その日のための力と塗油

5月 11, 2020

Strength and Anointing for the Day
May 11, 2020

イエスからの言葉

オーディオ所要時間:11:02
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あなたを、わたしの愛で満ち溢れさせたい。すべての罪を覆う愛、与えたくない時でさえ与える愛、涙を浮かべながらもほほえんで、気づかい、与え続ける愛で。どうしたら、そんなわたしの愛が心や魂、精神、目、手、口から溢れ出るような毎日を過ごせると思うだろうか。あなたの人生、またあなた自身をわたしにゆだねることだ。そうすれば、わたしの言葉があなたを支え、わたしの霊があなたを通して働く。

朝露は、新たな一日や新たなスタートにある新鮮さを表すが、あなたへのわたしの愛も同じなのだ。それは来る日も来る日も、新たにされる。わたしは、あなたの霊を優しくなでて落ち着かせ、新鮮な気持ちにさせるのが好きだ。だから、一日を始める前に、すべてがまだ新鮮な内に、ここに来て、わたしとしばし一緒にいなさい。わたしの愛の力、わたしの霊の力であなたを塗油し、目の前の忙しい一日へと、あなたを備えて送り出してあげよう。

あなたが魂のエンジンをかける時、わたしがあなたに活力を与えて回転を上げさせ、モーターを動かし続けてあげよう。毎日が忙しく、大きな計画があり、成し遂げるべきことがたくさんあっても、もし、すべての道でわたしを認め、あなたの道筋をわたしに導かせるなら、あなたは大丈夫だ。わたしはあなたに関わるすべてのことを成し遂げ、最終的にあなたが振り返った時、成し遂げた進歩と学んだ教訓に満足できるよう助けよう。

わたしはあなたを、わたしの手にある特別な道具とし、あなたの人生のためにわたしが用意した目的を達成できるようにした。わたしの道具であるあなたを、わたしがさまざまに振るうに任せてほしい。そうすれば、わたしの国のためにあなたが行うよう塗油しておいた仕事を成し遂げられることだろう。

あなたはわたしのものであり、わたしはあなたのものだ。わたしは、今日、人生の小道を進むあなたのそばに、常にいる。疑問が湧き、必要が生じ、問題や難題が持ち上がるたびに、わたしにその解決を助けさせ、決断を導かせてほしい。立ち止まって祈るなら、あなたに霊感を与え、あなたの考えを導いてあげよう。

わたしたちの愛は永遠に続く。それほど単純なことであり、疑うことなど何もない。わたしは、ただただ、あなたを永遠に愛している。

今日

今日という日は、愛する日、与える日、行動を起こす日だ。明日は、あなたの目につかないところにあるのだから、明日のことを心配したり、思い煩ったりしてはならない。一度に一日を精いっぱい生きる術を磨くチャンスとして、毎日に臨みなさい。わたしはあなたに、今日必要な力と知恵と供給を与えている。今日が、今、あなたにあるすべてなのだ。

わたしは明日も、あなたに必要なものやそれ以上のものを与える。それはひとえに、あなたを愛しているからだ。だから、わたしを信頼し、将来のことで心を騒がせたり、思い煩ったりしてはいけない。ただ一度に一日を精いっぱい生きなさい。一度に一時間を生き、一度に一つの仕事や一つの難題に取り掛かるのだ。そうすれば、その一度のため、毎回必ず、わたしのスタミナと塗油を与えよう。わたしがあなたの力となり、インスピレーションとなる。

今日という日は、白紙で始まる。わたしが線を入れるので、愛する者よ、あなたが色を塗っていきなさい。赤やオレンジや黄色という暖かい色で始め、それから、青や緑や空色という心落ち着く色を塗るといい。わたしが描いた線からはみ出さないようにすれば、美しい絵が出来上がっていくことだろう。

これは、わたしがあなたのために設けた日なので、この日に喜び楽しみなさい。わたしを喜ぶことが、あなたの力なのだ。

弱った者には力を

疲れて弱った時や、日々押し寄せる人生の難題に打ちひしがれそうな時には、わたしに目を向けなさい。ただただ休みたいばかりだと感じる時には、あなたが進み続けられるよう、力を与えよう。心身への負担が辛くなり、生活のペースを落とせたらと望む時があるのを、わたしは知っている。荷が重すぎると感じる時、わたしにはあなたに必要な力を与えることができるのだと信じなさい。わたしは常に共にいて、あなたを助ける。ただ少しの時間を割いて、思い煩いをわたしにゆだね、あなたのために用意されたわたしの力を受け取るなら、あなたは進み続けることができる。

わたしは、あなたが何時間も費やしてきたのを見たし、疲れているのを知っている。あなたが骨を折ってしてきたことをすべて見てきた。今はかなりくたびれ、疲れ切っているのが分かる。今朝目覚めた時には、ベッドから出るのがやっとかもしれないと感じていた。笑顔を作る勇気を奮い起こせるかどうかも定かではなかったね。それでも、あなたは微笑んだ。一歩ずつ着実に進んでいったのだ。ベッドから出て、今日できることを精いっぱいやろうと決めた。あなたのことを誇りに思うし、ちゃんと切り抜けられるよう助けてあげよう。

重い荷を運ぶのは、容易ではない。それがどういったものか、わたしには分かっている。わたしにも大変な時があったし、弟子たちを世話していて、多くの犠牲を払わなくてはならなかった。疲れ果て、くたくたになった時でさえ、進み続けられたのは、彼らへの愛がわたしを駆り立てていたからだ。だから、わたしに対するあなたの愛、他の人たちに対する愛、失われた羊に対する愛を、あなたの原動力としなさい。

目の前の仕事が途方も無いものに思えても、恐れるものなど何もないと保証したい。いっさいの思い煩いをわたしにゆだね、あなたの手をわたしの手にあずけるなら、わたしがあなたを通して成し遂げたいと思っていることを、すべて成し遂げよう。しなければならないと思っていたのに、それをするための時間的余裕がない時には、わたしに信頼しなさい。その重荷をわたしにあずけ、わたしがそれを受け取って、いとも簡単に処理するのを見ているといい。

どんな状況であれ、わたしがそばにいて、あなたを助け、導こう。昼でも夜でも、時間と関係なく、わたしは常にあなたに対して気を配ろう。わたしのもとに来て、わたしにいつでもあなたを抱き上げさせなさい。そうすれば、わたしを信頼することから来るまったき平安をあなたに与えよう。

他の人に与える

他の人への新たな与え方を取り入れなさい。与えることの筋肉は、使っていないと、すぐにゆるんでしまう。毎日、何か与えられるものを考えつくようにしなさい。微笑みや褒め言葉をかけてもいいし、時間を割いてあげたり、聞き役になったり、一緒においしい食事を食べたり、自分が使っていないものをあげたり、また優しい言葉をかけたりしてもいい。誰かにあげられるもの、分かち合えるものが、常に何かあるものだ。

昨日、心から何かを与えたとしても、それで満足してはいけない。毎日が、自分のできる範囲で与えるための新たな機会であるととらえなさい。

たとえちょっとした親切な行為や気づかいでも、わたしの愛と祝福を他の人の人生にもたらすことができ、それには大きな意味がある。今日、自分にできる方法で、あなたの出会った人に手を差し伸べ、その人の人生にちょっとした陽の光を差し込ませなさい。あなたが与える愛は無駄にならない。誰にも気づかれないままで終わることもない。一つ一つのささいな行為や親切はすべて、何らかの影響を及ぼせる。それは、他の人がわたしに引き寄せられるよう、あなたの光を輝かせる方法の一つなのだ。わたしがあなたを通して、必要な人にわたしの愛を与えられるように、わたしの愛の器となってほしい。

わたしの愛を注ぎ出し、惜しみなく周りの人に与えなさい。励ましや称賛という形で、また、できる時には手助けをするという形で、そうしなさい。他の人に対して、わたしの愛となってほしい。今日、誰かの手を取って、どれだけその人に感謝しているかを告げなさい。また、どれだけ特別な存在であるかを知らせなさい。すべての人がわたしにとって特別な存在なのだ。あなたには、彼らがわたしの愛を感じるのを助けることができる。

2005年6月初版 2020年5月に改訂、再版
朗読:サイモン・ピーターソン 音楽:マイケル・ドーリー

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