9月 3, 2024
わたしが「あなたを愛している」と言う時、それは、あなたへの個人的な言葉だ。わたしの愛から遠く離れてしまったと感じているあなたや、自分は失敗した、赦されるわけがない、希望などないと思っているあなたに向けて、話しているのだ。もしあなたがそのように感じているなら、次のメッセージを聞いてほしい。
もしあなたが、自分には価値などなく、わたしの元に戻れないかのように感じるなら、あるいは、弱く疲れ果て、もうこれ以上歩く力が少しも残っていないかのように感じるなら、あるいは、くたびれて完全にへとへとだと感じるなら、このメッセージはあなたのためにある。もしあなたが、インスピレーションを失ったと感じるなら、あるいは、あと一日、あと一歩、あと一時間、頑張るだけの意欲がもうないと感じるなら、この言葉はあなたのためにある。もしあなたが、わたしに背を向けた自分の心の痛みや重荷を、わたしが理解できるはずないと感じるなら、このメッセージはあなたのためにある。
もしあなたが、もうあきらめたくなり、努力しても何の役に立たないと思っているなら、わたしはそんなあなたに話しているのだ。もしあなたが、自分はメチャクチャな存在だと感じるなら、わたしがあなたを愛していることを知ってほしい。もしあなたが、目の前に設定された目標を達成する力が自分にはないと感じるなら、このメッセージはあなたのためのものだ。もしあなたが、道に迷い、孤独で混乱していたり、疑ったりしているとしても、それでもわたしはあなたを愛している。
もしあなたが、何度も何度もわたしを失望させたと感じるなら、わたしに近寄り、わたしの平安に包まれなさい。もしあなたが、わたしの愛に値するには、自分は不十分で罪深すぎると感じるなら、わたしがあなたを愛して、あなたのために命を捧げたことを思い出してほしい。もしあなたが、打ちひしがれ、苦悩の海に溺れているように感じていても、わたしはあなたを愛し、あなたと共にいる。
わたしの愛は、あなたに手を差し伸べている。わたしの赦しと憐れみは、あなたが受け取りさえすれば、あなたのものだ。わたしがあなたのために抱いている愛は、洪水でさえも消すことができない。あなたへのわたしの愛は、最も高い星まで、そして、最も深い海の底まで届くほどのものだ。あなたへのわたしの愛は、いつも、そしていつまでも、消えることがない。
もしあなたが、弱く、戦いに疲れていると感じるなら、このメッセージはあなたのためだ。もしあなたが、精神的に、そして心も魂も、弱りきっていると感じているなら、このメッセージはあなたのためのものだ。もしあなたが、熱意を失ってしまい、自分はもう役に立たない存在だと感じるなら、わたしが今から永遠に至るまであなたを愛していることを思い出してほしい。
もしあなたが、長年にわたり、苦労して懸命に働いてきた後、鏡を見て、自分が人生の成果として示せるものは何だろうかと悩んでいるなら、このメッセージはあなたのものだ。あなたへのわたしの愛は、絶えることも変わることもないのだから。
もしあなたが、新たな地平の入口に立って、前途の困難に圧倒され、将来に不安を感じているなら、あるいは、目の前にある必要を満たす力が自分にはないと感じているなら、わたしの愛があなたを最後まで導くことを知ってほしい。
わたしはあなたのことを、この世界にあなたしかいないかのように愛している。十字架にかかって、あなたのために死のうと思ったほどに。わたしは、あなたのわたしに対する愛と忠実さ、そして他の人々に対する愛の働きを見ている。あなたの欠点や失敗、過ちや失態のすべてを並べてたりしない。他の人には見えない良いところや可能性を見ている。あなたの愛しい心だけを見ている。そしてあなたを愛しているのだ。
あなたの流す涙をすべて見ているし、心の叫びもすべて聞こえている。あなたの苛立ち、心配、重荷、願いがすべて、感じられる。あなたのことは、欠点や短所も含めて、何もかも知っている。わたしはあなたの心とその中にあるすべてのものを見ている。あなたはわたしにとって大切な存在なのだ。
わたしはあなたを慰め、落ち着かせ、あなたのあらゆる心の痛みを癒やし、あなたのあらゆる心配や恐れを鎮めることを切に願っている。あなたの混乱をスッキリさせ、苛立つ神経を和らげたい。わたしはいつもあなたと共にいる。あなたがどれほど深く暗い経験や濃い霧の中にいようと、また、どれほどの混乱や苛立ちを心に閉じ込めていようと。
自分は遠く離れてしまったと感じているわたしの愛しい子よ、わたしはいつもあなたと共にいることを知ってほしい。これまであなたから離れたことはないし、これからもあなたを見捨てたりしない。
わたしはあなたを呼び、あなたをわたしの愛の懐に引き寄せたいと切に願っている。あなたはわたしのものだ。わたしはあなたのために戦い、あなたのために血を流し、あなたのために死んだのであり、そして今、わたしの霊はあなたの内に宿っている。あなたは永遠にわたしのものだ。
わたしがあなたに対して抱いている愛はとても大きいので、その愛にわたしは駆り立てられ、あなたを改心させて新しい命によみがえらせるという、地上での使命に取り掛かった。そのような訳で、わたしは死んだのだが、それは、あなたが道と真理と命を見いだすためであり、さらに、あなたが誰のものであり、わたしにあるあなたの永遠のアイデンティティが何なのかを知るためである。
わたしがあなたのために苦しみ、血を流し、死んだ時、あなたへの大きな愛がわたしを支えた。ピラトの鞭がわたしの背中を打った時、わたしの目はあなたの贖いをずっと見ていた。兵士たちがわたしにつばを吐きかけて、あざけり、イバラの冠をわたしの頭に押しつけた時、あなたの救いがわたしに耐える力をくれた。十字架を担いで通りを歩き、その重みに弱り疲れて膝をついた時、あなたへの愛がわたしに進み続ける力をくれた。恥辱と苦痛の中で十字架にかけられた時、この死によって、あなたが天国で永遠に生きられるようになることを思い浮かべていた。
わたしはあなたを、永遠から永遠にわたって愛している。わたしがあなたに対して抱いている愛は、それほども素晴らしいラブストーリーなのだ。わたしはあなたの心の奥深くに、わたしの愛と霊を植え付け、あなたの人生の旅路を支えるようにした。進み続けるための力と信仰と希望を、あなたが見いだせるように。
わたしはあなたの心に空っぽの場所を作って、それがわたしの愛で満ちあふれるようにした。そうすれば、わたしがあなたのために用意した場所に、ついに帰ってくるその日まで、あなたを支えるのに十分な愛とわが霊の力を持つことができるからだ。
孤独を感じ、苦境に陥った時こそ、わたしの元に来て休み、わが臨在の内に平安を見いだす時なのだ。落胆し、物事を台無しにしてしまったと感じる時には、わたしの顔を見上げ、わたしが決してあなたを離れることも捨てることもない無条件の愛を抱いて、あなたに微笑みかけていることを知りなさい。
心配や不安を感じたら、あなたの思い煩いをすべてわたしの元に持ってきなさい。自分が味わっている試練を理解できる人などいないと感じているかもしれないが、わたしはいつでも理解している。どんな問題も重荷も、人生の心配事も悩みも、すべてわたしの元に持ってくるがよい。
自分は弱いと感じる時、わたしがあなたの力となろう。混乱している時には、人知ではとうてい測り知ることのできないわたしの平安を与えよう。恐れを感じる時には、あなたの心を慰め、緊張を感じる時には、心を解きほぐしてあげよう。すべてが暗く嵐のようである時、わたしはあなたの輝く光となろう。
方向性と導きを必要とする時には、わたしが手引きし、あなたの道を照らそう。疲れを感じる時には、わたしがあなたの休息となろう。自分が失われた存在であるように思える時、わたしがそばにいて思い出させてあげよう。あなたはすでに見いだされており、永遠に失われることのない存在であることを。
あなたへのわたしの愛はとても大きく、わたしは他の誰よりもあなたを愛している。わたしは今、あなたを愛しており、これからも永遠に愛し続けよう。
初版は1996年9月 2023年8月に改訂・再版 朗読:ジェリー・パラディーノ 音楽:マイケル・ドーリー
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