12月 27, 2021
「わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる主の働きによるのである。」—2コリント3:18
あなたの人生の本をデザインしたとき、わたしはそれをハードカバーで糸綴じの豪華本にはしなかった。むしろ、リングバインダーのように、付け足したり取り出したりできるようにした。ページや内容を足したり、必要であればセクションを追加したりなど、自由に選択できるようにしたのだ。
わたしに向かってその本を開いたままにし、わたしに目を通させ、変更を入れさせてくれるなら、わたしはあなたのための目的が達成されるよう、引き続きあなたの人生を変えるために働き続けることができる。あなたは自分のページが今のままの方が好きで、レイアウトやバインダーの厚みに満足していると感じるかもしれない。あるいは、わたしが変更を入れるにはバインダーの背のリングが少々錆びていているのではと思うかもしれない。しかし、わたしがあなたの人生に働きかけると信頼するなら、わたしはあなたが必要な変更を入れるのを助けることができる。
あなたをハードカバー本にしなかったのは、そうするなら、あなたのための計画を成就させるために、あなたの人生のページを破って新しいページをホッチキスで留めなければならなくなるからだ。あなたがわたしに「はい」と言えば、あなたの人生の旅路において、この日この場所であなたが召されているものになれるよう、わたしが適切な場所にページを加えることができるようにしたのだ。
柔軟になり、わたしがあなたの人生にもたらす新しい状況や変化の時代へと自分を拡大し適応することをいとわずにいなさい。いつでも必要を満たす準備をし、対応し、喜んで新しいことや方法を試す気持ちでいるのだ。わたしが導くところでは、わたしはまた、あなたがわたしの呼びかけに応え、新たな挑戦を受けて立てるよう、あなたに供給し、装備する。信仰を持ち、わたしがあなたの求めに応えると信じなさい。
あなたの人生は今までずっと一定の形をしていて、それ以外のものにどう適応していいのかわからないのかもしれない。しかし、人生のさまざまな段階を経験するにつれて、それは異なる輪郭を帯びるようになる。新しい日の必要と挑戦に応じるための異なる形だ。
わたしはあなたの人生を、ある栄光の段階から別の段階へと変貌させることを好む。[1] 実際、それがわたしの得意とすることなのは、歴史が証明している。学ぶことに終わりはない。あなたに必要ないかなる分野でも学び成長できるのだと、わたしに信頼しなさい。あなたは必要に応じて変化し、視野を広げることができる。わたしの栄光を鏡に映すように見つつ、変容し続け、わたしの全き姿へと成長していけるのだ。
どのような変化を遂げることが必要なのであれ、あなたが具体的に祈ると、わたしはそれを実現するのに必要なことを行うようあなたを導く。わたしの言葉を学び続け、実生活でそれを実行し、実践するよう努めなさい。わたしの言葉に生きることにおいて成長し続け、わが霊があなたをすべての真理へと導くと信頼しなさい。[2] わたしはあなたの個人的な家庭教師として学びを助けるだけでなく、あなたが成長し、人生に必要な変化をもたらすのに必要な学習スキルを与えよう。
自分自身では弱いけれどもわたしにあって強くなれるという事実を受け入れることは、人生のミッションに必要なすべてが見つかる何でも揃った資料館への招待を受け入れるようなものだ。自分自身では弱く、わたしとわたしの知恵と力が必要であるという事実を受け入れると、あなたはわたしの恵みがあなたにとって十分であること、そしてわたしの力はあなたの弱さのうちに完全に現れることを見出す。[3]
「わたしはあなたを教え、あなたの行くべき道を示し、わたしの目をあなたにとめて、さとすであろう。」—詩篇32:8
傷ついているときには、わたしのもとに来なさい。痛みを和らげてあげよう。うれしいときにはわたしのもとに来なさい。あなたの喜びを何倍にもして分かち合おう。わたしはあなたが必要とするまさにそのときに、あなたに必要なすべてだ。あなたの奥深くにある望みは、ただわたしにあってのみ満たされる。
今は自助の時代だ。書店には、自分が全ての中心であって、「ナンバーワンを目指せ」という本があふれている。これらの方法論の主な目的は、自己充足と自信を持つことだ。しかし、あなたは「道なき道」を歩むよう召されている。それはわたしに頼り続けることである。真の自信とは、わが臨在にあって自分が完全なものになれると知ることから生まれる。あなたが必要とするものはすべて、わたしのうちにそれに相当するものがある。
わたしの臨在をますます意識するようになると、自分の進むべき道をもっと容易に判断することができる。これは、わたしの近くで生きることの実際的な利点の一つだ。道の先に何があるのだろうと考えたり、もしそうなったら…あるいはいつ…何をすべきかと心配したりする代わりに、わたしとのコミュニケーションを保つことに集中するといい。実際に選択の地点に到着したときに、わたしは進むべき方向を示すだろう。
多くの人は、将来の計画や決断に気を取られて、今日すべき選択が見えなくなっている。意識的に気づくこともなしに習慣的な反応をしてしまうのだ。このような生き方をしている人は、人生に鈍感さが忍び込んでしまっている。このような生き方をしている人は、踏みならされたお決まりの道を歩んで、毎日を夢遊病のように過ごしている。
宇宙の創造主であるわたしは、想像を超えた創造的な存在だ。わたしは、あなたが深い轍ができた小道をぐるぐる回るままにしておかない。そうではなく、あなたの知らなかったことを明らかにしつつ、真新しい冒険の道を導くだろう。[だから]わたしとのコミュニケーションを保ち続けなさい。あなたを導くわたしの臨在について行きなさい。[4]
「神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見き わめることはできない。」—伝道の書3:11
わたしがあなたに期待するのは、完璧さではない。わたしが求めるのは、わたしに頼ることを追い求め、そうすることで自分の力を見出す人だ。
何かをするよう、あるいは人生で何かを変えるようわたしが呼びかけていると心から信じるなら、恐れてはならない。何か難しいことや、あなたらしくないことをするために、わたしがあなたの信仰を引き伸ばすことを許すとき、あなたはわたしに、人生で何か新しいこと、潜在的に素晴らしいことをする機会を与えている。
多くのスポーツでは、チームが大きくて選手全員が試合に出る時間をたっぷりもらえるわけではない。多くの選手は訓練に訓練を重ねながらも、補欠としてチームにいるか、各試合でほんの数分しかプレーできない。しかし、そのチームが試合に勝ち、トロフィーを獲得すると、ポジションや出場時間に関係なく、全員が勝者なのだ。彼らはチームの一員であり、チームの一員として、全員が称賛と報酬を分かち合う。
あなたは、自分の仕事や召しはあまり重要ではないとか、「重要な」プレーをするのは、ごくたまにしかないとも思っているかもしれない。しかし、わたしのチームでは選手一人ひとりが重要であり、あなたにとってそれが偉大に見えようと小さく見えようと、わたしに召されたことを果たすために自分の役割を果たしてもらわなければならない。大切なのは、何をするにも心を込めて、全力を尽くすことだ。[5]
わたしは、あなたの心の中に永遠を思う思いを授けた。[6] あなたの未来のあらましは、あなたの霊のDNAに書き込まれており、あなたは自分の選択によってその輪郭に近づいていく。あなたは神の国のためにこの世に手を差し伸べる役割を果たすよう運命づけられている。信仰と従順をもって忍耐強く前進し、わたしの弟子としての呼びかけを果たそうと決意するとき、あなたは自分の宿命を全うすることになる。
特に記載がない限り、初版は2007年 2021年12月に改訂・再版 朗読:サイモン・ピーターソン 音楽:マイケル・ドーリー
1 2コリント 3:18.
2 ヨハネ 16:13.
3 2コリント 12:9.
4 Sarah Young, Jesus Calling (Thomas Nelson, 2010).
5 伝道の書 9:10.
6 伝道の書 3:11.
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