神のモザイクとクリスマス

12月 18, 2018

God’s Mosaics and Christmas
December 18, 2018

引用文集

オーディオ所要時間: 8:20
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工事現場で、作業員が床タイル敷きに精を出しているのを見たことがありますか? 何千という小さなタイルを敷き詰めると、最後に絵が見えてきます。作業の最中、作業員はタイルとタイルの間にセメントのモルタルを詰めるのですが、それが灰色の膜になって絵画全体を覆い、美しい作品が隠れてしまいます。しかし、最後にとうとうそれが除去されると、美しい絵画全体が現れるのです。

主が私たちの人生に働きかけられる様も、それにとても似ています。主はその全知の知恵と愛により、私たちが何を必要としているかを正確に理解され、それを供給するために、細部に至るまで精密に、格別の努力を払ってくださいます。時には私たち自身、それがどれだけ重要なのかを悟る前にさえ、そうしてくださるのです。

しばしば、主は人生の苦難を使われます。経済的な困難、個人的な葛藤、欠点、間違いなどを使って、私たちが期待していなかったような方法で働きかけてくださるのです。はめ込まれている過程にあるモザイクのように、主がどのようにして私たちを備えておられるのか、なぜ主は私たちの人生に「灰色」の部分があるようにされるのかを、私たちは常に理解しているわけではありません。けれども、だからこそ、私たちのすべての必要に対する主の愛情深く気遣いに溢れた世話が最後にあらわになる時、それが一層意味深く、美しいものになるのです。

クリスマスシーズンが近くなった頃、イエスがこの暗い世界を明るくするためにこの世に来られたことを考えていました。クリスマスは一年でも特別な時です。美しいクリスマスのライトや音楽やうきうきした雰囲気もいいものですが、それ以上に、クリスマスは主の愛と慈しみを思い起こさせてくれる時です。私たちを救うために主が地上に来られた時にすべてが始まった、それを祝う時なのです。

神の素晴らしい愛と慈しみ、そして私たちに良き贈り物を快く与えてくださること、ちょうどぴったりのタイミングで私たちの人生に色々な出来事(困難や『ノー』や『待ちなさい』も含め)をもたらされるという、全知の愛について深く思うのは素晴らしいことです。神は全ての時期や全ての状況において私たちにとって何が最善かをご存知でなのです。

主はクリスマスには、一年の他の時よりももっとご自身を現すのを好まれるのだろうかと、私はよく思ったものです。もしかしたらそれは、その時期になると、人々が普段以上に主のことを考えるようになるので、主は彼らの信仰をたたえたいからなのかもしれません。あるいは、私たちが主の誕生を祝っているその時期に、主は私たちのことを励まされたいのかもしれません。私にとってクリスマスとは、主を賛美し、拝み、たたえつつ、主の偉大さと力を深く思うことのできる、素晴らしい時なのです。—マリア・フォンテーン

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神の慈しみはあなたにとって大いなるものであった。一日たりとも一夜たりとも、不信心のまま過ごすことなく、主がなされたことを覚えていなさい。—ウィリアム・シェイクスピア

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今までの一年をわたしに感謝しなさい。祝福ゆえにわたしに感謝し、あなたの人格を強くした試みや困難ゆえにわたしに感謝しなさい。他の人たちから受けた愛ゆえにわたしに感謝しなさい。そして、他の人たちに愛を示す機会ゆえに、わたしに感謝しなさい。全てについてわたしに感謝しなさい。

あなたの感謝に満ちた賛美を聞くことは、わたしに喜びをもたらす。それはあなたの心とわたしの心を結びつけ、わたしたちを近くに引き寄せて、今年のクリスマスをあなたが今まで経験したうちで最高のものにすることができる。しかも、クリスマスの後もそれが終わるわけではない。あなたを幸せな気持ちにしたり、愛されていると感じさせる何かが起こるたびに、その贈り物ゆえにわたしに感謝しなさい。すると、それはわたしとあなたのプレゼント交換になる。わたしはあなたを幸せにする祝福をあげて、あなたはわたしに感謝をくれることで、わたしを幸せにする。すると、毎日がクリスマスのようになるのだ。—預言で語ったイエスの言葉

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クリスマスは、一年の終わりに来る、ある一日以上のもの
それは、喜びと朗らかさの季節以上のもの
クリスマスは、生きるための神のお手本
自分を忘れて与えることで、一年中それに倣うためのもの

ホリデーシーズンが喜びを目覚めさせ
私たちを大切な人たちに引き寄せる
そして、私たちは心を開き、本来生きるべきように
お互いと共に生きるのは素晴らしいことだと知る

でも、ツリーからモールが外されたとたん
クリスマスの精神が静かに消えていく
決まりきった毎日の日課という背景の中に
人生の忙しい場面という渦の中になくなっていく
そして、私たちは人類が知りうる最大の祝福に
気づかず、見逃し、それなしに生きていく

もし私たちが本来すべきであるように毎日をクリスマスに生きていたなら、
いつも良い行いをすることを目標にしていたなら、
私たちは失っていた、意味深い生き方への鍵を見つけるだろう
それは「得る」ことからは来ないけれど、自分を忘れて与えることから来る
私たちは地上で大いなる平安の喜びを知るだろう
それが救い主の誕生の本当の目的
最初のクリスマスの夜の喜びの知らせで
神は道と真理と光を示されたのだから!
—ヘレン・スタイナー・ライス

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喜びを増すためには、日頃から私たちに対する神の恵み深さと愛について考え、思いを巡らすことが必要です。喜びは、神の言葉を読み、信じ、実行すること、聖霊が私たちの内に宿っておられること、そして、イエスが私たちのために犠牲を払ってくださったことから生じるものです。キリスト教的喜びは、私たちに対する神の愛と思いやりを意識して人生を生きていることです。また、主が常に共にいて、私たちを慰め、気遣っておられるという深い信仰を持って人生の浮き沈みを受け止めることであり、そして、私たちは常に神の愛情深い保護のもとにあることに満足して喜んでいることなのです。—ピーター・アムステルダム

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神の慈しみの絶えることはない—詩篇(新共同訳) 52:1

2018年12月アンカーに掲載 朗読:サイモン・ピーターソン
音楽:Rhythm of Christmas アルバムより許可を得て使用

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