永遠に続く愛
Love That Endures
October 9, 2023
イエスからの言葉
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わたしは、新しいいましめをあなたがたに与える、互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。互に愛し合うならば、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての者が認めるであろう。—ヨハネ13:34–35
愛は、信仰や希望より大いなるものだ(1コリント13:13)。しかし、この愛はどのように定義されるのだろうか。人はよく、愛を感情的な気持ちと結びつける。だが、それらは一時的で、海の波のように押し寄せては引いていく。わが愛はそれよりもはるかに深く、安定し、強く確かなものだ。愛はわたしの本質そのものだからだ。わたしこそ愛なのだ(1ヨハネ4:8)。
愛の感情的な高まりは、わが愛の現れであり証拠である。それは、わが愛の深さを理解する助けとなる。しかし、感情だけに基づく愛は、海の波のように変わりやすい。感情は、常に安定しているわけではなく、同じ状態を保つわけでもないからだ。感情的な愛の「高まり」を経験する者は、時間が経つにつれて、持続する愛には犠牲や献身、他者のために命を捧げることが必要だと気づく。そして、愛が単なる感情ではなく、コミットメントであることを理解する。
「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない」(ヨハネ15:13)。わが愛は決して衰えず、永遠に続く。わが愛は強く確かなもので、あなたが地上で経験する試練や感情の浮き沈みにも耐える。相手の弱さや欠点、風変わりな点を受け入れ、考え方の違いがあっても愛するには、わが愛が必要だ。
わたしの子ら一人一人が、わが愛の霊で満たされている。わが愛で人を愛する時、わが喜びと充実感を味わうことになる。わたしはあなたに関することすべてを良く行う。あなたがわたしに目を向け、わが言葉にしっかり根付くなら、わたしはあなたを通して働き、あなたが与える愛が実を結ぶようにしよう。
愛の実
愛する者たちよ。神がこのようにわたしたちを愛して下さったのであるから、わたしたちも互に愛し合うべきである。神を見た者は、まだひとりもいない。もしわたしたちが互に愛し合うなら、神はわたしたちのうちにいまし、神の愛がわたしたちのうちに全うされるのである。—1ヨハネ4:11–12
わが愛とメッセージで誰かに手を差し伸べるようわたしが示すときには、わが霊があなたを力づけ、わが愛で相手を愛せるようにする。わが愛は決して敗れない。そして、わたしは約束を必ず果たす。だが、あなたも、愛を行動に移すという役割を果たさなければならない。たとえ愛の感情をはっきりと感じられなくても、信仰によってわが愛を他の人に示す行動を取ることはできる。
真の愛は、単なる感情によってではなく、持続する結果によって判断されるべきだ。感情は現れては消える。状況や個人、あるいはわたしがその人の人生にどう関わっているかによって、感情が伴ったり、伴わなかったりする。感情は惑わされやすく、愛を測る正確な基準とは限らない。
真の愛はどのように現れるのだろうか。愛とは信じ合い、助け合い、信頼し、分かち合い、許し合い、理解し合い、高め合い、励まし合うこと。愛とは耳を傾けること、与え、思いやること。愛は犠牲的であり、痛みを伴っても与え続ける。余分な努力を惜しまないことだ。
愛は温かく親切だ。思いやりがあり、相手の重荷や悩みに共感する。愛は決してあきらめず、信仰を失わない。常に希望を持ち、どんな状況でも耐え忍ぶ(1コリント13:7)。愛は愛しにくい人や敵さえも愛する。
愛には多くの側面がある。わたしがあなたの心に注いだ愛は永遠のものであり、人間のすべての富よりも高く評価されるべきものだ。あなたの心の中にあるわが愛は、人生の大きな試練や嵐に耐える不変の愛だ。あなたへの愛は、高価な真珠のようなものなのだ。
あなたのわたしへの愛は、吹き飛ばそうとする逆境の風や嵐に耐えてきた。わたしはあなたの心を知り、あなたの祈りを聞く。そして、あなたへの無限の愛の内に、困難な時期を耐え忍び、愛し続ける力を与える。たとえすぐに愛の実を見なくても、わが言葉と霊の基盤にしっかり固定されているよう助ける。
わたしはあなたに最もかけがえのない贈り物である、真実で永遠の愛を授けた。わが愛は育むべき愛であり、世話されるべき愛だ。注意深くこの愛を育てなさい。怠慢やこの世の思い煩いが原因でわたしから遠ざかり、その愛を衰えさせたり、死なせたりしてはならない。大水も、わたしがあなたの心に注いだこの愛を消すことはできない。川もこの愛を溺れさせることはできない。なぜなら、それはわが愛だからだ。(雅歌8:7)
あなたの心にあるこの大いなる愛は決して取り去られることはない。誰もこのような愛を消すことはできないからだ。わが愛はあなたの人生の中で成長し、花開く。そして、あなたがわが大いなる愛を他の人々に注ぎ出すとき、わたしはさらに多くの愛をあなたに注ぎ入れよう。
愛の源
あなたがたが愛に根ざし愛を基として生活することにより、すべての聖徒と共に、その[キリストの愛の]広さ、長さ、高さ、深さを理解することができるように、と祈る。—エペソ3:17–18
わたしという真の中心の中で生きることを学びなさい。わたしはあなたの最も深い奥底に宿り、あなたの霊と永遠に結ばれている。その奥底では、わが平安が絶えず支配している。あなたは周囲の世界や状況、人間関係の中に、永続する平安を見出すことはできない。外の世界は常に変動しており、死と腐敗の呪いのもとにある。しかし、あなたの中には平安の金鉱があり、掘り起こされるのを待っている。わたしの臨在がとどまるという豊かな恵みに深く浸る時間を取りなさい。わたしはあなたがますます真の中心に生きることを望んでいる。そこでは、わが愛が永遠にあなたを捕えている。わたしはあなたの内に宿るキリスト、栄光の希望である。
宇宙には、わが愛ほど強力な力はない。あなたは常に限界を意識している。自分自身と他人の限界だ。しかし、わが愛には限界がない。それは空間や時間、そして永遠を満たす。今は鏡に映して見るようにおぼろげに見ているが、いずれ、顔と顔とを合わせてわたしを見るときが来る。そのとき、あなたへの愛がどれほど広く、長く、高く、深いかを、余すことなく経験するようになる。
もし今、それを経験したなら、あなたは押しつぶされそうなほど圧倒されて感じることだろう。しかし、あなたにはこれから先、永遠が保証されており、そのときには限りなくわが臨在を楽しむことができる。今のところは、愛に満ちたわたしの臨在を知っていることで、十分、毎日乗り越えられるだろう。[1]
初版は1998年4月 2023年10月に改訂・再版 朗読:ジョン・マーク 音楽:マイケル・ドーリー
1 Sarah Young, Jesus Calling (Thomas Nelson, 2010).