引用文集
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どうか、わたしたちのうちに働く力によって、わたしたちが求めまた思うところのいっさいを、はるかに越えてかなえて下さることができるかたに、教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくあるように、アァメン。—エペソ 3:20–21
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主は私たちに、プロアクティブな祈りを通して私たちの未来を創造し、形作り、変えるための手段を与えてくださいました。これこそ、今日、特定のゴールのために、そして私たちが将来必要になるだろうと予想するもののために時間を投じるという行為です。
プロアクティブに祈るつもりであれば、私たちはプロアクティブな考え方をしなければなりません。私たちのゴールは何なのか、そのゴールに達するのに必要なものは何なのかを考えなければならないのです。それには、単なる日々の仕事や目の前の必要や毎日のやることの先を行かなければなりません。常に追いかけっこをしているという状態ではなく、先を行っていなければならないということです。つまり、問題が起きてから反応するのではなく、先を見越した行動をとるということです。そうするなら、私たちはもっと効果を上げることができます。
プロアクティブな祈りは、プロアクティブな考え方や、短期的な必要や緊急事態にばかり囚われているのではなく、むしろ長期ゴールに向けて働きかけることに密接に関連しています。私たちは実際の必要が生じるずっと前から祈ることができるのです。将来起こることのためや、将来生じる必要のため、あるいは私たちが主の望まれる全てになることができるよう、いかにして私たちや他の人たちの人生に働きかけていただきたいかを祈ることができます。それは物事を主の御手に委ね、主が私たちのために働いてくださるという信仰を持つことです。それがプロアクティブになるということであり、それが優勢な立場になるということなのです。—ピーター・アムステルダム
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今日なされるべきことを全てやるためのすべなどないし、あなたは将来なされるべきことを全て成すことはできない。体力も、知恵も、エネルギーも、時間もないが、前もって祈ることで効果を倍増することはできる。
あなたが祈りを通して扉を開くとき、わたしはあなたの祈りに答えるよう働きかける。状況や人の心や思いを変えるよう働きかける。あなたがプロアクティブに祈っているときには、全部自分の力でやろうとするのと比べて、あなたの果たすべき分にはほとんど労力を要さない。
この原則を人生に当てはめることは、ゴール達成の助けになる。プロアクティブな祈りを通して、わたしの意思にしたがって物事は起こり、物事は変わるのであり、わたしはあなたのために道を備えるための仕事のほとんどを行う。プロアクティブな祈りは投資だ。あなたは今努力を注いで、将来、より大きな恩恵を刈り取る。
この原則を実践するなら、あなたはもっと効果的かつ能率的になって、全体的に、祈りなしで仕事をやろうとするよりも多くを成し遂げるだろう。現在についても将来についてもわたしに全てを委ね、全ての道でわたしを認めることによって御霊のうちに働くための余地をわたしに与えるなら、もっともっと効果と能率を上げることができる。
熱心に祈るなら、わたしはあなたと他の人たちのために、ほんの少しではなく、大いに働くと約束した。わたしはあなたと他の人たちの人生や状況に働きかける。わたしはあなたの将来への道を導くことができる。
あなたは人間であって、限界がある。やることは多く、忙しいが、その全てをするための力はない。その全てをするための手段もない。全てをするのはあなたには無理だ。しかし、あなたは成すべき全てのことができるようにしてくれる、ある一つのことをすることができる。現在についても将来についても、全てをプロアクティブな祈りを通してわたしの手に委ねるのだ。
的を絞った祈りを祈りなさい。特定の人のために祈りなさい。短期的なものでも長期的なものでも、特定の必要のために祈り、それからわたしの計画が成就すると信頼しなさい。あなたはそれでも自分の分を果たさなければならず、働かなければならないが、前もってプロアクティブな祈りをするという働きをするなら、もっと効果的になるだろう。
将来のための祈りはあなたにできる最もプロアクティブなことであり、それは祈りに多少の時間を、事によるとたくさんの時間を投じるということだ。しかし、それは自分の力と知恵で全てを成し遂げようと試みるよりもずっと簡単だ。
わたしの強さは果てしない。わたしの力と知恵は果てしない。だからわたしの強さと力と知恵があなたのために働くよう祈り求めることは、あなたにできる最も賢い投資なのだ。プロアクティブな祈りに対する信仰とビジョンが増すようわたしに祈り求めなさい。それから、あなたの人生や計画や将来について、わたしに信頼しなさい。—イエス、預言で語る
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主は多くを私たちと私たちの関心と祈りに任せておられます。生半可に呼ばわるなら、半分の答えしか得られないでしょう。でも、全身全霊で呼ばわるなら、全身全霊の力強い答えを受け取ります。とても強く点灯するなら、強力に反射します。鏡に焦点を合わせられた光線のように、祈りは発せられたのと同じ強さで反射し、答えられます。それは最初に発せられたのと同じ力で跳ね返るのです。
主は私たちに多くを任せておられます。私たちが自分をかきたてるなら、神もご自分をかきたてられます。とても多くが、私たちと、私たちの信仰と、祈りと、何が成し遂げられてほしいのかにかかっています。多くの人は怠慢な態度をとって、何があっても主が全てをしてくださると考えています。しかし実際は、多くが私たちにかかっているのです。
主は私たちに、関心を示し、祈り、明確になって欲しいのです。本当に信じるなら、全ての祈りが聞かれ、答えられるでしょう。しかし、祈らないならそうはなりません。とても多くがあなたにかかっています。祈りの対象となっている人を思い描き、その思いを心に抱きながらその人のために明確に祈り、その人のためにあれやこれをしてくださいと主にお願いしなければならないのです。そうすれば言うが早いかそれは成されるでしょう。—デービッド・ブラント・バーグ
2016年7月アンカーに掲載。朗読:ガブリエル・ガルシア・ヴァルディヴィエソ。
音楽:マイケル・ドーリー。