愛するわが子
A Child of My Love
April 2, 2014
イエスからの言葉
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あなたはわたしの愛する子どもだ。これまであなたが払った犠牲を見てきた。わたしのために何を捨てたかもだ。そしてわたしは、大いにそれに報いる。わが愛と塗油が、あなたの上にあふれんばかりに注がれるだろう。それは素晴らしい働きや、大いなる達成事項となって表れることはないかもしれないが、その忠実な人生、すなわち自分の与えたものが他の人々の人生に芽生えるよう、忠実に奉仕し、与え、愛し、思いやり、日々自分に対して死ぬ人生となって表れるだろう。
愛しい人よ、わたしに目を向けなさい。そうすれば、新たな力を与えてあげよう。わたしはあなたを強め、その思いを研ぎ澄まし、あなたに信仰と励ましを与える。わたしは時が良くても悪くても、わが意志を行う人々を喜び、わたしに従う人々を喜ぶ。大きな仕事も小さな仕事も、わたしの目から見れば同じだ。忠実さこそ、わたしが最も尊ぶものだ。忠実さこそが、天の栄誉殿堂に刻まれる資質であり、人が報酬を受けるのは、その忠実さゆえにだ。
「良い忠実な僕よ、よくやった。あなたは…忠実であった…。主人と一緒に喜んでくれ!」―マタイ25:23
顔と顔とを合わせて
人生の浜辺で、夕暮れ時にあなたと散歩するのが大好きだ。砂の上に足跡を残し、わが言葉の冷たく気持ちの良い水が、足に打ち寄せるのを感じつつ、心を解け合わせて、あなたと一つになる時が。月が昇ってあなたの顔を照らし、風があなたの髪を優しく揺らす時、わたしはあなたを抱きしめてその涙を拭い、あなたに、いつでもそばにいるよと告げる。
わたしはこれまで、いつもあなたのそばにいた。月が見えず、星が輝きを失い、雲がそれらを覆った時も、どしゃ降りの雨が降り、風が猛烈に吹き荒れた時もだ。わたしのもとに来て、「あなたと共に歩み続けます」と言った時、あなたは雲が消え去り、星が再び輝くのを見た。月は美しく明るい満月となった。そして激しく吹き荒れていた風は、優しいそよ風になった。
自分の召しに忠実であり続けるなら、あなたの足が滑らないように守ってあげよう。腕が疲れた時は、それらを支えてあげよう。足が疲れた時は、それらに進み続けるための力を与えよう。わたしはあなたがゴールに達するまで、ずっとあなたのそばにいる。私たちは、顔と顔とを合わせて互いを見、わたしと父が一つであるように、永遠に一つに結ばれるだろう。
「わたしたちは、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう。わたしの知るところは、今は一部分にすぎない。しかしその時には、わたしが完全に知られているように、完全に知るであろう。」―第一コリント13:12
あなたの葉はしぼむことがない
愛しい人よ、あなたは川のそばに植えられ、時が来れば実を結ぶ木のようだ。あなたの葉はしぼむことなく、あなたの手のなすことは皆栄える。わたしはこれまで、あなたを栄えさせてきた。水をやり、力づけ、祝福し、多くの良い実を結ぶようにさせた。水辺に植えられた木が水の所にとどまるように、あなたもわが陽光の内にとどまり、わが愛の温かさや、わが言葉の流れや、わたしが創造した日の光によって成長しなさい。
あなたの若き日々の全体を通じて、わたしはあなたと共にいた。ほんの小さな種だった頃から、若い苗木であるあなたを備え、育ててきた。そしてあなたがわが言葉に根をおろし、根付くようにした。地の基が据えられた時から、わたしはあなたを選んだ。そして大いなる愛と優しさをもって、あなたに必要な健康や、力や、成長を与えた。
そうしただけの価値があったではないか? あなたはわたしのための強い木に成長し、その葉を伸ばして他の人々を助け、いやし、養い、大勢の人々に励ましを与えているのだから。
「神に従う人の結ぶ実は命の木となる。知恵ある人は多くの魂をとらえる。」—箴言 11:30(新共同訳)
ただしがみつきなさい
自分の人生についてのわが計画を知りたいと願い、そこから学び成長できるよう努めなさい。荒野のような場所を通っている時には、わたしに近づこうと努めなさい。知恵と深みを備え、わが霊の塗油を受けた者となって、そこから出てくることができるようにだ。
わたしも一人きりで荒野で過ごし、試みの時を通った。自分が荒野のような場所にいると気づいても、恐れてはならない。あきらめてはならない。わたしがあなたを形作り、形成できるのは、そこなのだ。あなたをなるべき器へと形作るために数々の決断が下されるのは、そこなのだ。あなたがわたしを知り、わたしに信頼し、わたしを愛するようになるのは、そこなのだ。
あなたが絶望や落胆を味わい、自分を見つめて、「一体どうしたんだろう? なぜこんなことが?」と言う時、そして「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか?」と言いたくなる時には、そのような時にもわたしがそばにいることを知っていてほしい。
荒野のような場所に差し掛かったなら、わたしに信頼しなさい。ただしがみつくのだ。ただ自分のやり方や願望を捨て、こう言いなさい。「わたしの思いではなく、あなたの御心がなりますように」と。そうなれば、わたしはあなたを信頼して、祝福や塗油やわが霊の力を与えることができる。わたしはそれらを、来たるべき日にあなたに注ぐだろう。辛抱強く待ち、わたしが陶器師であり、あなたが器であることを知りなさい。わたしにあなたの人生という柔らかい粘土を差し出しなさい。あなたをわたしの、そしてわたしたちの選りすぐりの有用な器へと造り替えることができるようにだ。あなたがなるべき器は、わたしとあなたの両方が、共に選んだ器なのだから。
「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいて下さるであろう。」―ヤコブ4:8
ありのままのあなたを
何度もわたしを失望させたと感じ、こんなにも罪深く無力な自分が、わたしに愛される価値などないと感じているなら、わたしがあなたを、ありのままのあなたを愛していることを知ってほしい。あなたが災いの海に溺れ、圧倒されるように感じていても、わたしはあなたを愛している!
わたしの愛はたった今も、あなたに手を差し伸べている。わが愛とゆるしと憐れみはすべて、あなたのためだけにそこにある。あなたはただ、それらを受け取るだけでいいのだ。あなたをわが愛の心のそば近くに抱き寄せたいと切に望んでいる。あなたの耳にささやきたくてたまらない。
ありのままのあなたを愛している。まるで、あなた一人しかいないかのように。わたしはあなたのあらゆる欠点や失敗や過ちや失態を積み上げて、そのことであなたに腹を立てたりはしない。わたしにはX線の目があり、他の人々には見えない美点や可能性が見えるのだ。わたしにはあなたの心の奥深くを見通すことができる。あなたの尊い心が見える。そして、あなたを愛している。
1997年初版。2014年4月に改訂、再版。
朗読:サイモン・ピーターソン。音楽:ダニエル・ソッジ。