荷が重く感じる時

10月 4, 2018

When the Load Seems Heavy
October 4, 2018

イエスからの言葉

オーディオ所要時間: 9:31
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「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」—マタイ 11:28–30

時々、重荷で潰れそうになり、限界まで追い詰められていると感じると、果たしてやり遂げられるのだろうかと真剣に考え始めることもあるだろう。わたしは約束する。あなたにはやり遂げられるし、実際やり遂げると。すべてを与え、できる限りのことをし、全身全霊で働いているにもかかわらず、物事がうまくいっていないように感じる時、自分はわたしの意志の中心にいるのだろうかとか、どこかで間違ったのではないかと考え始めるかもしれない。実際は、人生は辛いものになり得るということだ。それは重労働だ。時としてそれは厳しく、あなたを疲れ果てさせるが、わたしはあなたが委ねてくれるすべてのものを世話する。

荷が重すぎて負えないと思う時には、わたしがあなたの心の火であり、わたしを信頼し続ける限り、その火は決して消えないことを思い出してほしい。あなたはそれが消えかかっていると思うかもしれないが、わたしの霊の火は強く、何ものにも消されたり、打ち負かされることがない。あなたはただ、真理であるわたしの言葉を信頼していればいい。あなたは自分の力ではできないことを、すでに知っている。自分が任されている仕事に必要な、力や知恵や理解力を、すべて持っているわけではないと。しかし、自分の力と能力の限界に達した時、わたしの力と恵みが、あなたに対して十分であると気づくだろう。

どんなに困難な問題に直面しても、わたしはあなたにすべての必要を供給し、任されている仕事に必要な塗油を与えよう。わたしに全身で寄りかかり、あなたが荷を負う手助けをさせてほしい。それでもなお、荷の重さを感じるかも知れないが、思い煩いをわたしに委ねる限り、最終的には自分一人で荷を負うことはない。わたしはどんなに困難な状況においても、またどんな仕事や責任を任されても、必ずあなたを持ちこたえさせよう。ただあなたの力と塗油の中心であるわたしのところに、何度も戻って来なさい。

だから、責任という荷を恐れ、それに打ちのめされてはいけない。むしろ、一つ一つの荷をわたしに委ねている限り、それらを負うための力をわたしが与え、わたしの霊が、それぞれの仕事に必要な塗油を与えると、常に思い起こしなさい。わたしはあなたの答と力の源だ。永遠に渡って、あなたを暖める火だ。わたしはあなたの永遠の逃れ場であり、保護の保証であり、今日も明日も、そして永遠にあなたと共にいる。

どんな難局に遭遇しようと、それに打ち勝つことができないと心配したり、恐れたりする必要は決してない。あなたにはできるし、実際わたしの力を通して、そうするからだ。わたしはあなたを通してそれを成し遂げ、必要なあらゆるものを供給する。わたしと、わたしのあなたへの約束とに信頼しなさい。即座に勝利するとは限らず、敗北を味わうこともあるかもしれないが、あなたはそれでもなお、信仰によって常に勝利し、前進し、状況を改善するために必要な進歩を遂げ続けるだろう。

変化という難局に立ち向かう

「わたしはあなたに命じたではないか。強く、また雄々しくあれ。あなたがどこへ行くにも、あなたの神、主が共におられるゆえ、恐れてはならない、おののいてはならない。」—ヨシュア 1:9

多くの場合、変化や移動によって、人生のある段階を後にして、新たな段階に入る時には、数多くの霊的、身体的、感情的な難題と対峙せざるを得なくなる。そしてひとたび移動すると、新たな状況に順応し、適応して、自分の立場を確立するという難題が生じる。以前いた場所を離れ、移行に伴う感情面や身体面のハードルを乗り越えるという第一段階をいったん切り抜けると、次に新たな状況に腰を落ち着け、新たな人々に順応し、新たな責任に適応するという第二段階がある。

新たな状況がどのようなものになるかや、自分がうまく立ち回れるかどうかを考えて、混乱し、少しばかり緊張するかもしれない。自分が学ぶ立場となり、コツをつかむか、仕事の手際や、新たな状況の様式を学ぶ必要があることがわかり、それによって少々居心地悪く感じることもあるだろう。参照できる評価基準もなく、また振り出しに戻って、自分の地位を再び確立しなければならないように感じるのだ。

どのような移動や変化の過程にも、非常に数多くの感情や気持ちが伴うが、わたしの力はその仕事に十分対応できる。あなたの中のわたしの霊には、その難局に対応する能力が十分あり、そしてあなたがあずかる益は、最終的には損失を上回るだろう。わたしがあなたに変化し、新たな方向に乗り出すよう示すなら、それには重要な理由があり、必ずこの変化の過程のどこかで、あなたと他の人々の人生に、良い成果がもたらされると確信していい。

わたしがあなたに変化するよう示すなら、それはわたしがそれにかかる代価を秤に掛けて、わたしの意志の内に留まった結果あなたが受ける益や達成事項や満足感が、どんな損失をもはるかに上回ると判断したからであると確信できる。今こそこのような変化を遂げるべきだと示すなら、それは以前の状況がその役目を終え、あなたが引き続き活躍できるような、新たな目的地へのチケットを、わたしが差し出しているのかもしれない。

もちろん、人生には長期間一つところに留まって、何かを築き上げなければならない時期もある。しかし、わたしが人生に変化を起こすようあなたに求める時には、必ずあなたを祝福し、導くと信頼していい。最近、新たな状況に移ったが、それに大きな代価がかかり、果たして自分が正しい決断をしたのだろうかと考えているなら、わたしに導かれたという理由であなたがそこにいるなら、自分がわたしの意志の中心にいると確信できることを、知っていてほしい。

わたしは住居や職場や、仕事仲間や労働時間といった、あなたの人生のあらゆる小さな側面を気にかけている。途中で出会う様々な人物や、あらゆる問題や、学ぶであろうレッスンや、その結果あなたの霊が経験するであろう、強めや矯正を知っている。わたしは場当たり的にあなたの人生を導いているわけではない。むしろそれとは反対に、わたしは知っており、愛しており、気にかけており、あなたの人生において、失敗も間違った選択も、一見敗北に見えるような事柄も、万事が共に働いて益となるよう、配慮している。わたしの望む場所にいて、わたしの意志と霊の内に最善を尽くしているなら、そこには達成感や平安や喜びや愛があると信じていてほしい。それこそが、わたしの意志の内にいることによって、もたらされる成果だからだ。

わたしに従って将来へと前進するために、過去を捨て去り、自分の快適ゾーンの外へと踏み出すことを、厭わないでくれてありがとう。落胆し、途方に暮れているか、何らかの戦いがある時には、これまで人生の中で、最も大きな試練を味わっていた時期が、成長と強めの時期であったことや、地上での時間が、永遠の時に比べれば、ほんのひとときにすぎないことを思い出しなさい。

初版は2007年8月 2018年10月に改訂・再版
朗読:ジェリー・パラディーノ 音楽:ダニエル・ソッジ

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