引用文集
神の声を聞く? なんと向こう見ずな考えだ、厚かましい、さらには、危険だ、と言う人もいるでしょう。しかし、もし私たちがもともと神の声を聞くよう造られていたとしたらどうなのでしょう? もし、それなしには人間が正常に機能しないよう造られていたとしたら、どうなのでしょう? そのように考えるもっともな理由があります。生命の精密な構造と壮大な動きがその必要性を表しているのです。むしろ、神の声を聞かずして人間が存在しようなどという方が、もっと厚かましく、危険なのではないでしょうか?—ダラス・ウィラード
秘密兵器
わたしはそれを受け入れるすべての男性、女性、子どもたちの手に、秘密兵器を置いた。その秘密兵器とは、わたしの声を、そう、わたしの指示、指導、励ましの声を聞くための力だ。これはあなたが持つ霊の武器の内で最も鋭い武器の一つだ。それはあなたを守ってくれる。
この秘密兵器は原子爆弾以上の威力があり、スマート爆弾やコンピューター操作によるミサイルよりも正確で信頼性がある。常時、完全に使用できる状態になっており、誰もあなたからそれを取り上げることができず、なくなることもない。羽のように軽く持ち運びでき、目に見えない。誰もあなたのテクノロジーを盗んだり、この武器を複製したりできない。これは人間が使い、知る内で最もパワフルで効果があり、信頼性のある武器だ。
これは無比で、貴重で、かけがえのない物だ。これは霊の戦争のための武器だ。[1] ライフセーバーであり、悩みの時の慰めである。
わたしはこの贈り物を使い、あなたとあなたの愛する人たちをじかに導いて、わたしの望みを知り、闇の中で道を見つけ、危険を避けられるよう助けるが、そればかりか、この武器を証しとしても使う。わたしは今でさえすでに、人々の心の中ではたらき、彼らの内に、未知のものを知りたいという願いを置いているのだ。
彼らは誰も足を踏み入れたことのない場所に行きたい。彼らは人間の目には見えないものを見たい。多くの人は冷たく、宗教に対して無関心だろうが、知識の追求や目に見えない霊の世界への関心、さらには奇妙なものや不可解なものに対する寛容な態度でさえも、プラスとなる。彼らは預言の賜物を渇望し、喜んで受け入れるようになるからだ。わたしはあなたがたの信仰に応じて、この賜物を証しとして使うだろう。—イエス、預言で語る [2]
パウロはこの賜物を非常に重んじ、コリント人にこう告げました。「愛を追い求めなさい。また、霊の賜物を、ことに預言することを、熱心に求めなさい」。[3] そして、霊の賜物に関する考察の最後に、またこのように言っています。「わたしの兄弟たちよ。このようなわけだから、預言することを熱心に求めなさい」。[4] … コリントの教会が未熟さ、利己心、不和その他の問題に悩まされていたゆえに、パウロがコリントにおいて預言の賜物が使われるようにと熱心になっていたのだから、私たちもまた、この貴重な賜物をどれほど積極的に追い求めるべきなのでしょう。—ウェイン・グラデム
成功の鍵
わたしの声を聞くことは成功の鍵であり、実り豊かさの鍵、幸せの鍵だ。わたしの声を聞いてわたしの考えを見分けることにより、あなたはどの方向に歩くべきか、どの決断を下すべきか、あなた独自の状況において、望ましい結果をもたらす道はどちらなのかを知ることができる。
あなたも信仰に応じてこの賜物を利用することができる。ただ求めさえすれば、受け取るだろう。信仰によって踏み出せば、その一歩目がどれだけ小さくとも、わたしはそれに応じ、あなたの信仰をたたえる。そしてあなたは受け取るだろう。わたしを必死に求め、わたしの言葉を聞きたい、わたしの言葉を語りたい、この賜物がほしいと願う時、わたしはそれをあなたに与える。
あなたは実生活や仕事でその効果を目にした。質問をわたしの元に携え、わたしの言葉を聞き、わたしの答を受け取り、それを実行すると、毎日の生活がどれほど楽になるかをあなたは見てきた。
さまよえる人々を救いにもたらそうと戦う信仰の男女は、遂行不可能な任務を実行し、紛れもない決意と勇気と信仰によって敗北の魔手から勝利を奪い取る兵士のようだ。彼らは、わたしが神からの具体的な導きの言葉を与えない限り、なすすべを知り得ない状況にいる。彼らの戦いの武器は、肉のものではなく、神のためには要塞をも破壊するほどの力あるものである。[5] その威力は地上の軍隊や兵隊のものよりも強力だ。彼らはわたしの力を使いこなし、人々に永遠に生きるためのチャンスを差し出すからだ。
あなたがたはこの戦争に勝利する。わたしは偉大な征服者だからだ。わたしは勝利者であって、あなたを決して去らず、決して捨てない。あなたが大きく口を開ければ、そこをわたしの言葉で満たしてあげよう。—イエス、預言で語る [6]
魂の救いが持たらす最大の利点の一つは、神が私たちに直接語るのを聞けることでしょう。それなしには、天の父との親密な関係はあり得ません。… 主は常に私たちに語り、導きを与えられます。主が語っておられないということは決してありません。私たちが聞いていないだけなのです。… 私たちはまず、神はすでに語っておられると信じ、受信機を用意しなければなりません。つまり、耳を傾け始めるのです。とはいえ、それには時間と努力と集中力を要します。—アンドリュー・ウォマック [7]
優れた投資
常日頃から頻繁にわたしのところに来なさい。そうすれば、あなたに必要なものはすべて与えよう。わたしから聞くなら、あなたはわたしの霊に導かれて航行し、着実な進歩を遂げられる。そして、進歩するにつれて元気が出てくるだろう。成功ほど成功を生むものはないのだ。だから、わたしから聞くための時間を取りなさい。わたしから聞くことは、鎌を研ぐことに費やした時間のようだ。それは無駄ではなく、投資であって、しかも良い見返りがつく優れた投資だ。わたしの所に来て、わたしをたずね求め、わたしの声を聞くことに時間と力とエネルギーを投資するなら、「大もうけ」をすることだろう。
仕事や優先順序について、またどのような質問についても、わたしから聞くことで、あなたが立ち向かう仕事や難関はより容易くなり、物事はもっと素早く進むだろう。その上、わたしの意思の内にいることを知れば、精神には素晴らしい平安が持てるだろう。ほんの5分か10分でも立ち止まってわたしから聞けば、必要な答が得られて元気が回復することだろう。
預言でわたしから聞くのは時間がかかると考えるのではなく、むしろ時間の節約になることを思い出すといい。わたしから聞く時、あなたは真の進歩を遂げている。そして、それをやり慣れるにつれ、あなたのための励ましと指導の言葉を聞くのが簡単になっていくことだろう。
そうすればあなたの霊は新たにされ、決意は固まり、視界が明らかになるだろう。優先順序が何なのかを知る助けになり、すると自分が正しいことをしているのだろうかと心配したり疑問に思ったりしなくてすむ。あなたは自分が正しいことをしているとわかるだろう。あなたはたずねて、信仰によって受け取ったからだ。
だから、わたしから聞いて、わたしの全般的な助言と具体的な答を受け取るための時間を取りなさい。—イエス、預言で語る [8]
2013年5月アンカーに掲載。朗読:ジョン・マーク。