主はいつもあなたと共に

7月 26, 2025

He Is Always with You
July 15, 2025

引用文集

オーディオ所要時間: 10:35
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あなたがたは強く、かつ勇ましくなければならない。彼らを恐れ、おののいてはならない。あなたの神、主があなたと共に行かれるからである。主は決してあなたを見放さず、またあなたを見捨てられないであろう。—申命記31:6

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誰に聞いても、今日の世界は、私たちの両親や祖父母が知っていた世界とは大きく異なることに同意するでしょう。人生のすべてが変化しているように感じ、不安や戸惑いを覚えたり、まるで未知の恐ろしい領域を旅しているように思えたりするときでも、私たちは変わらない神に頼ることができます。主は不変です。今日も、地上を歩まれたときと変わっておらず、明日も変わることがありません。(マラキ3:6) 「主のはかりごとはとこしえに立ち、そのみこころの思いは世々に立つ。」(詩篇33:11)

将来何が待ち受けているかは分かりませんが、どんなことがあろうと、私たちが神を必要としているときに、神が私たちを置き去りにしたり、見放したりすることは、決してありません。「主はわが岩、わが城、わたしを救う者、… わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。」(詩篇18:2)—ローナン・キーン

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「主よ、状況はますます悪くなるばかりです!」 私はサングラスを額に掛け、手をできるだけポケットの奥深くまで突っ込みながら、考えていました。「あなたはもう私を愛していないのですね。」

「もちろん、愛しているよ」と、心の中でささやく声がしました。

「いいえ、そうは思えません。」

「でも、愛しているんだよ。」

「あなたの愛のしるしを見せてくれますか?」

「分かった。何がいい?」

乾燥していて、騒がしく、埃っぽい道を運転していた私は、見かける可能性の低いものを考えました。

「赤いバラを1本見せてくれたら、あなたがまだ私を愛していると分かります。」

「1本だけでいいの?」 主が笑ったような気がしました。「バケツいっぱいのバラを、あなたに見せてあげよう!」

後で考えてみて、ずいぶん馬鹿げた願い事をしたことに気づきました。神は、ご自身の愛を証明する必要などありません。私たちが気づいていようといまいと、神は常に私たちと共にいてくださるのです。

その午後、私は友人に、彼女のオフィスで会い、コーヒーを飲みながら話をしたのですが、私の心は別のところにありました。私はすでに、神に伝えてありました。私を愛しておられることや、いつも私の世話をしてくださることを知っているので、私の言葉に縛られる必要はないと。でも、心の奥底では、まだ、あの願い事はどうなったのだろうと考えていたのです。私が求めた「証拠」は、見ることができるのだろうかと。友人との話が終わり、立ち上がって帰ろうとしたとき、なんと、その「証拠」がそこにあったのです。机の隅に、小さな陶器の花瓶があり、そこに数本のシダと、一本の赤いバラが生けてありました。

私の心は喜びに満たされました。「イエスさま、ありがとうございます!」

「これで終わりじゃないよ。」 主がそう言っておられるようでした。「あなたの友だちのオフィスに入る角のところで、見せたいものがあったけれど、あなたは忙しすぎて気づかなかったね。あたりを見回してごらん。」

建物を出てみると、最初に目に入ったのは、赤いバラで、しかも1つではなく4つのバケツいっぱいのバラが私に向かって微笑んでいたのです! それどころか、その後ろには、赤いバラが並べられた棚がいくつもありました。そこは花屋だったのです。

他の日なら、この一連の出来事は単なる偶然だったと言えるかもしれません。でもこの日、予期せずしてあんなにも沢山のバラが現れ、しかもそれが神とあの会話をした後だったので、主は私のことを個人的に気にかけておられるのだと安心しました。主は決して私を離れず、主の愛は決して私を見放しません。主は私を、またあなたを、愛しておられます。そして、私たちの人生から何か素晴らしいものを生み出してくださることでしょう。—パロマ・シュリダール

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聖書には、神がご自分の民を決して見放さないという慰めの約束があります。… 「わたしは決してあなたを見放さず(離れず)、見捨てない」という約束は、まず、約束の地に入る前のイスラエルの民とヨシュアに与えられました。(申命記31:6) … ヨシュアにとって、約束の地を手に入れる任務は不可能に見えましたが、主が共におられれば可能でした。主がヨシュアを見捨てることはないからです。…

「わたしは決してあなたを見放さない。」 救いを受けたクリスチャンの内には、聖霊が永久に宿っておられます。そして、聖霊は神ご自身です。(使徒5:3–4) キリストは、ご自身に従う者たちに、慰め主である聖霊がいつまでも彼らと共にいることを約束されました。(ヨハネ14:16) また、イエスは弟子たちに、「世の終りまで」彼らと共にいる、と語られました。この約束は、今日の信徒にも当てはまります。(マタイ28:20) ヨシュアを決して見放さないと約束された神は、今日の信徒を決して見放さないと言われる主と、同じ方です。…

神が決して信者を見放さず、見捨てないという永遠の約束は、キリストに従う者たちに、慰めだけではなく、勇気も与えます。神はご自身の子たちを決して見放さず、見捨てないので、私たちは恐れずに生きることができます。… ヨシュアが、与えられた任務を果たすよう勇気づけられたたように、クリスチャンも、主が決して見放さず見捨てないという約束によって勇気づけられ、力づけられるのです。—GotQuestions.org [1]

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週の最初の日、まだ小さな男の子が
日曜学校から帰宅中に、ぶらぶら寄り道をしていた。

草むらに靴を突っ込むと、毛虫がいた。
ふわふわしたトウワタの実を見つけ、中身を全部吹き飛ばした。
頭上の木にある鳥の巣は、賢くも高いところに作られており
それもまた、少年の好奇心をくすぐる不思議なものだった。

あっちへ行ったり、こっちへ行ったりする少年を見た近所の人が
庭から声をかけ、今日はどこで何をしていたのかと尋ねた。
「聖書の学校に行ったんだ。」 少年は芝を一枚めくり
ミミズを拾い上げながら言った、「神さまのことをたくさん学んだよ。」

「へえ、立派なことだ」と、その隣人。「まだ子どもだっていうのに。」
「神がどこにいるか教えてくれたら、新品の10セントをあげるよ。」
少年からは、間髪入れずに答えが返ってきて、その声も力強かった。
「おじさん、神さまのいない場所を教えてくれたら、1ドルあげるよ。」
不詳 [2]

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(祈り:) イエスさま、私を見放すことも見捨てることも決してないというあなたの約束(ヘブル13:5)を思うと、心の中に温かい気持ちが湧き上がります。この約束に匹敵するものはありません。こんな保証ができるのは、あなただけです。

健康や財産、愛する人たちなど、私にとって大切な他のすべてを失うことがあっても、あなたを失うことは決してありません。あなたは変わらず誠実なままで、肌よりも近く、影よりもそばにいてくださいます。私の人生における、偉大で不変の存在です。ありがとうございます。—アクティベーテッド

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わたしは決して、あなたを慰めなしに置き去りにはしないし、導きを与えずに見放すこともない。決して、人生の試練を戦い抜くための恵みや力のない状態で放っておきはしないし、休息や新たにされる時間を与えないでいることもない。わたしは常に、あなたの必要を満たす。

わたしが示す道を進んでいきなさい。それは、あなたにとっての最高の人生へと導く道だ。日々の生活にわたしを関わらせ、一つひとつの選択においてわたしを仰ぎ見ること、それ以上に大きな保証はない。わたしが一緒なら、一人でいるよりもずっと素晴らしい未来を築くことができる。わたしが、あなたの人生を神秘的で美しい情景として展開させていくのを、見てごらん。—イエス

2025年7月アンカーに掲載 朗読:デブラ・リー 音楽:マイケル・ドーリー


1 “What does God mean when He says, ‘I will never leave you nor forsake you’ (Hebrews 13:5)?” GotQuestions.org, https://www.gotquestions.org/I-will-never-leave-you-nor-forsake-you.html

2 “Where God Ain’t,” frtommylane.com, https://www.frtommylane.com/stories/God/presence/God_is_everywhere.htm

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