愛を働かせる
Love at Work
March 17, 2025
イエスからの言葉
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与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。人々はおし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに量をよくして、あなたがたのふところに入れてくれるであろう。あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろうから。—ルカ6:38
誰かとその人の必要を自分よりも優先することから生まれる、特別な喜びと満足感がある。親切な行動や行為は、受ける側の人のためになるだけでなく、あなた自身のためにもなる。思いやりのある寛大な行動から生まれる喜びは、深い充実感と目的意識を生み出す。誰かのために親切で愛情深いことをするたびに、あなたも祝福されるのだ。
この世の理念は、まず自分のことに気を配り、自分中心に考え、他人よりも自分を優先する重要性を奨励している。しかし、わたしのやり方は見返りを期待することなく人に与えることだ。そうすることで、あなたはわが愛の光をあなたの周りの世界に、人々の人生に、そしてあなた自身の人生に輝かせ、人々に希望をもたらす。
誰かの一日や一週間を少しでも明るく、希望に満ちたものにし、ストレスや重荷の少ないものとする方法を探しなさい。あなたの周りの人々に目を留め、感謝し、励ましと希望を与える時間を取りなさい。わが愛と優しさを人々と分かち合うことで、後悔することは決してない。
愛という、より大いなる賜物
このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。—1コリント13:13
他者への愛はわが神聖な性質の一部であり、わが霊があなたに宿るとき、あなたの人生に愛が育ち始める。その愛はあなたの人生におけるわが霊の臨在の実ではあるものの、あなたにはそれを育て、日常生活の中で行動に移す責任がある。あなたは一度に一つずつそれを行う。希望と愛を伝えるわが代理人となる機会を意図的に探しながら、一日を通して愛に満ちた親切な行いを一つ、また一つと続けるのだ。
わが愛を示す方法はたくさんある。親切、思いやり、心配り、理解、励ましの言葉、賞賛や感謝の言葉、話す時間をとること、耳を傾ける時間をとること、共感すること、負担を軽くしてあげること、そして最も期待されていないときや最もそれに値しそうにないときでも自分を捧げることなどを通して。
あなたが他の人のことを思いやり、その思いを愛の行動に移すたびに、あなたはわが栄光を示し、わたしに似た者へと変えられていく。(2コリント3:18) あなたがわが愛を人々に与える時、わたしはあなたに愛を注いで、あなたがさらに愛を分かち合えるようにする。ただで受けたのだから、ただで与えるがよい。(マタイ10:8)
あなたに対するわたしの愛
あなたがたが愛に根ざし愛を基として生活することにより、すべての聖徒と共に、その広さ、長さ、高さ、深さを理解することができ、また人知をはるかに越えたキリストの愛を知って、神に満ちているもののすべてをもって、あなたがたが満たされるように、と祈る。—エペソ3:17–19
信仰が成長するにつれ、あなたはわたしの愛を深く理解し、わたしの愛の高さ、広さ、深さを実感するようになる。これは大きな平安と喜びを与える。あなたは、他の人と比べて自分はどうなのかと気を病むことに時間やエネルギーを浪費することはしない。わたしが一人ひとりをありのままに愛していると知っており、そのことに満足しているからだ。わたしが一人ひとりのために死に、一人ひとりをあがなったので、あなたはわたしにとって特別な存在だ。
あなたへのわたしの愛は、個人的なものだ。自分が、わたしにとって大勢の中の一人に過ぎないなどと考えてはいけない。わたしはあなたの心の奥底の願いや恐れや不安を知っている。あなたの欠点も知っている。それでも変わらずあなたのことを愛している。わたしは愛であり、憐れみ、優しさ、ゆるし、同情である。あなたが四苦八苦しているとき、あなたが試みられ、疲れ、弱まっているとき、わたしはあなたと共にいる。あなたが勝利を得る時、わたしはあなたと共に喜ぶ。
わたしはあなたを愛し、あなたのことを気にかけている。そして、いつもあなたと共にいる。あなたをわたしの霊で覆い、わたしの愛であふれんばかりに満たしてあげよう。
わが喜びをもって生きる
どうか、望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とを、あなたがたに満たし、聖霊の力によって、あなたがたを、望みにあふれさせて下さるように。—ローマ15:13
わが喜びは、つかの間の物質的な幸せや一時的な快楽をはるかに超えている。わが霊があなたの人生に実らせる喜び(ガラテヤ5:22)は、ひどく孤独な夜でも、最も暗闇の深いときでも、常にあなたのためにすぐそこにあるからだ。わが喜びは悲しい時や試練の時の力となる。(ネヘミヤ8:10)
状況や環境次第の幸せ、また見えるものや感じるもの、経験するものからくる幸せは、はかない。だが、わが喜びは、わたしが救い主であって、あなたを愛し、見守っていること、また、あなたが天国で永遠にわたしと共にいるようになることを知ることによって得られるものであり、それらの事実は決して変わることがない。
わが喜びは、太陽のように常にそこにある。暗闇があなたの魂に覆いかぶさり、わが喜びを見失ったとしても、そういうときこそ、夜明けが必ずふたたび訪れると信じなさい。
新しい始まり
このように、あなたがたはキリストと共によみがえらされたのだから、上にあるものを求めなさい。… あなたがたは上にあるものを思うべきであって、地上のものに心を引かれてはならない。あなたがたはすでに死んだものであって、あなたがたのいのちは、キリストと共に神のうちに隠されているのである。—コロサイ3:1–3
人生は日々の小さな決断で成り立っている。過去の決断からの影響はあるが、これからの一日は新しいスタートにできる。今まで何があったとしても、今日、正しい選択をするチャンスがある。あなたには、わが愛の内を歩むチャンスがあるのだ。
過去の過ちや間違った決断の痛みを思い返して、時間を無駄にしてはならない。それは、今日できる善を行う意欲を奪うだけだ。過去を変えることはできないが、わが計画を求め、わが言葉に従って歩み、わが愛と希望を他の人々と分かち合うために、今を最大限に生かすことはできる。
過去の過ちから学んだら、今日はそれを後にして前進しなさい。あなたを不当に扱った人を赦し、あなたが不当に扱った人に赦しを請いなさい。今日、新しい目標を定めなさい。今日、本当に大切なことに時間を使いなさい。今日、家族を愛しなさい。誰かの良き友人、隣人、同僚になりなさい。
あなたが毎日の決断と行動の中心にわたしを置くなら、あなたの人生は永遠に続く実を結ぶだろう。そして、それは今日から始まるのだ。
2025年3月アンカーに掲載 朗読:ジョン・マーク 音楽:マイケル・フォガティ