あなたの過去であなたの未来は決まらない

1月 27, 2024

Your Past Does Not Define Your Future
January 4, 2024

引用文集

オーディオ所要時間: 13:29
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ある晩の夕食後、私は疲れ果てて一人泣き崩れました。… 数ヶ月前に昇進と昇給を約束してくれていた教会から解雇されたのです。また、離婚に関する書類もあり、弁護士を雇う余裕はないので、自分で整理するのに数え切れないほどの夜を費やしました。家計と、今やシングルマザーとして背負うことになる請求書に目をやると、この真っ暗闇の谷から抜け出す道は見えませんでした。…

その谷にいる私は、心砕けたことで、自分の価値は下がったのだと考えていました。しかし、聖書のいたるところに、心砕けた人々が神に救われ、迎え入れられるという物語があります。そしてそこには心砕けた女性たちも含まれているのです。

聖書には、自分の価値を見出そうともがく私たちを選びたいというイエスの願いが描かれた、辛くも美しい物語が記されています。律法学者とパリサイ人たちが、姦淫をしていることで捕まった女性を、イエスのいた神殿の中庭に連れて来ました。あなたは、自分が犯した最大の過ちの現行犯で捕まり、その場で逮捕され、公衆の面前に引きずり出されて殺されようとしているところを想像できますか?

彼らが問い続けるので、イエスは身を起して彼らに言われた、「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」。そしてまた身をかがめて、地面に物を書きつづけられた。

これを聞くと、彼らは年寄から始めて、ひとりびとり出て行き、ついに、イエスだけになり、女は中にいたまま残された。そこでイエスは身を起して女に言われた、「女よ、みんなはどこにいるか。あなたを罰する者はなかったのか」。

女は言った、「主よ、だれもございません」。

イエスは言われた、「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」(ヨハネ8:7-11)。

ここで何が起こったか、わかりますか? イエスが形勢を逆転させたのです。

イエスは、彼らが公の場で屈辱を与えたことに対する説明責任を生じさせただけでなく、そのコミュニティにとっては汚れて死に値するような女性に愛を示すことを選ばれたのです。彼女の心砕けた状態は、宇宙の救い主に近づくこと、そしてその救い主からの愛を受けることを否定するものではありませんでした。

傷を光の中にさらすと決めるとき、あなたは希望と癒しを得ることができます。ヨハネ8章に登場するこの女性を選ぶという行為を通して、イエスは今日、私たちに、あなたや私をも選んでくださると示しておられるのです。イエスはたった今、あなたを選んでおられます。問題は、あなたには、最も深い傷の中で戦い通すことで、最も大きな希望のために戦うだけの勇気があるかどうかです。

誰しもが、癒しを必要とする深い傷を負ったことがあります。私たちには、回復と真の自由が必要です。幼い頃の傷は、大人になれば、癒され閉じられた傷跡に変わることができます。

あなたは自分の過去の過ち、過去の痛み、人生のただ忘れたいと思うような部分をすべて見つめ直して、それらは人生において最終決定権を持つことはないと宣言できるのです。それはまさに、イエスがあなたのために死んだときになさったことでした。それらのものが最終決定権を持つのではなく、最終決定権を持っているのは神だと宣言したのです。そして、友よ、神はまだあなたを見限ってはいません。

神よ、あなたは私が通った経験をご存知です。決して私を見捨てずにいてくださることを感謝します。どうか私を癒しの場所へと導き、私の物語と、私たち皆が希望を得ることができるという良き知らせを分かち合うことができるようにしてください。イエスの御名によって、アーメン。—トニ・コリアー [1]

*

私たちの未来は過去に縛られません。どのような決断をしてきたにせよ、今いる場所がどのようなものにせよ、未来は神の約束のように明るいままです。今いる場所が自分の望んだ所ではないとしても、それを変える時がいずれきます。生きている限り、希望はあるのです。

後ろを振り返り、自分がしてしまったいくつかのことを後悔したり、もっと違う風にしておけばよかったと悔やんだりするのは、人の常です。神はそれを理解し、同情しています。しかし、そういった経験からもたらされる良いことも見逃さないようにしましょう。知恵や成長、そのほかの教訓を得ること、そういった人格を形成する上で助けとなることや、来るべきより良いことに備えさせてくれることをです。

過去を振り返るときはこれも一緒に思いだしましょう。さまざまな「真実なこと、尊ぶべきこと、正しいこと、純真なこと、愛すべきこと」もまたあなたの人生を形作ってきたことを(参照:ピリピ4:8)。過去にあなたが下した良き決断のことを、そして、将来、神が助けてくださることで下せる良き決断を、神に感謝しましょう。—マリア・フォンテーン

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「兄弟たちよ。わたしはすでに捕えたとは思っていない。ただこの一事を努めている。すなわち、後のものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばしつつ、目標を目ざして走り、キリスト・イエスにおいて上に召して下さる神の賞与を得ようと努めているのである」(ピリピ 3:13–14)。

パウロが「後のものを忘れ」と言ったのは、過去の人間関係、思い出、失敗、誘惑など、「キリストにおける神の上への召し」に一心に集中することを妨げるものを振り返ってはいけないということです。パウロは読者を鼓舞するために、ゴールに達して賞を勝ち取るという、不屈の決意をもって競走を走る走者のイメージを用いました。…

競走に勝つためには、走者はあらゆる雑念を消し去らなければなりません。序盤のつまずきを蒸し返したり、コース上のミスにこだわったりすべきではありません。「後のものを忘れる」とは、「後ろを振り返るな。過去にこだわるのはやめなさい。後ろのことを、現在の進歩や将来の努力の妨げにしてはいけない」という、パウロ流の言い方なのです。…

前進するとき、身体は自ずと視線が向けられている方へと動くものです。後ろを振り返り続ける走者は、競走に負けてしまいます。…

恨みや許せないといった感情を抱き続けることは、私たちの動きを妨げ、さらには私たちを過去にがんじがらめにしてしまうことさえあります。頭の中で対立を繰り返したり、傷ついた時のことを蒸し返しても、古傷が開くだけです。… 過去の罪に対する罪悪感や絶望もまた、私たちを過去に縛り付けるかもしれません。しかし、神は私たちの過去の罪を責めたりしないし、私たちも責めるべきではありません(1ヨハネ1:7-9)。…

クリスチャンとしての人生は、前にいるイエス・キリストに目を向けて生きるものです。イエス・キリストこそ、何よりもまず目を向けるべき方であり、私たちの人生を生きる価値あるものにしてくださる方なのです。—GotQuestions.Org [2]

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過去の過ちのせいで、将来への視野がぼやけることがないようにしなさい。将来の良いことだけに目を向けるのです。信仰は、自信を持って現在に、期待を込めて未来に向き合うための勇気を与えてくれます。あなたの人生、あなたの計画、あなたの希望、あなたの夢、そしてあなたの恐れを、毎日祈りによって神に委ねなさい。それに応じて、あなたは人生に平安を得るでしょう。—成功への鍵

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この世界は一冊の本であり、一歩進むたびに新しいページが開かれる。—アルフォンス・ド・ラマルティーヌ

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一年の終わりに後悔ではなく喜びをもって振り返ることのできるようなことを、一日一日のページに綴りましょう。—成功への鍵

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「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう」。—ピリピ 4:6–7

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わたしは、すべてのことを、あなたの益のためにわたしの壮大な計画に組み込むことができる。あなたが、こんなふうでなかったならいいのに、と思うことも含めて、である。あなたはその包括的なパターンが見たくてたまらない。だが、わたしがあなたに見せたとしても、あなたには理解できないだろう。

違ったやり方でできただろうにと、くよくよ悩まないように勧める。そんなのは、非現実なことを考えるのに時間をかけているだけだ。過去は、実際に起こったことと異なるものになりはしない。それよりも、わたしはあなたが新たなスタートを切るのを助けたい。今いるところからスタートするのだ。

「今」が、新たに始める唯一の場所だ。それは、現在あなたが存在する時間と空間の交わる所であり、あなたが生きるようにとわたしが意図した時空の位置なのである。幾つかのこと、いや、多くのことは、あなたの理解力が及ばないことだが、あなたは現在において喜びをもって生きることができる。何しろ、あなたは今この瞬間に、あなたの救い主であり主であるわたしとコミュニケーションをしているのだ。次の時が来たらその時にも対応できるし、またその次の時にも対応できる。

あなたにとって一番受け入れがたいことは、あなたの予想する未来のあり様だ。その予想は、現在の状況を基にしている。だが、未来は、あなたの認知領域を超えた秘密の事柄の一つだ。未来の正当なる所有主であるわたしに任せてほしい。未来については、決して心配しないようにしなさい。そうすれば、あなたの持てるリソースで今日は十分であることがわかるだろう。わたしもそのリソースの一部であり、わたしには不可能は何もないことを覚えておきなさい。—イエス[3]

2024年1月アンカーに掲載 朗読:ジョン・ローレンス 音楽:マイケル・ドーリー


1 https://proverbs31.org/read/devotions/full-post/2023/01/25/broken-crayons-still-color

2 https://www.gotquestions.org/forgetting-those-things-which-are-behind.html

3 Sarah Young, Jesus Lives (Thomas Nelson, 2009).

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