クリスマスの愛の贈り物

12月 25, 2018

Christmas Gifts of Love
December 25, 2018

イエスからの言葉

オーディオ所要時間:8:54
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誰もが、お金で幸せは買えないと分かっているが、ホリデー・シーズンの間はその事実を見て見ぬ振りしたがる。家族などに流行りの物やおもちゃを買おうと夢中になりがちで、家族や友人と貴重な時間を過ごすことや、心の中の愛という世界で一番素晴らしい贈り物を与えることを、しなくなってしまう。

クリスマス・シーズンはわたしに関するものなのに、お店にはわたしの誕生日に欲しいと思う贈り物が置いていない。わたしが一番欲しいものは、あなたの家族や友人にとってとても価値のある贈り物と同じものであり、それはあなたの愛と時間と友情だ。

わたしの一番の願いは、あなたの心の中で特別な場所を占めることだ。あなたが与えられる一番のプレゼントは、心の中にわたしを招き入れ、あなたから離れないように求めることである。わたしが誰かの扉をこじ開けることはない。常に招き入れられるのを待つ。ただ扉をたたくのであり、あなたの心の扉をたたくわたしの声をあなたが聞き、わたしを歓迎して扉を開けてくれることを望んでいる。[1]

あなたの心は貴い贈り物であり、わたしはそれを大切にする。それ以外のものは時がたてば古び、壊れ、摩耗するのだ。しかし、あなたの心という贈り物をわたしに与えるならば、わたしはそれをわが永遠の温もりと愛とで満たすと約束しよう。それが常に若さを保つように。

与え続ける贈り物

わたしからあなたへの贈り物はわたしの臨在だ。あなたの地上の友人や恋人以上にわたしはあなたのそばに近く、愛おしい存在でありたい。わたしには与えるものがたくさんある。今から永遠に渡って毎日を充実させるのに十分以上のものが。それはまず、真実で絶える事がなく無条件の愛から始まる。わたしはあなたが愛されていると感じる時に最も幸福なのを知っている。どんな愛よりも豊かで欠けたところのないわたしの愛によって愛されている時に。それはどこかで時々見つかるはかない幸せではなく、深く恒久的な幸せだ。喜び、慰め、満足、平安、安定、安心、確信、楽しみといった、あらゆる色相色調のある幸せなのだ。

わたしからあなたへのプレゼントはどの店にも売っていない。売り買いなどできず、無料で与えられるものだからだ。決して古びる事なく、壊れることも磨耗することもない。役に立たなくなることもない。誰もそれをあなたから奪うことはできず、永遠にある。決して変化することがないのに、常にあなたを驚かせ喜ばせる。望むだけ分け与えることができるが、それでも配り歩いてあまりあるほどである。それどころか、あなたがそれを分け与えれば分け与えるほど、あなたの分は増える。

そしてわたしは常にあなたと共にいる。良い時を共に楽しみ、悪い時にあなたを助けるためである。どんな時もどこででも、わたしに話すことができる。わたしは、あなたがちょうどその時に必要としていることを、あなたの心や思いにささやき返すであろう。手を伸べて、わたしの臨在という贈り物を受け取りなさい。

想像しうる贈り物の中でも最高のもの

わたしは言が肉体となった者である。わたしは常に存在し、これからも存在する。「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」[2] ベツレヘムに生まれた赤ちゃんとして、わたしのことを考えるとしても、わたしの神性という観点を失ってはいけない。成長して大人となり、救い主となったこの赤ん坊は、全能の神でもあった。それ以外ではあり得なかった。

わたしの犠牲的な生涯と死は、もしわたしが神でなければ、それだけでは不十分だった。だから無力な幼子としてこの世界に来た「言」が、この世界を生み出した者と同一であることを喜びなさい。

わたしは豊かであったが、あなたがたのために貧しくなった。あなたがたが豊かになるようにである。あなたがたがわたしの内に持つ宝と比肩するクリスマスプレゼントは他にない。東から西が遠いように、わたしはあなたがたの罪を遠ざけ、あなたがたが罪に定められないようにする。想像を絶するような、永遠に続く栄光ある命を与える。…

想像しうる最高の贈り物とは、わたしである。わたしを持つなら、必要なものをすべて持つのである。この人生と次の人生で必要とするすべてを。わたしは、わたしの栄光の富の中から、あなたがたのいっさいの必要を満たすと約束した。[3] しかしわが愛する者たちは、わたしが与える富を受け取り損ねることがある。…持っているすべてのものを喜ぶのではなく、持っていないものを欲しがるのである。その結果不満を抱く。

感謝の犠牲を捧げることを実践できるようあなたがたを訓練している。すべての状況でわたしに感謝を捧げられるように。まず自分の人生で目に見える祝福について感謝しなさい。それから手を休め、わたしを知るというおののくべき贈り物について考えてみなさい。わたしはあなたの生ける神、愛情深い救い主、いつも連れ添う友だ。この世であなたが持っているものがどれだけ多くても少なくても、わたしとの仲によって計り知れない富がある。

だから、自分の祝福を数える時はいつも、わたしの内に持つ無限の富を数え忘れないようにしなさい。わたしを方程式に加えなさい。そうすれば感謝の気持ちは指数関数的に大きくなる。「何であれあなたの持っている物」+「わたし」=「莫大な財産」ということだ。[4]

あなたはわたしに何をくれるのか

天を王座とし、地を足台とするもろもろの王の王、もろもろの主の主であるわたしに、あなたは何を与えられるだろうか。[5] すべてを持っているこのわたしに何を与えられるのか。それは心からの贈り物である。わたしは心からの贈り物をすべて大切にする。

一人ひとりの人間は賜物や才能や能力の独特の組み合わせで創られている。たとえば、生まれつきの能力としては、頭の回転が速い、探究心がある、特定の技能や職種に適しているといったことだ。また、精神的・霊的な賜物としては、謙虚さや楽観的な捉え方、思いやり、自己犠牲といったことだ。しかし、すべての中で最も偉大な贈り物の一つは、愛の贈り物である。誰もが一定の量、この賜物を受けており、それは神自身の姿に似せて創造されたことに伴うものだ。

これらの貴重な贈り物はすべて、あなたの人生と他の人の人生を豊かにするために与えられたものである。あなたがそれらを使って他の人のために役立て、彼らを幸せにするとき、わたしは幸せになる。

今年のクリスマス、そしてこれからの一年、あなたは何をわたしにくれるだろうか。あなたが持っているもの、すでに与えられているものを十二分に使いなさい。そうすることであなたはわたしにお返しをしているのであり、最も素晴らしいことが起こるようになる。あなたの賜物と才能が成長し、増し加わり、あなたを動機づけていた愛が心から心へと広がり、あなたのもとに返ってくる。

2018年12月アンカーに掲載 朗読:ジェリー・パラディーノ
音楽:『Rhythm of Christmas』アルバムより、許可を得て使用


1 黙示録 3:20.

2 ヨハネ 1:1.

3 ピリピ 4:19.

4 Sarah Young, Jesus Always (Thomas Nelson, 2017).

5 1テモテ 6:15; イザヤ 66:1.

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