新しい年、新しいコミットメント

1月 3, 2017

New Year, New Commitments
January 3, 2017

引用文集

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新しい年の始まりというのは興味深いときであり、私はそれを過去から未来への入り口として見ます。私たちはよく、過去1年にあったことを振り返り、新しい年がどんな年になるだろうかと思いを巡らすものです。自分がチャレンジしたことや、勝ち取られた勝利、遂げられた進歩、実践したコミットメント、1年を通しての祝福の数々を振り返ることは励ましになるでしょう。また、進歩することを願ったけれど、願い通りにはできなかったことについて反省するときでもあります。大変なことや、困難、さらには、全くの失敗さえも経験しましたが、私たちはそこから学んできました。

新しい年というのは、私たちが新年の決意やコミットメントをする時です。私は、これからの1年、どんなコミットメントをするかについて最近、考え、祈っていたのですが、一つの結論は、主との関係、私の信仰、弟子であること、他の人たちに主を分かち合うミッションについて、具体的なコミットメントをする必要があるということです。

日々の忙しさの中で、数々のすべきことをこなす必要があるので、主との関係は、それを第一にするというコミットメントがなければ、簡単に優先順位が低くなってしまいます。人生で大切なことはすべて時間とリソースを要します。多忙になると、信仰や主やミッションにつぎ込む時間やリソースは簡単に減ってしまい、その内に、ほとんど祈らなくなり、御言葉を読む時間もぐんと減ってしまいます。少ない時間で色々必要なことをこなす中、神との関係の重要性は簡単にないがしろにされてしまうのです。

ミッションをなおざりにする言い訳を言うのも簡単です。「忙しすぎる」、「自分の勉強、仕事、子ども、人生に専念しているから」という具合に。今朝、ルカの福音書を読んでいて、10章2節にこうありました。「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。」

つまり、この節によれば、救いを必要とし、それを受け入れる人はたくさんいるけれども、問題は、彼らみんなにそれを告げる働き人が十分ではないということです。収穫の主に祈って、もっと働き人を送ってもらうようにと私たちは教えられています。そのために祈るだけでなく、主が出会わせてくれる人たちの人生に違いをもたらすために出来るだけのことをすると固く決意して、その祈りを実行に移すべきです。もちろん、それをするには、私たちの側でコミットメントが必要になります。

生計を立てて家族を養い、子どもを育てて教育し、日々必要とされることに対処することはすべて大切な責任であり、この人生、この世にあって、より良い未来を築くことの一部ですが、イエスがご自身に従う者たちに語った言葉が思い出されます。「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。」[1]

神との関係やミッションに関して、また、神の教えに基づいた核となる価値観を実践することに関して、コミットメントをするならば、この人生での日々の生活や、次の人生においても、違いをもたらしうるし、実際にもたらすことでしょう。そのようなコミットメントの結果として、私たちは、よりよい人間、より敬けんな人間となり、他の人たちとの関係においてもっとキリストに似た者となれるし、家族や友人や愛する人たちにとってもより大きな祝福となれることでしょう。これは、コミットメントをするだけの価値があることです。—ピーター・アムステルダム

振り返りの時

年の暮れは一年を振り返って、過去1年の勝利、さらには敗北について吟味し、全ての主の祝福やあらゆる成功を主に感謝し、新しい年にどんなチェンジをしていくかを考える時です。覚えていてください、新しい年が何をもたらすかは、あなたが新年に何を携えていくかにかかっています。

だから、振り返る時を取リましょう。主に対するコミットメントを振り返り、自分が良くやっているかどうか主にたずね、主の声を聞く時間をとりましょう。そのあとは、新しい年がより良い年となるように行動することです。

昨年のことであれ、昨日のことであれ、過去に縛られる必要はありません。今日は新しい日であり、新しいチャンスです。新しい人となる新しい機会がいっぱいあるのです。今日、「新しいあなた」となり、主があなたのためにどんな新しいことをしてくださるかみてください。ハッピーニューイヤー!—デービッド・ブラント・バーグ

*

新しい年が、本のように目の前に置かれており
表紙には「私の人生」と書かれている
表紙を開いて覗いてみると
中は白紙で、何も書かれていない
書き手である私がペンを握り
ページを埋めていくと、それを人が読む
どのような本になるだろうか
そこに記された私の人生を人が見る
日々、1ページずつ埋められていく
書き終えた時に、価値ある本となっているだろうか
主よ、きれいに美しくページを埋めていけますように
そこに記した人生を生きることによって
ガートルード・ローラ・ガスト

*

年末は、1年を振り返り、主が助けてくださった全てについて感謝する時です。1年の終わり、新しい年の始まりというのは、未来に目を向け、主がこれからの1年にしてほしいことについてビジョンを新たにする時でもあります。そして御言葉こそがそのビジョンを与えてくれるものです。—マリア・フォンテーン

*

主よ、私の願いはあなたのようになること
私の願いは、あなたのようになること
あなたの霊が私を満たし
あなたの愛が私を動かします
主よ、あなたのようになるのを助けてください

新しい年の始まりに、私たちが一番求めるのは、イエスのようになり、他の人たちが主を知り、彼らも主のようになるのを助けることです。でも、私たちがそのやり方を示さないなら、他の人たちは主のようになることはできません。それを示すのが主の計画です。聖パウロが言った通りです。「しかし、信じたことのない者を、どうして呼び求めることがあろうか。聞いたことのない者を、どうして信じることがあろうか。」[2] 残念なことに、私たちがすべきように主に従うことをしないなら、他の人たちは主について聞き、信じるチャンスを得られないかもしれないのです。—マリア・フォンテーン

*

新年を迎える前の大晦日の夜は、じっくり振り返る時間を取るといいでしょう。「この1年、何を成し遂げただろうか? 私のために多くのことをしてくださるイエスのためにベストを尽くしただろうか?」 主の力や強さをいただき、主の御心における主の導きによって主のために生きた1年だったでしょうか? 御霊の実、御言葉に従うことの実を結べたでしょうか? 主が喜んでくださっているという確信があり、そのことを感謝できる1年だったでしょうか?

主に感謝し、祝福を数えましょう。この1年で一番感謝していることは何でしょうか? 新年のためにどんな祈りや願いがありますか? 新年のためにどんな節を要求するでしょうか?

主よ、新しい年を始めるにあたり、信仰をもって未来に臨むことができるよう助けてください。あなたの望まれることを行う強さを与え、あなたの御心にとどまれるよう導きを与えてください。何があろうと、100%あなたのために生きたと言える素晴らしい年となりますように。

愛する主よ、新しい年が明けようとしています。証しにあっても、獲得にあっても、あなたと共に歩む年となりますように。—デービッド・ブラント・バーグ

2017年1月アンカーに掲載。朗読:ガブリエル・ガルシア・バルディビエソ。
音楽:マイケル・ドーリー。


1 マタイ 6:33.

2 ローマ 10:14.

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