預言についての教訓

2月 11, 2013

Lessons on Prophecy
February 11, 2013

ピーター・アムステルダム

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確かに、私は預言について学んでいると思います。もっと色々なことを主にたずねなければならないし、主が示されたことを実行しているかどうかを確かめなければなりません。

たとえ主が預言で何かを示されたとしても、状況が変わるか、何かが起こっていったん休止ということもあります。たとえば、誰かが反対意見を出したとか、私が前には考えていなかった重要な見方を示した、などといったことです。そうなると、今やっていることを完了したり、あるいは主が示されたことを実行したりする前に、これからしようとしていることが今でも取るべきコースなのかどうかをダブルチェックすることが大切になります。(特に、開始から終了までの間にかなり状況変化があると思われる長期プロジェクトの場合は、これが大切です。これが理由で、長期プロジェクトの場合は定期的に主から聞くことが望ましいのです。)

再度祈って主に尋ねると、主がさらに情報や指導や説明を与えられ、それによって以前主が指示された最初の行動ががらりと変わることもあります。そのような場合、主はたいてい、なぜそのように変えなければならないのか、なぜもっと早くそれを示さなかったのか、あるいは示すことができなかったのかを、よく説明して下さいます。また、以前預言で語られたことについて確認を求めると、ただ現在の計画に対する承認を下さったり、それをわずかに修正されたり、または計画を微調整するためのさらなる詳細を示して、私たちの行動がもっと確実で、充実した、成果を産むものとして下さることもあります。

最近のことですが、一度、予定していた行動について、主のもとへ行って預言で聞かなかったことがあります。残念ながら、それで何かの代価がかかるかもしれません。そのことについては通常のやり方で祈りました。つまり、祈って、御霊の導きや印象、あるいは聖句を一つもらって、それから実際にそのことについて預言ではっきりと聞かずに、実行に移すというパターンです。幾つかビジネス上の決断を下さなければならず、祈った後、私はあることをすべきだという導きを感じました。しかし、実際にそれについて立ち止まって主から聞くことはしませんでした。行動に出た後、それはあまりうまく行かなかったように思えました。そして、良い結果になるかは、今もわかりません。

それから数日後、私はメールでさらなる情報をもらったのですが、もしその情報をもっと早く知っていたなら、私は違った行動をとるよう導かれていたと思います。でも、あの時に立ち止まって、自分の決断について主と確認を取っていたなら、改まって「主よ、このことをどう扱ってほしいですか? 今、私がそれをすることを望まれますか?」とたずねていたなら、主はきっと、しばらく待つように言われたと思います。待っていたなら、物事はずっとうまく行っていたでしょう。今でもうまく行くよう祈っていますが、もしそうならないとすると、あまり良い状況ではありません。それについてはかなりがっかりしていますが、もしこの教訓が学べるなら、その価値はあると言えるのでしょう。

一部の男性は、女性よりもこの点を把握し難いようです。たいてい、女性は自然と主にたずねて主から答を得たがる傾向があるようです。女性にとっては、自分は答を持っていないとか、答を探さなければならないと感じるのが普通なのです。それに対して、私たち男性はあまりそうではないことがあります。何かやらなければならないことがあると、普通、他の人に頼ったり助けが必要だと認めたりするよりも、自分でやりたがります。私たち男性は、決断を下したり、過去の経験に頼ったり、そしてあろうことか、時々自分の理解に頼ったりすることに慣れています。それが男性の自然な傾向なのです。しかし、主はその状態から抜け出て、もっと他に頼り、もっと祈りの霊に入り、何をすべきかを主にたずねることを教えようとしておられます。

私たち強いタイプの者たちが、もっと主に頼るという教訓を学べるよう、主よ助けて下さい。それこそが真の強さだからです。

私たちは、主から聞いて私たちの生活に主を交えることを学び、また他の人に教えることを切に必要としています。というのも、立ち止まり、見て、聞き、主に質問を携えることを真に学ぶことができたなら、そのとき私たちは、問題が持ち上がるたびに、その直面する問題に必要とされるすべての答を見いだすことになるので、とても多くの問題が解決されるだろうからです。

仕事上の事柄やプライベートな事柄について主の御前に行く時間をつくるなら、主はあなたが必要とする答を与えることができます。ただ、語っていただくための機会を主に与えなければならないだけです。

預言の賜物がないなら、もちろん、それを祈り求めて、主にあなたの中にその賜物を現すようにしていただくことができます。たとえ、あなたがすべきだと思っていることに対してただの「イエス」か「ノー」で承認するための機会を主に与えるだけだとしても。けれども、主がまだあなたにその答を与える時ではないと判断されても、自分の決断について祈り、それが御言葉に基づいていることを確かめるといいし、また、霊の内で主の促しを喜んで受け入れる状態でいるといいことを知っておいて下さい。つまり、何かの方法であなたの心に語っていただくための機会を主に与えるということです。また、他の人に、預言の賜物を使ってあなたのために主から聞くようお願いすることもできます。

ここで、励ましとなる預言を分け合いたいと思います。預言で主から聞くことは、私たちの生活を複雑にするためでなく、物事を単純にし、私たちの生活や主のための仕事をより簡単にするためにあることを、主はここで明確にしておられます。

主はこう言われます。

「わたしの所に頻繁に来て、わたしの声を聞きなさい。そうすればあなたに必要なものを与えよう。あなたは比較的難なく航行し、しっかりした良い進歩を遂げられる。そして、進歩と共に元気が出るだろう。成功ほど成功を呼ぶものはないからだ。だからわたしから聞くための時間を取りなさい。わたしから聞く時間は鎌を研ぐのに費やした時間のようだ。それは無駄ではない。それは投資であって、良い見返りのある良い投資だ。わたしの所に来て、わたしをたずね求め、わたしの声を聞くことに時間と力と労力を注ぐなら、あなたは大もうけできる。

「そして、この件についてのわたしの目的とは、あなたにとって物事を楽にしてあげるためだ、ということをいつも覚えていなさい。人は、わたしから聞くことは難しいとか、それは重荷であるという間違った考え方や先入観から抜け出さなければならない。なぜなら、実際わたしから聞くことで、わたしはあなたの仕事をもっと楽にしたいし、実際、楽にする。そして、物事はもっと速やかに進むだろう。その上、あなただって、自分はわたしが望んでいる通りにしていると知って、素晴らしい心の平安が得られるだろう。

「自分の仕事や優先順位や、いかなる問題であれ、それに関してわたしから聞くことは習慣であって、あなたはその良き習慣を培わなければならない。ちょうど、他の良き習慣を培うのと同様だ。それには努力や、注意してもらうことや、がんばりが必要だが、間もなくそれはあなたの第二の天性になって、ずっと楽になるだろう。すると、あなたはほとんどそのことを考えなくてもよくなる。

「覚えていなさい、そのような素晴らしい見返りに対して、これにかかる時間はごく短い。ほんの5分か10分でも、あなたは必要な答を得て、活気を取り戻すことができ、長い目で見ればそれよりもずっと沢山の時間を節約できる。

「だから、考え方を変えなさい。預言でわたしから聞くことには時間がかかると思う代わりに、預言でわたしから聞くことは時間の節約になると自分に言い聞かせなさい。わたしの言葉を受け取っている時、あなたは進歩を遂げている。そして練習すればするほどもっと簡単になって、いつでもその日の多忙な状況から一歩離れ、励ましと指導のわたしの言葉を聞くことができるようになる。

「預言でわたしから聞くことに大した準備はいらない。ただし、それは常日頃からわたしの近くに留まっていた場合だ。わたしの近くに留まっている限り、たいていの祈りや預言の時間のために長々とした面倒な段取りや大掛かりな準備をする必要はない。ただ静まってわたしに質問すればいい。それほど簡単なことだ。

「わたしから聞く時、あなたは自分の霊が新たにされ、決心が強まり、ビジョンが明確になったことに気づくだろう。自分の優先順序が何かのかを知る助けとなるので、その結果、あなたは自分が正しいことをしているかどうかを心配したり、疑問に思ったりする必要がなくなる。自分は正しいことをしているとわかるだろう。なぜなら、あなたはたずね、信仰によって受け取り、ただそれに従っているだけだからだ。

「だから、わたしから聞いて、全体的な助言と、具体的な答を受け取る時間を取りなさい。わたしとのカウンセリングタイムを取るのを習慣づけなさい。そうすれば物事はずっとスムーズに行くことだろう。

「時として、敵(悪魔)は、わたしから聞くことでわたしを関わらせるなら、あなたの仕事はそれよりもずっと複雑になり、時間が取られると思わせようとする。しかし、敵がそう思わせようとした時には、わたしがすでに告げたことを思い出さなければならない。それはもっと難しくも、時間が取られることでもなく、もっと簡単で時間の節約になるのだと。この原則を実践すればするほど、この主旨の持つ真理がわかり、もっと納得できるようになるだろう。

「あなたは昼でも夜でも、いつでもわたしから聞くことができる。だから、いつもそれができる状態でいなさい。」

主は私たちが自分自身の決断に、今よりもはるかにもっと主を関わらせるようにさせたいと思っておられます。主が言われたように、それは時間の節約になり、物事はもっとスムーズに進み、より多くのことが為され、間違いが減ります。もっと効率的かつ能率的に行動することができるようになるのです。

これらの大切な原則を実践し、預言で主から聞くことを実生活にもっと習慣づけられるよう、互いに助け合いましょう。わたしはこの面で進歩し続けたいし、皆さんもきっとそうだと思います。私たちが信仰によって一歩踏み出し、必要なだけ頻繁に主から聞くための時間を取り続けるなら、主は私たちを助けて下さるでしょう。皆さんに神の祝福を。そして、天からの主の素晴らしい助けをいつも利用できますように。

1997年7月初版。2013年2月更新、再版。
朗読:サイモン・グレッグ

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