私たちの巡礼者仲間の祈り

4月 2, 2013

Prayers of Fellow Pilgrims
April 2, 2013

引用文集

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天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。
御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。
わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。
わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください。
御国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン。
イエス [1]

*

主よ、おはようございます! 今日のご予定は? ご一緒してもいいですか? では、よろしく。アーメン。—ノーマン・グラブ。宣教師、作家(1895–1993)

*

主よ、あなたは私の愛する方
私の憧れ
私の小川の流れ
私の太陽
そして私はあなたの光の反映
マクデブルクのメヒティルト、13世紀の神秘思想家

*

主よ、私の自由、記憶、理解、意思のすべてを手に取り、受け取って下さい。私のすべてと私の持つすべては、あなたが下さったものです。そのすべてをあなたに明け渡します。どうか、御旨のままになさって下さい。ただあなたの愛と恵みを下さい。それがありさえすれば私は豊かであり、それ以上は何も望みません。アーメン。—ロヨラの聖イグナチオ。16世紀の司祭

*

神のかたちに創造された者
神の息から生まれた者
天の愛の器
神にかたどって造られた者
神の幕屋
無限の能力を秘めた者
永遠に知られている者
神に選ばれし者
神の威光を宿す者
御子の内にとどまる者
いにしえの昔から呼ばれた者
主のうちにある命
聖霊の宮
キリストの枝
いと高き神が宿るところ
生ける水の泉
御国を受け継ぐ者
神の栄光
三位一体の神のすみか。
神はその御言葉の中で
永遠に渡ってお歌いになる。
あなたについてのこの連祷を。
あるトラピスト会修道士

*

愛する神よ、あなたがなさるすべてへの賛美と感謝を込めて
あなたに向かって両手を挙げます。
あなたは私の人生の道を日々照らし
愛情深く私を祝福されます。

愛する神よ、喜びがわずかしかない悩みの時に
あなたに向かって両手を挙げます。
あなたは私をワシの翼に載せて
人生がもたらす一つ一つの試みを切り抜けさせて下さいます。

愛する神よ、私はあなたに向かって両手を挙げます。
どうか私に知恵と忍耐をお与えください。
それから、愛と気遣いで心を満たしてください。
それらは分け合うようにとあなたが造られた貴い贈り物。
エミリー・マシューズ

*

神よ、わたしの叫びを聞いてください。わたしの祈に耳を傾けてください。わが心のくずおれるとき、わたしは地のはてからあなたに呼ばわります。わたしを導いてわたしの及びがたいほどの高い岩にのぼらせてください。あなたはわたしの避け所、敵に対する堅固なやぐらです。わたしをとこしえにあなたの幕屋に住まわせ、あなたの翼の陰にのがれさせてください。セラ —ダビデ王 [2]

*

主よ、私を平和の道具としてください。
憎しみのある所に愛を蒔かせてください。
傷のある所にゆるしを
疑いのある所に信仰を
絶望のある所に希望を
闇のある所に光を
悲しみのある所に喜びを蒔かせてください。

天の主よ
慰められるよりも慰め
理解されるよりも理解し
愛されるよりも愛することを求めさせてください。
なぜなら、与えることで人は受け取り
ゆるすことでゆるされ
死ぬことで永遠の命に生まれ変わるからです。
アーメン。
—作者不詳。しばしばアッシジの聖フランシスコの祈りと言われている。

*

主よ、私の人生を
あなたの光を通す窓としてください。
そして、私が出会うすべての人に
あなたの愛を反射させる鏡としてください。アーメン。
ロバート・シュラー

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愛する神よ、私が通そうとしたちっぽけな計画は失敗しました。私は悲しみません。神よ、今はしばしの間休止して、明日、もう一度やってみます。—ジョン・フィコ

*

主なる神よ、私は自分が何をしているのかさっぱりわかりません。前方には道が見えません。どこにたどり着くのか定かではありません。自分自身のこともよくわかりません。あなたの御旨に従っているとは思いますが、それでさえ、実際にそうしているとは限りません。けれども、あなたに喜んでいただきたいという願いは、実際にあなたを喜ばせるのだと信じます。ですから、私が何をするにも、その願いを持って行えますように。その願いなしには、どんなこともしませんように。そうするなら、私は何も知らなくとも、あなたが正しい道に導いて下さるとわかるのです。ですから、たとえ死の影の谷で道に迷ったように思えても、どんなときにもあなたに信頼します。私は恐れません。あなたはいつも私と共におられ、私を一人きりで危険に直面させることは決してないからです。—トーマス・マートン。20世紀のトラピスト会修道士、作家、神秘思想家

*

容易な答、半端な真実、うわべだけの人間関係に対し
神があなたに不快感という祝福を与えられますように。
そうすれば、あなたは心の奥深くで生きるようになるでしょう。

人に対する不正、抑圧、搾取に対し
神があなたに怒りという祝福を与えられますように。
そうすれば、あなたは正義と自由と平和のために働きかけるでしょう。

痛み、拒絶、飢え、戦争に苦しんでいる人たちのために流す涙を
神があなたに祝福として与えられますように。
あなたが手を差し伸べて人々を慰め
彼らの痛みを喜びに変えることができるように。

世界をより良くできると信じるだけの愚かさを
神があなたに祝福として与えられますように。
人ができないと主張することを行い
すべての子供や貧しい人に正義と優しさをもたらすことができるように。
アーメン
フランシスコ会の祝祷

*

イエスよ、どうか今日、私が共に働く人たち、教える人たち、話す人たちに愛を持てますように。今日、これ以上何も達成できないとしても、私が接する一人一人に愛を示すことができますように。スキンシップが必要な人にはハグや触れ合いを、理解されていると実感したい人には同情を、混乱し疑っている人には忍耐を、心の内を打ち明けたいのに、どうしたらいいかわからない人には知恵を、一生懸命やっていないように見える人には寛容を、重荷を負っている人には祈りを、病気の人には愛のこもった世話と理解を、何かの仕事に苦労している人には助けの手を差し出すことができますように。—マリア・フォンテーン

*

弟子たちのための、イエスの祈り

わたしは、あなたが世から選んでわたしに賜わった人々に、み名をあらわしました。彼らはあなたのものでありましたが、わたしに下さいました。そして、彼らはあなたの言葉を守りました。いま彼らは、わたしに賜わったものはすべて、あなたから出たものであることを知りました。なぜなら、わたしはあなたからいただいた言葉を彼らに与え、そして彼らはそれを受け、わたしがあなたから出たものであることをほんとうに知り、また、あなたがわたしをつかわされたことを信じるに至ったからです。

わたしは彼らのためにお願いします。わたしがお願いするのは、この世のためにではなく、あなたがわたしに賜わった者たちのためです。彼らはあなたのものなのです。わたしのものは皆あなたのもの、あなたのものはわたしのものです。そして、わたしは彼らによって栄光を受けました。わたしはもうこの世にはいなくなりますが、彼らはこの世に残っており、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。

今わたしはみもとに参ります。そして世にいる間にこれらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるためであります。わたしは彼らに御言を与えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世のものでないように、彼らも世のものではないからです。わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、彼らを悪しき者から守って下さることであります。わたしが世のものでないように、彼らも世のものではありません。真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。あなたがわたしを世につかわされたように、わたしも彼らを世につかわしました。

わたしは彼らのためばかりではなく、彼らの言葉を聞いてわたしを信じている人々のためにも、お願いいたします。父よ、それは、あなたがわたしのうちにおられ、わたしがあなたのうちにいるように、みんなの者が一つとなるためであります。すなわち、彼らをもわたしたちのうちにおらせるためであり、それによって、あなたがわたしをおつかわしになったことを、世が信じるようになるためであります。わたしは、あなたからいただいた栄光を彼らにも与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。わたしが彼らにおり、あなたがわたしにいますのは、彼らが完全に一つとなるためであり、また、あなたがわたしをつかわし、わたしを愛されたように、彼らをお愛しになったことを、世が知るためであります。

父よ、あなたがわたしに賜わった人々が、わたしのいる所に一緒にいるようにして下さい。天地が造られる前からわたしを愛して下さって、わたしに賜わった栄光を、彼らに見させて下さい。

正しい父よ、この世はあなたを知っていません。しかし、わたしはあなたを知り、また彼らも、あなたがわたしをおつかわしになったことを知っています。そしてわたしは彼らに御名を知らせました。またこれからも知らせましょう。それは、あなたがわたしを愛して下さったその愛が彼らのうちにあり、またわたしも彼らのうちにおるためであります」。[3]

2013年4月アンカーに掲載。朗読:ブライアン・クラーク。
音楽:マイケル・ドーリー。


1 マタイ 6:9–13(主に口語訳、最後の文のみ新改訳を元に)

2 詩篇 61:1–4

3 ヨハネ 17:6–11, 13–18, 20–26

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