イエスからの言葉
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「あなたはいのちの道をわたしに示される。あなたの前には満ちあふれる喜びがあり、あなたの右には、とこしえにもろもろの楽しみがある。」—詩篇 16:11
わたしはあなたを知っている。あなたに目を留め、気にかけている。あなたの一つ一つの悲しみや、気持ちを思いやっている。あなたの考えていることや、あなたが遭遇する困難や、つらい状況のことを気にかけている。あなたの子どもたちや、あなたの苦悩や、経済的な苦労や、住宅事情や、物質的な必要のことを。子どもたちのために必要なものや、修理が必要な車のことも、あなたの霊的な戦いのことも気にかけている。
できる限りのことをしてわたしを喜ばせたいという、あなたの心の願いをわたしは知っており、両手を広げてあなたを受け入れる。わたしはあなたの、他の人々をわたしの王国へと導き入れるための愛の働きや、祈りや、他の人への愛を通してわたしに示してくれる愛が、誠実で偽りのないものであると知っており、それはわたしの目に尊い。それはわたしの目の前で黄金のように光り輝く。あなたの愛は、甘美な芳香を放って、心を鎮め、元気づける霧のように、わたしの面前にたちこめる。愛しい子よ、心から愛している！
状況の中にわたしを見る
「わたしは主を大いに喜び、わが魂はわが神を楽しむ。主がわたしに救の衣を着せ、義の上衣をまとわせて、花婿が冠をいただき、花嫁が宝玉をもって飾るようにされたからである。」—イザヤ 61:10
どんなに力不足に感じたとしても、常にわたしを仰いで、助けを求めることができる。そのために特別な場所に行ったり、決まった体勢を取る必要もなければ、美辞麗句を並べて、気に入ってもらおうと努める必要もない。わたしは常にあなたを気に入っている。あなたがその身に、わたしの義をまとっているのが見えるからだ。わたしはあなたの中に生きており、あなたの考えていることをことごとく理解している。だから、わたしとつながって助けを得るには、信仰をもってちらりと視線を送るだけで十分なのだ。
常にわたしに目を向けていなさい。そうすればその日の必要に見合うだけの力がもらえるだろう。‥‥自分の状況のただ中にわたしを「見る」よう努めるのだ。人生の小道を歩みながら、目に見えないわたしの存在を表すしるしを探しなさい。感謝の気持ちは、あなたの心だけでなく、目も開いてくれる。わたしと懇意になるなら、人生の全体像においてと同様、無数のごくささいな事柄の中に、わたしを認めることができる。大なり小なりわたしの祝福に気づき、それらをわたしに感謝する時間を割きなさい。‥‥
また、今まで以上に絶えずわたしに信頼していられるよう鍛錬してほしいと、わたしに求めなさい。大きな信頼を育むなら、危険地帯もつまずくことなく前進できる。旅が困難さを極めるほど、より頻繁にわたしへの信頼を表明する必要がある。こう祈るといい。「主よ、あなたの不変の愛に信頼します。」 この短い祈りが、わたしがそばにおり、あなたを世話し、永遠に渡ってあなたを愛していることを思い起こさせてくれる。[1]
素晴らしい約束
「私たちを神へといざなわれた方を、自ら親密に知ることを通して、神を喜ばせる人の人生に伴うあらゆる祝福が、奇跡的に私たちに与えられている。それは、かつて私たちが受けた中で最高の召しである！ また、私たちには、あなたがたに語り継ぐべき素晴らしい約束が与えられている。それはあなたがたが、欲によって堕落したこの世を捨て、神の生命にあずかるための切符である。」—2 ペテロ 1:3-4〈英語MSG訳より〉
人生の試練を通っているこのような時期には、それが不公平で不当で、到底耐えられないと思うこともあるだろうが、それでもわたしにあって、進み続けるだけの力を見いだすことができると知り、理解してほしい。この試みの時期や、信仰の試練というヨルダン川を渡り終えたあかつきには、わたしが与えた、あなたの将来に関する約束が成就し始めるのを目にして、それらの約束が本当だったとわかるだろう。
だから、わたしにあって抱いている確信を放棄したり、落胆や絶望に屈してはならない。わたしを信頼し、あらゆる小さな必要が満たされていることや、健康で丈夫でいられることや、これまで育んできた友情といった、人生の小さな物事の中に、わたしの手のわざや愛を認め続けなさい。それらはあなたへの、わたしの愛のしるしだ。友人や家族の愛や、彼らが示してくれる思いやりや気遣いは、わたしからあなたへの愛の表れであり、わたしがあなたに語る言葉もまた、わたしの愛の表れなのだ。
だから、将来に起こることを恐れてはならない。トンネルの終わりには、常に光があるからだ。嵐の終わりには虹がかかり、黄金入りの壺があなたを待ち受けている。あなたの人生で成就したわたしの約束という純金の入った壺が。
不変の愛
「私は、世々限りなく、神の不変の愛により頼む。」—詩篇 52:8〈英語NIV訳より〉
不安を感じたり、当惑し混乱している時には、わたしのもとに来なさい。わたしの肩に頭をもたせかけて、わたしの永遠の約束に慰めを見いだすといい。あなたの心と思いに語りかけるわたしの言葉に耳を傾け、わたしの中に強さや安らぎを見いだしなさい。
わたしを心から信頼し、あなたの人生や将来を、ことごとくわたしに委ねることを恐れてはならない。わたしが万事を申し分なく行うと信じなさい。その手をわたしに預けてくれるなら、祝福にあふれる喜ばしい道に導いてあげよう。あなたの霊に生気をもたらし、いこいの水際へと導いてあげよう。そこに手を浸して、元気を取り戻すといい。わたしは人生で遭遇するあらゆる戦いにおいて、あなたを導き、安らぎと克服と勝利の地に導こう。
時にはあなたを、暗く陰った小道に連れてゆくこともある。あなたの目が開いて、わたしの無条件の愛に気づき、それについて学び、それにあずかってほしいと願うからだ。そうすれば今度はあなたが、わたしの無条件の愛で他の人を愛することができる。これまで、あなたの他の人への愛は、外見や立派な功績や、相手の過去に目を向けることや、その時々の気分といった、多くの事柄に左右されていた。
しかしわたしはあなたに、計り知れないほど大きな、ゆるしに満ちた、理解ある愛をもって、わたしが見るように一人一人を見てもらいたい。これまで受け取ってきたあらゆるものを、他の人々にも分かち合うことができるように。
自分に数多くの危機を乗り越えさせてくれたのと同じ愛をもって、他の人を愛することを学びなさい。あなたが進み続け、他の人を許し、わたしの愛情深い気遣いを示し続けるための強さをくれた、その愛をもって。
この無条件の愛は、あなたや他の人々の、覆われるべき数多くの欠点や罪を覆い、他の人々の道を、わたしの愛の光で照らすだろう。[2]
2017年11月アンカーに掲載 朗読：ジェリー・パラディーノ
音楽：マイケル・ドーリー