1月 1, 2024
新しい年の始まりには何か特別なものがあります。他のどの日とも同じように、12月31日の次に1月1日が来るだけなのですが、多くの人にとって、新しい年を迎えることは、真新しい始まり、再出発の感覚をもたらします。古い年はもう過ぎ去り、新たな地平が開けているのです。
何であれ新しいことにチャレンジする時には、神の導きと祝福を求めるのが賢明です。これは、新しい年にもたらされるであろう冒険に立ち向かうときにも同じことが言えます。間違いなく、難関、勝利、獲得、そして敗北があるでしょう。そして、そのすべてを通して、神の臨在、助け、慰めが必要になるでしょう。
これからの1年について考えながら、新年の祈りのリストと聖書の箇所をまとめてみました。これが皆さんにとっても霊を奮い立たせるものとなりますように。
神と神の御心を知ることができるように。
「わたしの祈のたびごとにあなたがたを覚えて、絶えずあなたがたのために感謝している。どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、知恵と啓示との霊をあなたがたに賜わって神を認めさせ…」（エペソ1:16-17）。
「わたしたちも絶えずあなたがたのために祈り求めているのは、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力とをもって、神の御旨を深く知り…」 （コロサイ1:9）。
神の御言葉を読み、それに従って人生を歩めるように。
「めぐまれているのは、むしろ、神の言を聞いてそれを守る人たちである」（ルカ11:28）。
「わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう」（マタイ7:24）。
実を結べるように。
「主のみこころにかなった生活をして真に主を喜ばせ、あらゆる良いわざを行って実を結び、神を知る知識をいよいよ増し加えるに至ることである」（コロサイ1:10）。
「あなたがたが実を豊かに結び、そしてわたしの弟子となるならば、それによって、わたしの父は栄光をお受けになるであろう」（ヨハネ15:8）。
忍耐、力、喜びを求めて。
「更にまた祈るのは、あなたがたが、神の栄光の勢いにしたがって賜わるすべての力によって強くされ、何事も喜んで耐えかつ忍び…」（コロサイ1:11）。
惜しみなく与えることができるように。
「与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。人々はおし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに量をよくして、あなたがたのふところに入れてくれるであろう。あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろうから」（ルカ6:38）。
人々への証しのために。
「わたしたちのために祈ってほしい。どうか主の言葉が、あなたがたの所と同じように、ここでも早く広まり、また、あがめられるように…」（2テサロニケ3:1）。
「いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう」（コロサイ4:6）。
神の保護を求めて。
「しかし、主は真実なかたであるから、あなたがたを強め、悪しき者から守って下さるであろう」（2テサロニケ3:3）。
「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる」（イザヤ41:10）。
親しい人を失った人たちのために。
親しかった人の死を悲しんでいる人が多くいます。そのような悲惨な出来事にショックを受け、悲しみに満たされ、死別による孤独感を味わっている人は、祈りを必要としています。
神は「人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである」（黙示録 21:4）。
家族や愛する人たちのために。
愛する人たちの保護を求め、彼らが賢い選択ができるよう神にお願いすることは、彼らに愛を示し、彼らの人生がより良いものとなる手助けをする方法の一つです。たとえ家庭内でぶつかり合うことがあったとしても、誤解が解消し、心の傷が癒やされるように祈ることができるのです。
「そこで、まず第一に勧める。すべての人のために、… 願いと、祈と、とりなしと、感謝とをささげなさい」（1テモテ2:1）。
イエスを知らない人々のために。
神が「彼らの目を開き、彼らをやみから光へ … 帰らせ、また、彼らが罪のゆるしを得、わたしを信じる信仰によって、聖別された人々に加わる」ように祈りましょう（使徒行伝26:18）。
「神は、すべての人が救われて、真理を悟るに至ることを望んでおられる」（1テモテ2:4）。
皆さんのこれからの1年が、神の愛と喜びと平安に満たされますように。また、神の祝福があなたとあなたの愛する人々に豊かに注がれますように。—ピーター・アムステルダム
永遠の神よ
私たちが静かに新年を迎えられますように。
自分自身に対して、また他の人々に対してどうあるべきかを深く考えながら
私たちの歩みがいかに影響を与え
私たちの言葉がいかに力を持つかを心に留めつつ。
私たちが穏やかに歩むことができますように。
よく耳を傾けてから話すことができますように
生きとし生けるものの創造主よ
私たちが厳かに新年を迎えられますように。
あなたがすべての動物や植物に
また、すべての人や生息地に
美と目的を授けられたことを知りつつ。
世界を優しい目で見ることができますように。
破壊するのではなく、敬意を払うことができますように。
すべての魂の恋人よ
私たちが喜びをもって新年を迎えることができますように。
笑い、踊り、夢見ることをいとわず
感謝の心で多くの賜物を思い出し
これから訪れる祝福を待ち望みつつ。
あなたの惜しみない愛を喜んで受け取れますように。
今も、そしてこれからの日々も、キリストの恵みと平和による祝福が与えられますように。—ビニータ・ハンプトン・ライト
年末の大掃除で、私は古いイヤーブックを見つけました。その年の抱負が書かれた長いリストを読みながら、思わず微笑みがこぼれました。きっと私は自分に大きな期待を寄せていたのでしょう。
去年は3つだけ抱負を掲げることにしました。「もっと愛情深くなり、よく励ますこと」、「書きかけの大きなプロジェクトを終わらせて新しいプロジェクトを始めること」、そして「祈りの記録をつけること」。
愛情深くなることと、プロジェクトを完了させることは、継続して努力すべき目標ですが、祈りの記録をつけると決めたのは実に重要な転機となりました。1日目には心に重くのしかかっていることをすべて書き出しました。翌朝、親戚の何人かをリストに含めるのを忘れたことに気づき、その翌日にはそのほかにも祈りが必要な状況をいくつか思い出しました。
これを実行に移すのは思っていたほど難しくはありませんでした。朝起きたらすぐにリストを手に取り、それぞれのポイントのために短く祈ります。新たに思い浮かんだことを書き、答えられたものを消していきます。それには10分もかかりません。
「祈りは私たちにできる最低限のことではなく、最大のこと」と書かれたポスターを友人にプレゼントしたことが思い出されます。彼女はそれをオフィスの入口にあるクリップボードに貼りつけました。彼女に会いにいくたびに、その言葉が私の心に語りかけてきます。
私は常日頃から動き回るのが好きなタイプで、祈りが自分の強みであったことはありませんでした。けれども、時が経つにつれて、祈りがどれほど力強いものであるかをますます実感しています。祈るとき、私たちは、自分自身に非現実的な期待をかけるのではなく、人生を変え、問題を解決し、物事を新しい視点で見ることができる、この世で最も偉大な力を活用しているのです。—ロザネ・ペレイラ
愛する天の父よ、新年まで残りわずかとなった今、私は祈ります。これからの365日、私のためにどのようなご計画があるとしても、私の人生にまだ誘惑や罪が潜んでいるとしたら、どうかそこから私を救い出してください。私を探り、私に欠けている部分を示してください。それによって、今年、私がもっとあなたのようになれますように。今までの一年、私を不当に扱った人たちをゆるすことができますように。あなたが私をゆるしてくださったように、私も彼らをゆるすことができますように。そうすれば、彼らもまた、あなたが私に与えてくださったようなセカンド・チャンスを得ることができるのです。アーメン。
*
イエス様、新年を迎えるにあたり、あなたの強さと力を思い出させてください。過去一年、私は食べ物に事欠いたことがあるし、時には経済的な心配をして、どうやってその週やその月の支払いをしようかと思ったこともありました。どうか、あなたが今まで様々な形で私の求めに答えてくださったことを思い出させてください。そして、私たちはいろいろな人生の季節を経験するのだという事実に、慰めを得られますように。すべての季節が収穫で終わるわけではありませんが、あなたは干ばつ、飢饉、欠乏の時にも私たちを養ってくださいます。私と家族に日々の糧をお与えください。そして、どうか、助けを必要としている人々に目を向けることができるよう助けてください。今年、私がイエス様の手となり足となり、これらのうちで最も小さい者たちを助けることができますように。そうすれば、彼らはあなたを見て、天におられる父であるあなたを讃えることができるのです。アーメン。
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主よ、これからの１年をあなたに捧げたいです。まだ始まっていませんが、素晴らしいスタートにしたいです。私の願いではなく、あなたの御心が行われますように。来年の自分のために、まだ何ら計画を立てていないと言ったら嘘になります。でも、もしそれが御心に沿わないのであれば、どうかそれを実現させないでください。あなたは、私にとって何が最善かをご存じです。あなたは私自身よりも私のことをずっとよくご存知です。これからの一年があなたの年になりますように。私は自分自身を空っぽの器として明け渡します。あなたの喜びと愛で私を満たしてください。そうすれば、私は他の人たちにそれを注ぎ出すことができるのです。アーメン。—ホープ・ボリンジャー [1]
父よ、私は自分自身を御手に委ねます。
お望みのことを何でもしてください。
あなたがなさることなら何でも、感謝します。
私はすべてを受け入れる準備ができています。
御心が私のうちに、そしてあなたのすべての被造物のうちに行われますように。
私の霊を御手に委ねます。
心にあるすべての愛とともに、あなたに捧げます。
主よ、あなたを愛しているから、私自身を捧げ、
あなたの御手に身をゆだねたいのです。
躊躇うことなく、限りない確信をもって。
それは、あなたが私の父だからです。アーメン 。—シャルル・ド・フーコー（1858–1916）
2024年1月アンカーに掲載 朗読：ジョン・マーク 音楽：ジョン・リッスン
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