1月 16, 2023
状況が不確かな時というのは、あなたをわたしに近づけてくれる。そのような時には、わたしがあなたの人生に働きかけることと、あなたが経験するすべてから益を引き出すわたしの能力とを信じてほしい。今こそ、周りの状況がどう見えようとも、わたしを信頼する時なのだ。
あなたの信仰がわたしにある時には、恐れたり心配したり、不思議に思う必要はない。あなたは、何が起きても、わたしがあなたを守り、世話をすると知っているからだ。周りの世界では、あなたをわたしの愛から引き離すようなことは何一つ起こりえない。そして、あなたはわたしに信頼を置いているので、心の平安を得ることができる。
だから、状況が不確かで変化が多い時期には、わたしのことだけを考えなさい。日々の生活でわたしの言葉を適用し、周りの人々にわたしの愛と真理を伝えることに集中しなさい。基本に、つまり、わたしを愛し、他の人を愛するといった重要なことに集中し、それ以外のことはわたしに信頼しなさい。あなたがあらゆる心配事をわたしに打ち明けるとき、わたしのまったき愛が恐れと不安を追い払うだろう。そのとき、あなたは「私の魂は安らかです」と言えるようになる。
わたしがあなたを導いていること、そして、あなたがわたしの望む通りの者になって、わたしの望むことをするように助けていると信頼しなさい。わたしと、わたしの言葉にある愛と安心感にしがみつきなさい。それがそのような時にあって、あなたの強さとなり、バラストとなる。
わたしと、あなたへのわたしの愛以外、人生においてすべては変化する。わたしはいつもあなたと共にいるのであり、それは決して変わらない。だから、山は移り、丘は動いても、わたしのいつくしみはあなたから移ることがない（イザヤ 54:10）。わたしは決してあなたを離れない。
世の中の状況が不透明で、周りの大勢の人が苦労している時、あなたは他の人々の力、祝福、励ましとなることができる。ポジティブで信頼し続けることで、周りを安定させる存在となり、信仰の道しるべとなることができるのだ。
信仰の火を燃え立たせなさい。その炎が周囲の状況によって曇らされたり消されたりしてしまわないようにしなさい。わたしとわたしの言葉に近く留まっていなさい。そうすれば、あなたの信仰は開花して、あなた自身を支えるだけでなく、他の人々の力にもなれることだろう。
信仰が試されることがないとは言わない。これまでも試されたし、これからも試されるだろう。だが、それは信仰を強めるための過程の一環なのだ。信仰を語り、信仰を示し、信仰に生きることで、たとえその途中で周りの世界に何が起きようとも、何が変わろうとも、あなたはこの人生を生き抜くことができる。ただ、信仰によって歩き続け、わたしがあなたと共にいると信頼しなさい。
わたしはいつだってわたし自身の者たちを気にかけていることを覚えていなさい。今までの人生で荒れた時期があり、あなたがとても困難な状況を経験したことは知っている。しかし、わたしはこれらの経験の一つ一つをとって、それらを共に働かせてあなたの益としてきた。わたしがあなたを導くと信じ、この先に起こりうる変化に対して心を開いていなさい。未来についての信仰の霊を培いなさい。
将来に不安を感じたり悩んだりするのは人間の常だ。しかし、あなたは賛美と信仰を口にし、あなたを世話するというわたしの約束に信頼することを選べる。あなたがどこにいても、何をしていても、わたしに従い、あなたへのわたしの愛に信頼すると心の中で決意し、約束しなさい。
心配する必要などあろうか。すべてはわたしの手の内にあり、あなたもそうだというのに。
わたしが信仰こそ勝利であると言うのは、必ずしもあなたが目の前の状況に求めている答え、解決策、奇跡を意味するとは限らない。それは、わたしがあなたを世話するという心の平安と確信であり、重荷を負う必要がないことから感じる安堵であり、わたしがあなたのために約束を果たすという確信である。それこそ、信仰が与える勝利なのだ。
「わたしはあなたがたの年老いるまで変らず、白髪となるまで、あなたがたを持ち運ぶ。わたしは造ったゆえ、必ず負い、持ち運び、かつ救う」（イザヤ 46:4）というわたしの約束に信頼しなさい。わたしは約束通りにあなたのために道を開くのだから、これについてわたしに信頼しなさい。
わたしがあなたを世話をすると信頼しなさい。人生におけるわたしの祝福を利用して、できることはなんでもするための準備をしなさい。そして、それ以外の全てについてはわたしに信頼しなさい。
あなたは未来に対して多くの考えや不安を抱いてきた。そして、これからどうなるのか不安だ。自分の周りのとても多くが変わって、何が残るのだろうと思うこともあった。しかし、この魂の探求の時は、あなたにとって良いものだった。真に大切なものは何かという、核心的な土台にたどり着き、わたしへの信仰と信頼を根付かせ続ける助けになったのだ。
このような時に肝心なのは、クリスチャンとしてわたしのために生きるとはどういうことなのか、その基本に立ち返ることだ。わたしはあなたを召し、選んだ。そしてあなたが喜んでわたしに従い続けていることを知っている。だから、あなたの周りの世界が不確かなものに見える時には、信仰の核とわたしとのつながりを固守しなさい。
あなたの周りで物事が変化すると、それが自分の人生にどんな意味があるのだろうと考えることがあるだろう。しかし、ひとつ確かなのは、あなたが経験してきたそれぞれの時代、それぞれの変化の時、それぞれの人生の季節が、何らかの形であなたを豊かにし、かけがえのない教訓を与えてくれたということ、そしてこれからもそうであろうということだ。
あなたの人生はずっと続いていく旅であり、最終目的地は、1日、1週間、1ヶ月、あるいは1年で到達するものではないことを覚えていなさい。そして、方向性と次のステップをわたしに尋ね求め続けなさい。
あなたは、一心にわたしを尋ね求めてわたしに会うための方法を知っている（エレミヤ 29:13）。わたしに会うというのは、わたしのもとに来て、わたしの臨在を求めることだ。イサクが野に行って祈ったように、あるいはモーセが山で祈ったように、そしてあなたの前に生きた多くの人々がそうしたように、わたしを尋ね求める者はわたしに会う。
あなたの中にいるわたしの霊が、あなたが人生で直面するどんなことにも耐えられるよう助けると信じなさい。あなたへのわたしの愛は決してあなたを離れず、あなたをしっかりと抱きしめることを知りなさい。
わたしがあなたの人生のために用意している新しい方向性に心を開き、わたしが求めることを喜んで行いなさい。あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのはわたしであって、わたしはそれをよしとするのだと信じなさい（ピリピ 2:13）。
将来に備えるためにあなたができる最も重要なステップとは、引き続きわたしに近づき、祈りのうちにわたしを求め、わたしの言葉を学び、思い煩いをすべてわたしに委ねることだ。わたしは動かすことのできない岩であり、決して変わることはない。わたしにしがみつくといい。わたしにしがみついている限り、どんな嵐が来ても、決して動じないことを知っているからだ。
だから、将来について心配してはいけない。人生や、周りの世界が不確かな時には何が起こるか分からないので、先を見て心配しがちなのは分かっている。その荷はわたしに任せなさい。
あなたは自分の体が弱いと分かっている。年をとって、若い頃のような体力とスタミナはない。しかし、あなたの霊は弱くない。あなたの霊は成長し、成熟し、日に日に強くなり続ける。あなたは長年にわたって信仰によって歩み、わたしの愛に信頼することを学んできた。何ものもあなたをわたしの愛から引き離すことはできない。
未来に起こることに備えるにはどうしたらいいのか。心を尽くしてわたしに近づき、わたしの真理を他の人々と分かち合い、自分を愛するように他の人々を愛そうとし、わたしが毎日毎日、あなたと共にいると信じることによって、霊を強め続けることができる。将来に対する心配や不安が忍び寄ってくるのを感じたら、わたしのところに来て、全ての心配事についてわたしと話しなさい。あなたの弱いところに、わたしの強さが現れることを信じなさい。あなたはわたしの手のわざ、わたしの被造物であることを忘れてはいけない。
あなたはわたしの愛する子なのだから、わたしがあなたの人生の目的を果たすと信じることができる。あなたに対するわたしの愛を絶えず思い起こしなさい。わたしから目を離さず、わたしがあなたを導き、日々あなたと共にいると信じなさい。
初版は2009年8月 2023年1月に改訂・再版
朗読：ガブリエル・ガルシア・バルディビエソ 音楽：マイケル・ドーリー
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