堅固な礎
A Firm Foundation
February 4, 2019
イエスからの言葉
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「なぜなら、すでにすえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない。そして、この土台はイエス・キリストである。」—1 コリント 3:11
わたしはあなたの人生の土台であり、焦点だ。堅固な礎であり、揺るがされることがない。救い主としてのわたしを知らなかった頃、あなたには人生を築くための基盤が何もなかった。何か意義あるものを造ろうとするたびに、それらはやがて、トランプカードの家のように崩れ落ちてしまった。わたしがいなければ、結局はすべてが「空の空」なのだ![1]
わたしがあなたの救い主となって以来、あなたはわたしの臨在という岩を土台としてきた。あなたがこれまで手がけた仕事の中には、成功したものもあればそうでないものもあるが、あなたにはどんな時にも、わたしが与えた土台という堅固な足場がある。
安定した人生を送るための鍵とは、「常にわたしをあなたの前に置く」ことだ。わたしをあなたの焦点とするなら、人生の小道を着実に歩むことができる。途中には数多くの気を逸らさせるものがあり、それらはこぞってあなたの関心を引こうとするが、わたしは絶えずあなたの前を行く案内人だ。だから前方のわたしに目を留め続け、あなたを一歩一歩天国へといざない続けるわたしの姿を見ていなさい。
わたしにあって休息する場所を糧として生きることを学びなさい。平和の君であるわたしがあなたと共におり、あなたの只中にいるのだから、あなたはこの、わたしと交わる安らかな場所を糧として生きることを選ぶといい。そうすれば、ストレスに満ちた状況の真っ只中でも、穏やかでいられるだろう。わたしたち二人で、一緒に問題に取り組むことができるのだから、慌てふためく必要もない。しかしながら、あなたは状況が困難であればあるほど、多忙モードにギアチェンジして、平安に満ちたわたしの臨在を忘れてしまいそうになる。
わたしと過ごす平安な場所からさまよい出ていると気づいたら、すぐにわたしのところに戻ってきなさい。わたしの名を呼ぶといい。それによって再びわたしとつながり、安心するからだ。…わたしのもとに、わたしたちの休息の場所に、より頻繁に戻って来れば来るほど、あなたの人生はさらにもっと、安らぎや喜びで満たされるだろう。[2]
第一に求める
「神よ、しかが谷川を慕いあえぐように、わが魂もあなたを慕いあえぐ。わが魂はかわいているように神を慕い、いける神を慕う。いつ、わたしは行って神のみ顔を見ることができるだろうか。」—詩篇 42:1–2
わが子よ、静かに横たわりなさい。他の物事や活動や、仕事や騒動のことはしばらく忘れて、静まるために時間を割き、清くなるために、完全にわたしのものとなるために、時間を割きなさい。
しばし静まって、わたしと交わる時間を、必ず設けるようにしなさい。静まってわたしの言葉を読み、瞑想し、吸収する静かな時間を通して、わたしにあなたと交わらせ、語らせてほしい。わたしのもとに来る時間を、毎日設けなさい。わたしは、それが見過ごされたり、忘れられたり、あるいは、あなたが常に手がけている無数のこまごまとした物事や仕事のプレッシャーによって、締め出されてしまうことはないと確信していたいのだ。
他のどんなものよりも優先して、わたしの愛を選びなさい。一日中わたしを思いの内に留め、わたしと語り合い、あなたの人生や心や思いに起こっていることを、逐一知らせるよう努めてほしい。
わたし以外のどんな土台の上にも、長続きするものを何一つ築けないことを覚えていなさい。わたしはあなたの心に、わたしの愛と真理によってしか満たされない真空を造った。それらなしに、あなたは消耗し、枯渇してしまう。あなたの心と魂は、わたしを慕いあえぐよう造られているからだ。あなたの霊はわたしを求めて叫ぶ。その空洞や真空を満たし、渇きをいやすために時間を設けなさい。わたしは大いなる満足を与えることができる。
絆
「疲れ果て、消耗しているのか? 燃え尽きてしまったのか…? わたしのところに来なさい。わたしと連れだってそこを離れるなら、生気を取り戻すことができる。本当に休息を取りたいなら、どうすればいいか教えてあげよう。わたしと共に歩み、共に働きなさい。わたしのやり方をよく見ているといい。恵みがもたらす自然なリズムを学ぶのだ。わたしはあなたに、重いものやあなたに合わないものを背負わせたりはしない。わたしと共に過ごすなら、あなたは自由で軽やかに生きることを学ぶだろう。」—マタイ 11:28-30 [3]
常にわたしとつながっているための秘訣を教えてあげよう。どんな瞬間にも、どんな時にも、何らかの出来事や、耳に挟んだ言葉や、挫折や失ったもののせいで、幾分調子が悪いとか、勇気がしぼんでしまったとか、気分が落ち込んでいるとか、幸せや喜びが減ったと感じる時には、愛する子よ、しばし立ち止まって、わたしのことだけを考えなさい。
小羊であるあなたを愛し気遣う、良い羊飼いであるわたしの姿を思い浮かべ、それに思いを集中させるといい。心の目でわたしを見て、それから仕事モードを抜け出すのだ。ビジネスのギアから抜け出して、達成事項や忙しさや仕事から離れなさい。
わたしの霊はあなたを慰め、一瞬ごとに、ことあるごとに、危機に面するたびに、わたしの平安を与え、満足さえも与える。あなたが立ち止まって、わたしとわたしの王国を追い求めるならば。長く時間が取れないこともあるだろうが、ここそこの短い時間であっても、わたしにつながるといい。そんな風に一日中ずっと、わたしをあなたの思考や目的の一番目に置くよう努めるのだ。
あなたはこのようにして、わたしを心と思いと人生の中で第一に置くことができる。何をしている時でも、心と思いの中で常にわたしの存在を意識し続けることによって。それによってあなたの働きは損なわれることなく、むしろ向上するだろう。数分間を割いてわたしのもとにやって来る時、あなたはわたしのオーラと知恵と霊を携えてそこから出てくるだろう。そしてそれは仕事においても数々の決断を下す際にも、あなたの役に立ってくれることだろう。
わたしのもとに来て、わたしの愛の内に休息しなさい。
新たにされなさい
「むしろ、他の何よりも、神の国と神があなたに求めておられることを気にかけなさい。そうすれば神は、そうした他のものもすべて与えて下さるであろう。」—マタイ 6:33 [4]
わたしに重荷を預ける時間を設けなさい。そして、一切の思い煩いや自分のやり方をわたしに委ねることによって、わたしの霊の内に働くことを学びなさい。わたしに思いを委ねるなら、逆境に面しても弱り果てることのないよう、あなたの心を強めてあげよう。あなたの心はわたしの言葉を聞き、受け取るだろう。それは宇宙を創造したのと同じ言葉だ。あなたの思いとやり方をわたしに委ね、あなたがたの信仰の導き手であり、完成者であるわたしに目を留めなさい。
すべて重荷を負って苦労している人々よ、わたしのもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう。わたしにあって休息し、思い煩いをわたしに委ねるために時間を割くなら、あなたは心が落ち着き、強められ、その信仰は新たにされ、その霊も励まされる。わたしの内に休息して過ごす時間は、わたしの前で過ごす時間であり、わたしの愛と強さを受け取る時間だ。あなたは新たにされ、元気を取り戻して、直面する困難に対処することができる。これらの困難や試練に遭遇する時、あなたには新たな力と活力があるだろう。
神の国を第一に求めるなら、あなたに必要な強さや知恵や信仰といった、これら他のすべては添えて与えられる。わたしを第一に求めるために時間を割く時、わたしはそれに答え、あなたを導き、あなたに語りかけ、人生の困難に立ち向かうことができるよう、あなたの知らない新たな力を与えるだろう。
力や知恵や信仰を蓄えておくために、わたしにあって休息する時間を取りなさい。わたしを第一に求めるなら、すべきことを行うために必要な一切のものを供給しよう。わたしの霊によって新たにされなさい。
初版は(別の表記がない限り)1997年 2019年2月に改訂・再版
朗読:ジェリー・パラディーノ 音楽:マイケル・ドーリー