだけでなく、わたしに近く歩むことから得られる心の平安と幸福感も与えることができるのだ。(イザヤ26:3)
だから、あなたの重荷や心配事をすべて持ってわたしのところに来なさい。心と思いを開いて、わたしのもとに来るのだ。そして、あなたが人生で直面するあらゆる状況で、わたしがあなたを支え、導くと信頼しなさい。(詩篇55:22)
意味ある人生
あなたには、他の人々の人生に良い影響を与えるような、意味のある人生を送ってほしい。わたしが来たのは、信じる者すべてが命を得、しかも豊かに得ることができるようにするためである。(ヨハネ10:10) あなたには、わが道と意志に従って歩む選択をする最終的な責任がある。それは、あなたの道をわたしに委ね、あなたの道を導くようわたしに求めることから始まる。
決断を下すプロセスは、時に困難を伴うことがある。わが意志を見つけるためには待つこと、そして忍耐が必要かもしれない。状況は変わる。人も変わる。あなた自身も変わるだろう。しかし、どんな状況に直面しても、わたしが共にいて、あなたの信仰の創始者また完成者として、あなたの人生に働きかけていると信頼できる。(ヘブル12:2)
わたしがあなたを造った。あなたの人生の始まりから共にいたし、終わりまで共にいる。あなたが心を尽くしてわたしを求めるなら、わたしと、あなたの人生におけるわが導きとを見出すだろう。(エレミヤ29:13)
2025年4月アンカーに掲載 朗読:ルーベン・ルチェフスキー 音楽:マイケル・ドーリー