信仰を強める

イエスからの言葉

山をも動かす信仰

信仰は、天国の真の通貨だ。信仰こそ、霊界と物質界両方における、わたしからのあらゆる祝福を入れた宝庫の錠を開ける鍵だ。信仰なしには、わたしを喜ばせることができない。わたしに来る者は、わたしを求める者に報いることを、必ず信じるはずだからだ。1 わたしを尋ね求める時、あなたは信仰ゆえにそうする。わたしがそれを聞いて答えると知っているのだ。わたしはあなたの信仰と、あなたへの約束であるわが言葉とを尊重する。

わたしは人ではないので、嘘をついたりしないし、人の子ではないので、悔い改めも必要としない。2 わたしが言ったことで、実行しないことがあろうか？　ただわたしの言葉を信じ、それらに従うなら、あなたのすべての必要を満たし、3 天の窓を開いて、あふれんばかりの祝福を注ぐ、と約束しなかっただろうか？4

しかし、時としてあなたが得られないのは、求めないからだ。5 わたしはあなたの状況や、すべての問題を知っている。どんな詳細も知っており、またあなたが信仰によって求めさえすれば明らかになる、素晴らしい計画も持っている。あなたの信仰は、障害や困難の巨大な山々を動かす。わたしとわたしの言葉に信仰を置けば、わたしは山を動かし、障害に打ち勝ち、解決策を与えるからだ。

 

生きている木

わが家は生ける家、わが宮は生ける宮。わたしはあなたを神の家の生ける石、生きたものとしよう。6 あなたの根は生長して地中にしっかりと根を下ろしているので、風が吹いても飛ばされない。その幹は神の家を強め、支えるようになる。その大枝は神の人々に木陰や、逃れ場や、実をもたらすだろう。生ける家の生ける木だ。

主にあって強くなりなさい。神の約束によって強くなりなさい。堅く立ちなさい。たやすく揺さぶられ、動揺してはならない。深く根を張り、神の言葉の水をたっぷりと飲みなさい。自分の持っているものを堅く守りなさい。そうすればわが再臨にあって、あなたに命の冠を授けよう。わが忠実な人よ、あなたが他の人々を守る時、わたしは神の家であなたを強める。あなたの傍らにいる人々を強め、両手を挙げて、心と唇とをもって神に賛美を捧げなさい。その唇から賛美を流れさせ、賛美の甘い香りを注ぎ出しなさい。

主の聖徒らよ、心を尽くして神をほめよ。そうすれば、この地において必要にこと欠くことはないだろう。あなたは見捨てられることがない。わたしがあなたを優しく見守り、あなたとその庇護のもとにある人々を守るからだ。聖徒らよ、諸手をあげて、聖所でわたしをほめたたえなさい。

弱り果てた者たちの手を強めなさい。わたしは他の人々を強められるよう、あなたに強さを与えたからだ。わたしは人知を超えた強さをあなたに与えた。あなたを干からび渇いた地にある冷たい水の井戸とした。あなたを砂漠の岩や、大勢の人々が涼む日陰のようにした。わたしの近くにとどまっていなさい。他の人々をわが生ける宮にしっかりとつなぎとめる、堅固な土台となりなさい。

 

無限の愛

あなたへのわたしの愛には限りがない。わたしはあなたを選び、あなたはわたしを選んだ。わたしの愛の内にとどまっていなさい。わたしはいつもそばにいて、あなたの耳にささやき、あなたの祈りや、愛と賛美の言葉に耳を傾けている。

あなたはわが救いの美と、わたしを知っていることの美によって、この上なく美しく輝いている。輝き続けなさい。あなたの内によきわざを始めたわたしは、終わりに至るまでそれを遂行し続けるだろう。

試練の訪れを恐れてはならない。それはあなたを輝かせ、磨き、その光輝を増してくれるのだから。試練やテストを罰であると見なす者は非常に大勢いるが、それはわたしの愛のしるしであり、わが愛の輝く光や、憐れみと理解をもたらしてくれる。

だから、テストを恐れてはならない。それはただあなたの人生に、さらに多くの愛や、光や、強さや、わたしとのより深い親密さをもたらしてくれるのだから。

 

あなたがたの信仰は、その試練によって本物と証明され、火で精錬されながらも朽ちるほかない金よりはるかに尊くて、イエス・キリストが現れるときには、称賛と光栄と誉れとをもたらすのです。—1 ペテロ 1:77

 

隠された宝

キリストのうちには、知恵と知識との宝が、いっさい隠されている。—コロサイ 2:3

 

毎日、わたしを見つけたいという願いと共に、新たな一日に臨みなさい。あなたが寝床を出る前にさえ、わたしはあなたがその日を乗り越えられるよう、道を備えるためにすでに働きかけている。それらの宝の中には、地上の束縛からあなたを解き放つために与えられた試練もある。また、陽光や花や鳥や友情や、答えられた祈りなどのように、わたしがそばにいることを知らせるための祝福もある。わたしはこの罪に苦しむ世界を見捨てたわけではない。その中で今も豊かに存在し続けているのだ。

奥深いところに眠っている宝を探しつつ、一日を送りなさい。あなたはその至る所でわたしを見つけるだろう。8

 

また主は救と知恵と知識を豊かにして、あなたの代を堅く立てられる。主を恐れることはその宝である。—イザヤ 33:6

 

主の剪定

砂の上に見える一組の足跡はあなたのものではなく、わたしのものであることを思い出しなさい。時折、地上の人生において、孤独で見捨てられたように感じることもあるかもしれない。十字架の上で父なる神に見捨てられたように思われた時、わたしもそれと同じ無力さを感じた。しかし、たとえどのように感じようと、歩み続け、前進し続けてほしい。じきに自分が正しい決断を下したことがわかるだろうから。

庭師が木を剪定する時、木はしばらくの間、少しばかりむき出しで貧弱に見えるかもしれないが、庭師は木を愛するがゆえに、より多くの実を結ばせるためにそうする。冬が終わって暖かくなり、太陽が輝き、葉が芽吹いて花が生長すると、植物はかつてないほど美しく輝くようになる。

それと同じように、熟練した庭師は、延々と容赦なく植木ばさみを振り回すようなことはしない。剪定して余分のものを取り除いた後は、そこに果実が実るのを辛抱強く待つ。だから安心していなさい。開花と結実の時が訪れて、あなたはまばゆいばかりに明るく輝き、わが意志を行うことに充実感を見いだすようになるだろうから。

特に記載がある場合以外、初版は1997年　2013年9月改訂、再版
朗読：サイモン・ピーターソン　音楽：ダニエル・ソッジ

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