6月 22, 2025
しかし、わたしはこの事を心に思い起す。それゆえ、わたしは望みをいだく。主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい。—哀歌3:21–23
時が始まって以来、太陽は毎日欠かさず昇り、沈んできた。天地創造以来、わたしがどれほど多様な日の出と日の入りを描いてきたか想像できるだろうか。しかし、全く同じものはなかったし、これからも決してない。
夕焼けが尽きることがないように、あなたへの愛も決して尽きることはない。わが恵みは、尽きることのない川のように流れ続ける（アモス5:24）。わが言葉は霊であり、命である（ヨハネ6:63）。そしてそれはとこしえに続く（イザヤ40:8）。決して枯れることのない川のように。それだけでなく、わたしのどこをとっても、終わりはない。
わたしに近づくにつれ、あなたは果てしない海のように豊かなわが愛で満たされる。そしてあなたがわが愛を人々に与えるとき、計り知れない祝福を受け取るだろう。押し入れられ、揺すり入れられ、あふれ出るほどに（ルカ6:38）。
わたしはあなたをほめたたえます。わたしは畏れ多くも素晴らしく造られたからです。あなたの御業は素晴らしく、わたしはそのことをよく知っています。—詩篇139:14 英語NIV訳
畏れ多くも素晴らしく造られた。それが、わたしの目に映るあなたの姿だ。「私はなんてダメな人間なんだ！」と感じるかもしれず、時にはそうかもしれない。だが、あなたは常に素晴らしく、驚くべき存在として造られているのだ。
あなたが座る時も立つ時も、旅をする時も家にいる時も、わたしはあなたのすべてを知っており、その上で、あなたを愛している。あなたが語る前にあなたの考えと、あなたが何を言おうとしているかを知っている。あなたの周りをわが臨在で囲み、あなたの頭に祝福の手を置く（詩篇139:1–5）。
たとえあなたが自分をダメな人間だと感じ、欠点や失敗ばかりが見える時でも、わたしはあなたを良き被造物として見る。わたしは最初から結末を見ることができるからだ。やがてあなたは完全で申し分のない者となり、何一つ欠けるところのない者となる（ヤコブ1:4）。1日1日過ぎるごとに、あなたはあの完全な日が来るまで、わたしの姿へと形作られ、変えられていくのだ（2コリント3:18）。
目標を目ざして走り、キリスト・イエスにおいて上に召して下さる神の賞与を得ようと努めているのである。—ピリピ3:14
あなたの人生の段階はそれぞれ前進であり、上昇だ。わたしと共に歩む一歩一歩には、たとえすぐには理解できなくても、目的と意味がある。人生を振り返る時間を持てば、あなたが歩んできた道のりで、わたしがどのように祝福し、力を与えてきたかがわかるだろう。
人生とは結局、多くの一歩一歩からなる旅路であり、困難な状況や険しい道のりの中でも歩み続けるという数々の決断の集大成だ。旅路がスムーズで、順風満帆に進んでいるように思える時もあれば、前に進み続け、成長し、登り続けるために余分な努力を払わなければならない時もある。それは、あなたに与えた天への召しに応じて、目標に向かって進み続け、賞を得るためだ（ピリピ3:14）。
時には大変なこともある。だからこそ「信仰の戦いを立派に（果敢に）戦う」と表現されるのだ。この世のものへの執着を手放しながら、永遠の命を掴み続ける戦いだ（1テモテ6:12）。わたしが導くままに、毎日信仰の歩みを続けなさい。そして、忘れてはならない。この旅路の一歩一歩、あらゆる瞬間にわたしはあなたと共にいるのだ。
だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。—2コリント4:16 新共同訳
年を重ねるにつれて心配になるのはわかるが、今までのあらゆる人生の段階でわたしが共にいたように、これからもずっとあなたと共にいると信頼してほしい。もちろん、運動や健康的な食事など、体をできるだけ強く健康に保つためにできることはある。しかし何よりも大切なのは、わたしがあなたの人生のすべての季節に目的と時を与え、すべてのことを時にかなって美しいものとしていると信頼することだ（伝道の書3:1–8）。だから、年を取り、体が衰えていっても、あなたの霊は日々新たにされていると信じなさい。
健康的な生活を送るためにあなたができることをしたら、あとはわたしを信じて、自分の健康と老後をわたしに委ねなさい。わたしのこの約束を思い出しなさい。「わたしはあなたがたの年老いるまで変らず、白髪となるまで、あなたがたを持ち運ぶ。わたしは造ったゆえ、必ず負い、持ち運び、かつ救う」（イザヤ46:4）。
だから将来のことを心配するな。たとえどんな人生の段階にいても、わたしはあなたと共にいる。わたしがそばにいる、またわたしは今でもあなたの人生に対する召しと目的を持っている、と信頼しなさい。たとえどんな状況でも、出会う人々を励まし、わが愛と喜びを放ち続け、人々をわたしとわが王国へと導き続けることに忠実でありなさい。
見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである。—マタイ28:20
人生は困難に満ち、嵐のような状況に巻き込まれることもある。なぜそのようなことが起こるのか、理解するのが難しいこともある。すべてがうまくいかないように思えるとき、わたしがあなたと共にいるのか疑問に感じるのは自然なことだ。だが、まさにそんな時こそ、わたしはいつも以上にあなたと共にいる。わが愛は変わらず、無条件で、常にあなたと共にある。わたしは苦しい時もずっと傍にいるのだ。
なぜ試練に遭ったのかと問う時も、わたしはあなたを愛し、理解している。忘れてはならない。わたしにあなたへの非難の気持ちはない。わたしはあなたを罪と死の法則から解放したからだ（ローマ8:1–2）。あなたがわが愛を疑い、わが言葉を疑う時でも、わたしはあなたを愛し、決して見捨てない。
たとえどんな経験をし、どんな苦難に直面しようとも、わたしはいつも無条件にあなたを愛する。その愛は暗闇の中の光となり、迷った時の羅針盤となり、嵐の中であなたをしっかりと支える錨となる。そして、孤独な時には、わが臨在があなたを慰めるだろう。
主はあなたを見守る方 … あなたを見守り あなたの魂を見守ってくださるように。あなたの出で立つのも帰るのも 主が見守ってくださるように。 今も、そしてとこしえに。—詩編121:5–8 新共同訳
あなたは細心の注意と配慮をもって造られたことを常に覚えていなさい。一つ一つの特徴、才能、賜物、そしてあなたの存在すべての要素が、あなたの人生におけるわが良き目的を果たすために特別に創造されたのだ。
あなたに命の息吹を吹き込んだ時、それはあなたへの、ただあなたのためだけの、わが大きな愛の瞬間だった。あなたがわたしへの愛と献身、そして人生の旅路で出会う人々に与える影響を通してもたらすであろう喜びを、わたしは知っていた。あなたがわたしや人々を愛し仕えるために下す決断を、わたしは知っていたのだ。
わたしは初めからあなたを見守ってきた。一歩一歩、あなたを見つめ、愛し、気にかけてきた。あなたがわたしの視界から外れたことはなく、常に見守り続けている。
あなたへのわが愛は、とこしえからとこしえまで続く（詩篇103:17）。それは水平線の彼方まで広がる海よりも大きく、星と銀河に満ちたこの宇宙全体にでさえ収まりきらないほどの愛、あなたの理解をはるかに超え、永遠へと続く愛なのだ。
2025年5月アンカーに掲載 朗読：ジョン・マーク 音楽：マイケル・ドーリー
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