大いなる事
Great Things
December 16, 2019
イエスからの言葉
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「主はわれらのために大いなる事をなされたので、われらは喜んだ。」—詩篇126:3
わたしはあなたのために大いなる素晴らしいことをしてきたのだから、あなたを喜びで満たさせてほしい。十分に時間をかけて、わたしがあなたのためにしたあらゆることについてじっくり考えてほしい。そしてその素晴らしいわざを思い出しつつ、わたしの恵みと素晴らしさに歓喜してほしいのだ。わたしの親密な臨在の内に休息しなさい。わたしの永遠の腕の中でくつろぐといい。わたしはあなたを喜びで満たしたいと切に願っているが、あなたはその過程において、わたしに協力しなければならない。
クリスマスの日に、全部のプレゼントの包みを急いでびりびりと破って開け、「これで全部なの?」と言う、甘やかされた子どものようになってはいけない。毎日がわたしからの貴重な贈り物だ! 今日という境界の中でわたしを捜し求めなさい。そうすれば、きっと見つかるだろう。
わたしは楽しいことだけでなく、望ましくない状況にあっても、そこにいる。わたしの喜びはあらゆる状況において十分にあり、わたしはあなたの必要に応じてそれを調整する。物事が順調に進んでいる時、わたしの喜びによってあなたの喜びもさらに強まる。そして困難なことに遭遇する時には、助けを求めてわたしにしがみつくことから生じる、深く大胆な喜びを与えよう。わたしの喜びを受け取るには、時間だけでなく勇気も必要だ。[1]
わたしはなぜ地上に来たのか
わたしがクリスマスの日に降りてきた時、それはお祝いを主催したり、一年で最も多くの買い物をする日を設けるためではなかった。すでに世界を思うがままにできたわたしが望んでいたものとは何だろうか? それはあなた、つまりあなたの永遠の贖いと救いであり、私がそれを達成する唯一の方法が、地上に来ることだったのだ。容易なことではなかったが、あなたの永遠の未来が危機に瀕していることを知っていたので、そうするだけの価値はあった。
わたしはあなたが生きて、人生で経験するあらゆる物事を通して学び、成長する様子を見ることを大いに好む。あなたが落ち込んでいる時にあなたのそばにいて、色々な日々の活動を共有することを非常に好むのだ。この世界をあなたにとって美しい場所にするためにわたしが創造した自然や美しいものをあなたが楽しんでいるのを見るのが大好きだ。そしてあなたがわたしのことを考えてくれる時には、そのことをとても嬉しく思う。
毎年わたしの誕生日が巡ってきて、世界がわたしを思い出し始める時、それはわたしに喜びをもたらす。そして人々が一年中わたしのことを覚えてくれている時、そのことはわたしに、さらに大きな喜びをもたらすのだ。
感謝に満ちた心という贈り物
今年のクリスマスに、わたしに何を与えることができるだろうか? 感謝の心は、わたしが常に喜んで受け取りたい贈り物の1つだ。大小を問わず、あなたがわたしの祝福に感謝する時、わたしは嬉しくなる。あなたを嬉しい気分にしてくれるものについて具体的に思い浮かべ、それらをわたしに感謝してほしい。そしてあなたを幸せにし、愛されていると感じさせてくれる何かが起こったとき、それをわたしに感謝するといい。
困難な状況や嬉しくない状況にもかかわらず、わたしに感謝するものを見つける時、それはことさらに素晴らしいものになる。すべてが順調に進んでいる時に感謝するのは簡単だが、逆境の中でも感謝し続けることができる時、わたしがあなたのために物事を解決するという、さらに大きな愛と信頼を持っていることがわかる。それは特別なことであり、わたしはその見返りとして、あなたに特別な贈り物を与える。
だから、幸せな時も悲しい時も、笑っている時も涙を流している時も、健康な時も病気の時も、成功した時にも失敗した時にも、豊かな時にも乏しい時にも、わたしに感謝しなさい。すべてがわたしの手の内にあること、そして、あなたがどんなことに直面しても、わたしの臨在があなたと共にあり、万事を共に働かせてあなたの益とするということを知っているのだから、わたしに感謝しなさい。
生まれたての愛
生まれたての赤ん坊を、腕に抱きかかえたことがあるだろうか? そのすべすべした頬に触れたことは? その弱々しい鳴き声に耳を傾けたことは? 自分の赤ん坊を腕に抱き、あやしながら寝かしつけたことがあるだろうか?
いったんその腕に小さな子を取り上げて、愛を込めて注意深く抱きかかえ、その目をのぞき込み、その小さな子が自分にとってこの上なく大切な存在であると気づいたなら、その時あなたはわたしがあなたに抱いている愛を、ある程度理解できるようになる。
わたしはあなたの顔を覗き込み、永遠の愛であなたを愛する。わたしはあなたに、わたしの王国の一員になってほしい。あなたを世話し、あなたが人生で経験するあらゆる物事を、そばにいて共に経験したいと望んでいる。どんな困難な状況や問題や試練に面しようと、あなたを防ぎ守ろう。愛や恵みを注ぎ、祝福であなたの人生を満たすことは、わたしにとって大いなる喜びなのだ。
次に赤ん坊を腕に抱いて、その柔らかく暖かい息を頬に感じる時には、わたしのあなたへの愛のことを思い出してほしい。
クリスマスに思う
クリスマスは神の「人への恵み」を祝う時だが、わたしはそれが、人が「人への恵み」を施す時期でもあってほしいと願う。しばし立ち止まって、他の誰かのために何をしてほしいのかをわたしに尋ねてほしい。自分の持っている恵みを分かち合うことによって、父なる神の恵みを覚えていてほしいのだ。
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わたしが生まれた夜に賛美を歌った天使たちは、今日も賛美を歌っている。彼らの声は生活の騒音や慌ただしさにかき消されてしまうこともあるが、時間を割いて注意深く耳を傾けるなら、それが聞こえるだろう。彼らと共に歌い、父なる神を賛美しなさい。
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今年のクリスマスを、他の人々の心や人生にとって重要な意味を持つものにしなさい。それは特別な時期というだけではなく、特別な機会なのだから!
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わたしは赤ん坊としてこの世に生まれ、子どもとなり、十代の若者となり、そして大人になった。それはすべての人の気持ちが理解できるように、またあなたがたがわたしを理解できるようにだ。
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わたしのような「すべてを持っている者」に、クリスマスに何を与えればよいのかわからないなら、人々にわたしを与えなさい。彼らに聖書を、あるいは聖句を、またゆるしや憐みといった、彼らに神の愛を思い起こさせるあらゆるものを与えてほしい。
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クリスマスの陽気な雰囲気を楽しむだけではなく、むしろ自分の数多くの祝福を数えながら、その言葉に尽くせぬ喜びや、あふれんばかりの栄光を楽しみなさい。
2019年12月にアンカーに掲載 朗読:ジョン・ローレンス 音楽:『Christmas Moments』アルバムより、許可を得て使用
1 Sarah Young, Jesus Today (Thomas Nelson, 2012).