神の恵みによる力

10月 24, 2025

Empowered by His Grace
October 6, 2025

イエスからの言葉

オーディオ所要時間: 9:41
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どうか父が、その栄光の富にしたがい、御霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強くして下さるように、また、信仰によって、キリストがあなたがたの心のうちに住み、あなたがたが愛に根ざし愛を基として生活する …[ように、と祈る]。—エペソ3:16–17

わたしは、わたしを信頼する者を慰めなしに見捨てることはしない(ヨハネ14:18)。わたしはいつもあなたと共におり、苦難や病弱の時にあなたを強める。わたしはあなたと共に生き、あなたが経験するすべてを味わい、あなたのために苦しみ、死ぬために地上に来た。わたしはあなたの奮闘を理解し、あなたが苦しみ、病、悲しみ、痛みを抱える際に、あなたのためにとりなす(ローマ8:34)。

あなたが耐えられる以上の誘惑に遭うことは決してない、と覚えていなさい。わたしは、あなたの弱さを負った時に、逃れる道を備えた(1コリント10:13; マタイ8:17)。十字架で死んだ時には、あなたのために苦しみ、あなたの永遠の贖いのために代価を払った。今も、あなたのために絶えずとりなしている(ヘブル7:25)。だから、わたしのもとに来て、あなたの重荷をわたしに委ねなさい。わたしはいつもあなたを支え、守る(詩篇55:22)。

世の中には他者のために命を捧げ、尊い大義のために苦しみ、死ぬ者が多くいる。けれども、わたしがあなたのために命を捧げたとき、単にあなたのために死んだのではなく、あなたの罪と苦しみ、痛みの重荷を負ったのだ。十字架で死んだとき、わたしはこれまでに生きた、そしてこれから生きるすべての男女、子どもたちのために死んだ。わたしはあなたのとがのために傷つけられ、あなたの不義のために打ち砕かれた。わたしの傷によってあなたはいやされ、わたしの平安が与えられたのだ(イザヤ53:5)。

あなたが重荷や心配、悩み、苦しみを委ねるなら、わたしはいつもあなたを支える。わたしはあなたを気にかけているからだ(1ペテロ5:7)。わたしはすでにあなたの痛みと苦しみを負った。あなたが必要な時にいつでも贖いやいやし、慰めを見いだせるようにだ。わたしはあなたの罪の代価を払った。わたしとわが言葉を信じる者はみな、死から命へと移っている(ヨハネ5:24)。

苦難に直面する時、今の時の苦しみは、やがてあなたのうちに現される栄光に比べれば取るに足りないことを思い出しなさい(ローマ8:18)。わたしの恵みはいつも十分であり、悩める時にはいつでも、わたしはいと近き助けである(詩篇46:1)。

シングルマザーとやもめに寄り添う

これは助けを求める貧しい者を救い、また、みなしごおよび助ける人のない者を救ったからである。今にも滅びようとした者の祝福がわたしに来た。わたしはまたやもめの心をして喜び歌わせた。—ヨブ29:12–13

わたしは、シングルマザーややもめが抱える痛み、孤独、拒まれることへの恐れ、絶望の時を理解している。地上のわが母も、ひとり親になる可能性に直面したし、やもめにもなった。シングルマザーややもめ、孤児の窮状を思うと心が揺さぶられる。わたしはあなたがたを慰め導くために、わが霊がいつも共にいると約束した(ヨハネ14:15–18)。

わたしはあなたのあらゆる弱さと苦しみを理解している。だから、あなたのすべての思い煩いと重荷をもってわたしのもとに来なさい。そしてわが憐みを受け、悩みの時に助ける恵みを見いだしなさい(へブル4:15–16)。わたしはみなしごとやもめを見守り、支える(詩篇146:9)。そして、あなたも同じようにするよう求めている(ヤコブ1:27)。

今日の恵み

主はみずからあなたに先立って行き、またあなたと共におり、あなたを見放さず、見捨てられないであろう。恐れてはならない、おののいてはならない。—申命記31:8

人は時に将来を心配してしまうものだ。あなたは未来を知ることはできないが、あなたのために用意している計画と未来をわたしは知っており、あなたがわたしを愛しているがゆえに、それらは常にあなたの益となるよう働くと信頼できる(ローマ8:28)。あなたには未知の未来に備える恵みは今ないかもしれないが、時が来れば必要なものが与えられると信頼できる。日々に応じて、あなたの力は与えられる。時が来れば、その日の難題に向き合うために必要な恵みが与えられる(申命記33:25)。

わが恵みは今日も、明日も、将来も常に十分だ(2コリント12:9)。だから、将来のことを心配しているなら、あなたの「明日」をすべてわたしの手に委ね、今日わたしがあなたに任せたことに目を向け、わたしとわが言葉に忠実でいなさい。あなたがわたしに信頼し、わが恵みに安らぐなら、明日や将来にどのような嵐が来ても、乗り越えていくことができるだろう。

心配ごとはすべて、わたしのもとに持って来て、わが手に委ねなさい。明日のことを思い煩ってはならない。明日のことは明日が自ら思い煩うだろう。今日の苦労は今日だけで十分だ(マタイ6:34)。あなたの明日はすべて、わが手の内にあることを覚えていなさい。

御国のゴールに集中する

イエスは舟から上がって大ぜいの群衆をごらんになり、飼う者のない羊のようなその有様を深くあわれんで、いろいろと教えはじめられた。—マルコ6:34

わたしが地上にいた頃、周りにいた人々が悩み、打ちひしがれているのを見て、深い憐れみに動かされた(マタイ9:36)。群衆の間を歩きながら、彼らが置かれている切実な状況、苦しみの激しさ、そして真理と永遠の命に至る道を切実に必要としていることを目の当たりにしたのだ。

群衆、つまり助けを必要とする魂、飢えた心、悲しみに沈む人々、絶望し困窮する者、答えのないまま死にゆく人々を見た時、わたしは十字架で苦難の杯を受け入れざるを得なかった。わが祈りは、「わたしの願いではなく、御心のままに行ってください」(ルカ22:42)だった。わたしは弟子たちに、「みこころが天に行われるとおり、 地にも行われますように」(マタイ6:10)と父に祈るよう教え、彼らはあなたの永遠の救いのために十字架で死ぬことを選んだわが姿を通して、その生きた模範を目の当たりにした。

わが子らよ、今日、目を上げて畑を見なさい。収穫の時期になって、色づいている(ヨハネ4:35)。元気を出しなさい。あなたの手には人々の悩める心をなだめ、平安と慰めと喜びをもたらし、打ち砕かれた霊を癒やし、彼らを自由にする真理と永遠の命への鍵が握られているのだから。

もしあなたがわが足跡に従うなら、天の国に目を向け、日常生活の諸々に思い煩ってはならない(2テモテ2:4)。信仰において堅く立ち、わたしがあなたに与えたものを人々に分け与えることによって、その信仰を豊かに育みなさい。神の国を宣べ伝えなさい。あなたがたはただで受けたのだから、ただで与えなさい。そうすれば、豊かに増えて返ってくると知りなさい(マタイ10:7–8)。

初版は2005年8月 2025年10月に改訂・再版 朗読:ジョン・マーク 音楽:マイケル・ドーリー

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