イエスからの言葉
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あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。 —1 ペテロ 2:9
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[神は]みまえにきよく傷のない者となるようにと、天地の造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び、わたしたちに、イエス・キリストによって神の子たる身分を授けるようにと、御旨のよしとするところに従い、愛のうちにあらかじめ定めて下さったのである。これは、その愛する御子によって賜わった栄光ある恵みを、わたしたちがほめたたえるためである。—エペソ 1:4–6
愛にすっぽり包まれて
もし霊の内でわたしの前に立つなら、きっとわたしの愛にすっぽり包まれ、圧倒されて、過去と現在のすべての傷や苦しみ、誤解はすっかり消えてしまうだろう。あなたへの愛はとても大きくて、悲しみや罪悪感が宿る余地など残さない。霊の内でわたしの前に立っているならば、自分が完全に受け入れられ、愛されていることだけを感じるだろう。すべてがゆるされたことを知るからだ。わたしの内に恐れはない。わたしはすべての恐れをぬぐい去る。わたしの愛には恐れがないのだ。
本当だ、この地上であなたの霊が体に宿っている間も、わたしは、あなたがここに来てわたしの前に立つ時と同じだけあなたを愛している。あなたは天国においてと同じように完全にゆるされており、非難されることは何もない。あなたはわたしに愛された人なのだ。
だから、わたしの内に平安と休息と慰めを見いだしなさい。
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わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し、変わることなく慈しみを注ぐ。 —エレミヤ 31:3 [1]
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わたしはとこしえの愛をもってあなたを愛した。時が始まる前に、わたしはあなたを知っていた。あなたは長年の間、愛を探し、希望を望みながら、無意味さの海を泳ぎまわった。その間ずっと、わたしはあなたをこの憐れみ深い腕で抱きたいと心を痛めながら、あなたを追い求めていた。
時がかなった時に、わたしはあなたにわたし自身を現した。絶望の海からあなたを引き上げ、固い地に置いた。時々、あなたはわたしの存在という、すべてをあらわにする光にさらされて、丸裸になったように感じた。わたしはあなたにアーミン衣を着せた。わたしの義の衣である。そしてあなたに愛の歌を歌った。その始まりと終わりは永遠にベールで覆われている。わたしはあなたの精神に意味を、心に調和を吹き込んだ。わたしと一緒に歌を歌いなさい。そして、共に他の人たちを暗闇から連れ出して、わたしの素晴らしい光へと引き入れよう。[2]
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わたしは主によって喜び楽しみ、わたしの魂はわたしの神にあって喜び躍る。主は救いの衣をわたしに着せ、恵みの晴れ着をまとわせてくださる。花婿のように輝きの冠をかぶらせ、花嫁のように宝石で飾ってくださる。—イザヤ 61:10
色あせることのない愛
わたしとあなたをつなぐ愛のきずなを断ち切るものは何もない。わたしたちの間を邪魔できるものは何もない。引き離せるものは何もない。わたしの愛は何よりも強いからだ。どんな洪水もそれを消すことはできず、どんな疑いもそれを取りのけることはできず、どんな嘘もそれを汚すことはできない。そのどれにもまさって、わたしの愛は強いからだ。
わたしの愛を求めてそれを見いだし、わたしの愛の内に泳ぎ、わたしが与えようとする恍惚感と喜びにふける時、あなたはこの愛のために殉教者たちが死ぬことすらできた理由がわかるようになる。彼らにとってその愛は、どんな試練や迫害や問題にもまさるものだった。たとえその愛が感じられない時でさえ、それを確信するほどに強かったのだ。どんな状況や試練よりも強かった。それらのものは過ぎ去るが、わたしの愛は過ぎ去ることがないのだから。
心を尽くしてわたしを求めるなら、わたしを見いだす。わたしはあなたに見つけてほしい。そしてあなたを引き寄せたい。またわが言葉の中でわたしを求める時にも、わたしを見いだすだろう。わたしはあなたに見つけてほしいからだ。
わたしの杯(コップ)はあふれます [3]
ペンテコステの日に、わたしは霊を注ぎ、異言と預言がなされるのを見せたが、「このうちで最も大いなるものは、愛である。」 [4] 愛は他の賜物よりも大きい。わたしは、いやしの賜物、預言の賜物、異言の賜物も与えるが、愛の賜物は最も偉大な賜物である。
この賜物を、わたしは海の大波のように注ぎ出す。あなたは信仰によって水の上に踏み出して、わたしの愛の内に歩み、愛の言葉を語り、愛の行いをすることで、この賜物を使ってみることができる。わたしの愛はあなたを前方へと運び、濃い闇と大患難のまっただ中でも支える。わたしの愛があなたを支え、守るだろう。
わたしの愛には限りがない。わたしは愛であって、わたしを閉じ込めることはできないのだから。わたしはどんどん注ぎ出す。右へ、また左へと。あなたはコップを持ってわたしの所に来るが、わたしはあなたに水路を開いた。わたしの愛が流れ続ける水路だ。あなたがわたしに目を向け、わたしをまず求め、優先し、心からわたしに近づくなら、わたしの愛であふれるだろう。そのコップは空になることがなく、あふれる。いつまでもあふれ続ける。あなたは自分の乏しい蓄えではなく、他の人に分け、注ぎ、与えられるほどの、豊富な、計り知れないわたしの愛の蓄えを持つ。そして、与えれば、あなたにも与えられるであろう。あなたが水を注ぎ出せば、わたしはあふれるように水を与える。わたしとわたしの愛は無限だからだ。
たった一人の子どもとして
わたしはわが子全員を等しく愛している。どの子も大切な存在で、まるでただ一人の子どものように、一人ひとりを愛している。わたしにはどの子どもも、まるで唯一の子どものようだ。そして、一人子に対してするように、愛と関心とアフェクションと、供給と、保護をそれぞれに与える。
わたしは一人しか子のない母親のように、わが子全員に限りない忠実さで身を捧げている。母親は忠実に子を見守り、世話し、教育を施し、必要を満たし、愛や励ましや指導を求める子の願いにこたえる。そして感嘆と誇りを持って子を見守り、子が育って成長し、夢がかなう時、大きな喜びを見いだす。この母がただ一人の子を愛するように、わたしもわが子一人ひとりを一人子のように愛し、愛と献身と関心をふんだんに注ぐ。
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わたしのものは皆あなたのもの、あなたのものはわたしのものです。そして、わたしは彼らによって栄光を受けました。世にいる間にこれらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるためであります。真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。わたしは、あなたからいただいた栄光を彼らにも与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。わたしが彼らにおり、あなたがわたしにいますのは、彼らが完全に一つとなるためであり、また、あなたがわたしをつかわし、わたしを愛されたように、彼らをお愛しになったことを、世が知るためであります。— ヨハネ 17:10, 13, 17, 22–23
特に記載のない場合、初版は1997年 2014年2月改訂、再版
朗読:サイモン・ピーターソン 音楽:ダニエル・ソッジ