12月 26, 2022
新年の始まりにあって、わたしはあなたの前に扉を開く。その扉をくぐるとき、あなたはこれからの一年間、わたしの意志とあなたのための計画のうちに歩む信仰と油注ぎを受けるだろう。信仰と信頼をもってわたしのもとに来て、心に語りかけるわたしの声に耳を傾けるとき、わたしは、あなたがわたしと他の人々に仕えるよう導き続けるだろう。
この年も終わり、新年を迎えるにあたり、変化や新たなチャレンジがあるだろう。しかし、わたしは昔から今日に至るまで、ずっと変わっていない。わたしは変わることがないのだ。わたしの愛はあなたと共にあり続け、一瞬たりとも、瞬きする間さえも、あなたを離れることはない。わたしは決してあなたを離れ去らない。この新しい年を迎えるとき、わたしはあなたのそばにいる。
わたしがあなたに与えたいと願う愛を受け取りなさい。そうすれば、わたしの愛を他の人々に注ぐことができるようになるから。わが霊の知恵を受け取りなさい。そうすれば、あなたの決断が賢明で、わたしに導かれたものとなるから。これからの一年、わたしの近くにとどまっていなさい。
わたしの臨在は、あなたが暗闇の中にいる時に光を、困難を抱える時に保護を与え、あなたが他の人々の証しになることを可能にする。わたしは決してあなたを失望させたり捨てたりしないと信頼しなさい。わたしは一歩一歩、あなたと共に歩む。あなたはわたしに頼ることで、進み続けるのに必要な強さと安心を得ることができる。
あなたがわたしと神の国を最初に置くとき、わたしはあなたの必要を満たすと約束する。だから、信仰を持ってこれから明ける新年に踏み出し、わたしが一歩一歩あなたと共にいると信頼しなさい。あなたを愛している。そして、あなたは永遠にわたしのものだ。
わたしのもとに来て、すべてをわたしに委ねることで、成長し続けなさい。わたしがあなたのために用意しているものに対して心を開き、魂を探る深い問いかけをしなさい。「私に示したり教えたりすることがもっとありますか? あなたのためにもっと何ができるでしょうか? 他の人のために、もっと何ができるでしょうか? どうすれば、あなたや他の人のために命を捨てることができるでしょうか?」
あなたの道をわたしにゆだね、わたしが助けると信頼しなさい(詩篇37:5)。わたしにもたれかかり、わたしにあって安らぎなさい。信仰を持ち、わが言葉が真実であることを信じなさい。これからの一年、あなたがどれだけうまくやれるかを心配してはならない。わたしとわたしの国を第一に求めることに集中しなさい。そうすれば、必要な強さと勇気を見出すことができる。あなたの弱さの中に、わたしは強さを現すことができる。
この一年、わたしはあなたに多くのことを経験させてきた。あなたは、過去には、物事はどうあるべきか、何が欲しいか、何が最善か、どうすれば最も幸せになれるかについて、一定の考え方を持っていたこともある。しかし次第に、あなたは砕きを通り、ふるいにかけられて、わたしが最善を知っており、あなたの人生のためのわたしの計画が、あなたの究極の益のためであるという、単純な真実を信じるようになった。
あなたは人生を偉大な学習体験としてとらえるようになり、自分の前にはまだどれだけの道のりがあり、どれだけの距離を行かなければならないかに気づいた。このような考え方を常に持ち続け、欲しいもの、必要なものはすべて持っている、現状に満足している、といった自己満足の感情に抵抗しなさい。今あるものに満足しつつも、常に信仰の成長を求めなさい。
他の人の助けや祝福になれる方法を探し続けなさい。他の人に手を差し伸べなさい。苦労している人の支えになりなさい。困っている人に救いの手を差し伸べなさい。
あなたは、自分は取るに足らない、小さい、必要とされていないと感じることがあるが、わたしはあなたをそのように見ていない。あなたはわたしの意志の道を選んだ。そして、あなたの行く道は今は暗くても、あの全き日に至るまで、いよいよ輝きを増して真昼となる。(箴言4:18)。
覚えておくべき最も重要なこととは、あなたは永遠の命につながる正しい道を歩んでいるということだ。あなたは正しい道を見つけたばかりか、この道を歩くことをいとわず、わたしに従い続けている。
わたしは良い目的のために、このいっときの暗闇、試練の時があなたの道に降りかかることを許した。わたしは、あなたがわが意志の道のりのどこにいるのかを正確に知っており、それが平和と信頼と信仰の輝きへとつながることを知っている。テストと試練には目的があり、あなたの人生においてわたしを働かせるとき、それはあなたのために共に働いて、わたしの霊の良い実をもたらすだろう。
簡単なプロセスでないのはわかるが、もしあなたが一時期これを耐え忍び、喜んでわたしにしがみつくなら、わたしとのより近い歩みから美しい実を刈り取るだろう。わたしの言葉は揺るぎなく、真実であり、決して失敗することがない。わたしがわが言葉で約束したことは、すべて実現する。
テストのないテスティモニーはなく、試練のない勝利はないことを忘れてはならない。つまり、勝利を得るには、テストや試練を進んで受けなければならないのだ。しかし、それにはあらゆる犠牲を払うだけの価値がある。闘う価値があるのだ。わたしにしがみついて進み続けるとき、あなたはますます強さを増していく。
この暗い道の先には勝利がある。わたしはあなたが一歩ずつ歩くのを助けよう。わたしはいつもあなたのすぐそばに共にいて、あなたの耳元で慰めと導きをささやいている。わたしはあなたの支えであり、あなたがこの時を乗り越えるのを必ず助ける。
あなたへのこの愛を信じなさい。わたしは決してあなたを慰めなしに置き去りにはしないと信じなさい。あなたには、多くの苦しみを味わった昔の弟子たち(この世は彼らの住む所ではなかった)のように、苦難があるかもしれない(ヘブル11:37-38)。しかし、わたしの王国では報われ、すべてはその価値があったことを知るようになる。あなたは、わたしが威厳と栄光と勝利の中に現れるのを見て、これらの地上の試練がいかに束の間のことであり、永遠に比べれば、広い浜辺の砂の一粒のようにいかに一瞬のことであるかを理解するだろう。
あなたには楽しみにできることがたくさんある。苦難の時もあるだろうが、それはわたしを愛する者たちのためにわたしが用意した、素晴らしい未来への足がかりに過ぎない。
わたしはこれまであなたの人生を細部に至るまで解決してきたのだから、これからもそうすると確信していい。それも、やはり信仰によるだろう。あなたは信仰によって一歩を踏み出し、わたしが望むことを行う必要がある。わたしを求め、わたしを仰ぎ見て、いつ、どのステップを踏むべきかを知る必要がある。わたしに答えを求める限り、わたしはあなたを忠実に導き、案内する。
この先、何があっても恐れてはいけない。わたしに信頼を置くとき、わたしの愛と霊はすべての恐れを追い払うことができるし、また追い払うだろう。わたしは世の終わりとさらにその先まで、いつもあなたと共にいることを忘れてはいけない。わたしは決してあなたを離れたり、見捨てたりしない。決して恐れる必要はない。わたしは、わたしの霊と臨在なしにあなたを置き去りにすることは決してないからだ。
わたしのあなたへの愛は、永遠にわたって広がっている。わたしに近づくとき、わたしがあなたの人生のすべての局面を計画しており、あなたのための計画には間違いがないことを知るだろう。わたしはあなたの生涯を通じてあなたを守り、保護してきた。そして今もあなたを見捨てることはない。
恐れてはならない、あなたはわたしのものであり、わたしはあなたを守るからだ。わたしの王国にはいつだってあなたの場所がある。この一年に何があるかを恐れたり心配したりせず、どんな困難に直面しても、わたしは万事を共に働かせてあなたの益にすると信じなさい。一歩一歩わたしを見つめ、わたしのすぐそばを共に歩む一年にしなさい。
初版は2000年1月 2022年12月に改訂・再版
朗読:ルーベン・ルチェフスキー 音楽:ジョン・リッスン
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