プレッシャーを感じていますか?
Feeling Pressured?
October 23, 2017
ストレス解消の2つのステップ
マリア・フォンテーン
オーディオ・ダウンロード(英語) (6.4MB)
やることが沢山あって、時間が足りないように思われる時には、ついプレッシャーを感じてしまうものです。自分が十分な仕事量を、十分素早く片付けていないと感じて、さらに無理をしてしまいますが、実際はそんなことをすると、ますます効率が落ちて、多くを達成できなくなることが多いのです。
ストレスは数多くの点で、私たちの妨げになります。たとえば、そのせいで神経系に余分の負荷がかかり、知的能力が低下してしまいます。また、迅速に仕事をこなそうとあせるようになり、あるべき慎重さや祈り深さを欠いてしまい、ミスを犯し易くなります。意欲も低下させます。それに、怒りっぽくなるので、他の人と一緒に働くのが難しくなります。人生の喜びをすっかり失ってしまうことにもなりかねません! ストレスに身を委ねるなら、あらゆる面に弊害を招きます。
ストレスを感じ始めた時にそれに気づき、前向きなステップを踏んで反撃に出ることは、おそらく私たちが仕事上で築くとよい最も大切な習慣の一つです。そしてその最善の方法とは、主に助けを求めることです。
まず第一に、早目に警告サインに気付けるよう、イエスに助けを求めなければなりません。それから第二に、自分の思い煩いや懸念を主に委ねて、主が御心の時に御心の方法で、自分を通して働いて下さると信頼するのです。やることが山ほどあってとても忙しい時でも、プレッシャーを感じないでいることは可能ですが、その秘訣は思い煩いを主に委ねることです。「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」[1]
どうすればそうできるのでしょう? 聖書はこう説いています。「何事も心配してはいけません。むしろ万事について祈り、神に必要を打ち明けなさい。また、祈りの答を神に感謝することを忘れないように。そうすれば、人間の理解をはるかに超えた、素晴らしい神の平安を経験します。キリスト・イエスに信頼するなら、主の平安があなたの思いと心を静め、安らかにしてくれるでしょう。」[2]
プレッシャーは敵です! とりわけクリスチャンにとってはそうです。プレッシャーを感じている時、私たちが最初にスケジュールから削ってしまうのは、一番必要なもの、つまり主と過ごす時間だからです。
世界で最も能率的な人となっても、主との時間をおろそかにするなら、霊に支障をきたすことでしょう。幸福度や達成度、良好な人間関係や生産性といった、人生において真に重要なあらゆるものが、あなたが主とのつながりを強く保ち、主の御言葉によって霊を養い、主の御霊によって新たにされ、再び満たされ、また主を愛し、主に愛されるために時間を割いているかどうかにかかっているのです。
主のまったき平安を宿すためには、主と時間を過ごさねばなりません。主と時間を過ごすには、自分の仕事がどんなに急を要するものであっても、それらが主の御手の内や支配下にあると、信頼しなければなりません。そして主を信頼するには、主が人生のあらゆる面において助けたいと願うほど、あなたを愛しておられるという、素晴らしい真理を理解し、受け入れなければなりません。
主はあなたやあなたの幸せを気遣い、それに関わりたいと願っておられます。あなたの仕事の荷を肩代わりしたいと願っておられるのであり、あなたが委ねる分だけ、そうして下さるでしょう。主はあなたの荷を大幅に軽減して下さいます。あなたがただ、そうして下さいと求めるならば。ですから、プレッシャーを感じ始めたなら、あなたにできる最も賢明なこととは、立ち止まって主に助けを求めることです。主はあなたに、問題をご自分のもとに携えてきてほしいのであり、あなたがそう望むなら、逆立った神経をなだめ、心を落ち着かせ、すべきことを教えて下さるでしょう。
そのように祈って自分の仕事を主に委ねる時間を割くことは、世界一効果的なプレッシャー軽減法です。それはちょうど、霊の圧力弁を開けるようなものです。主とそのような時間を過ごさないなら、プレッシャーは増し加わる一方ですから。
もちろん、能率的に仕事ができるよう主に祈り求めることも大切です。主と時間を過ごすなら、主はあなたの状況を明確で単純なものにするアイデアを与えて、あなたを霊感することがおできになります。それによって、あなたはそもそも、そのようなプレッシャーを感じることがなくなるのです。
自分の状況や仕事を主に委ねる時、主はあなたに優先すべき事柄や、それを最も効果的かつ効率的に成し遂げる秘訣を教えることがおできになります。主はあなたが忘れていたか見落としていた物事や、他の方法では知り得なかったような物事に気付かせて、プレッシャーの要因である時間の浪費という問題の多くを、回避させて下さいます。また、あなたがする必要のあるどんなことにおいても、ご自分の愛が輝き出るようにして下さるでしょう。それは他のほとんどどんなものよりも効果的に、あなたの荷を軽減し、周りの人たちの人生を明るくすることができます。
イエスは言われました。「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」[3] 聖書はまた、こうも約束しています。「あなた[神]は全き平安をもってこころざしの堅固なものを守られる。彼はあなたに信頼しているからである。」[4] もっとイエスにあなたの人生や仕事をお任せして、荷を負って頂くなら、物事がより迅速に円滑に、しかも効率的に運ぶことに気づくでしょう。それによってあなたの人生は変わるかもしれません!
2001年4月に出版されたアクティベーテッド誌の記事より 2017年10月に改訂・再版
朗読:デブラ・リー