天国の希望

4月 5, 2016

The Hope of Heaven
April 5, 2016

引用文集

オーディオ所要時間: 8:14
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わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。 また、生きていて、わたしを信じる者は、いつまでも死なない。—イエス。ヨハネ 11:25–26

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不当な苦しみを受けた時には、信仰にしがみつきなさい。この世の悲しみが心に住み着いてしまうことのないために。暗い日々にさえ、将来より良い世界が来るという保証があなたを最後まで切り抜けさせるだろう。

天国の永遠の家に目をとめていなさい。愛する人たちと再会する場所、愛と光と喜びと幸せしかない、素晴らしい場所に。そこへ着いた時、あなたはすべての苦労の甲斐があったと知るだろう。その日、苦しみが消えるからだ。

そのような信仰を持つのが難しいなら、わたしのような見方で物事を見ることができるよう助けを求めなさい。あなたや愛する家族のためにわたしが天国に用意しているものを示してくださいと、わたしに求めなさい。そうすれば、示してあげよう。わたしがそうするのは、あなたが励まされ、現在の問題ごとを負うための力を見出せるようにだ。あなたのために用意したものすべてを明かすことはできないが、その一部なら今明かすことができる。[1] 天国に目をとめなさい。それに比べたら現在の世界の問題ごとなどちっぽけに思えるだろう。そして、実際それはちっぽけなのだ。—イエス、預言で語る

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『アミスタッド』という映画が描いているのは、あるアフリカ人奴隷たちの話です。彼らは奴隷輸送船を乗っ取り、母国への帰還を要求したのですが、船長は彼らをアメリカの港に彼らを連れて行き、そこで彼らは拘留されました。

裁判官の判決を待っている間、奴隷の一人ヤンバが監獄の片隅に座って聖書をめくっています。

グループのリーダーであるシンケはそれを見て言いました。「興味あるふりなんか、することはない。俺以外、誰も見ていないんだから。」

すぐに、ヤンバが目を上げました。「ふりなんかしてないさ。だんだん、これがわかってきたんだ。」 ヤンバは英語がわからなかったので、字を読むことはできませんでしたが、絵を見て意味をつかむことができました。

シンケが自分の目で見ようと近寄ると、ヤンバが母国語で物語を説明しました。「俺たちよりも苦しんだ人たちがいるよ。」 ヤンバは、ユダヤ人がライオンに攻撃されている絵をシンバに見せて、こう続けました。「この人たちの人生は苦しみばかりだった。」

次にヤンバはページをめくって、頭に光輪のある赤ん坊のイエス様の絵を指差して言いました。「それからこの子が生まれて何もかもが変わった。」

シンケがたずねます。「これは誰だい?」

ヤンバは「わからない」と答えますが、それが特別な赤ん坊に違いないことはわかっています。ヤンバは次々とイエスの絵をめくって、見物人たちの賛美を受けながらロバに乗っているイエスの絵を指差します。イエスは黄金の球体のような光輪に包まれています。ヤンバが言います。「この人が行くところはどこでも、太陽がついて行くんだ。」

どの絵を見ても、同じことが繰り返されます。光に取り囲まれながら、イエスは手をかざして人々をいやし、見捨てられた女性を守り、子どもたちを抱いているのです。

しかし、物語はここで終わりではありません。ヤンバが言います。「何かが起こって、この人は捕らえられ、何かの罪に問われたんだ。」

シンケは頭を振って、言います。「何かやったに違いない。」

ヤンバは言います。「どうして? 俺たちも何かやったのか? …この人がどうやって殺されたか、知りたいかい?」

この時までには、ヤンバはとても感情的になっています。シンケが忠告します。「ヤンバ、これはただの物語だよ。」

ヤンバは、そうじゃないと首を振ります。この人は実際に死んだのです。「でも、見ろよ。まだ先があるんだ。仲間たちがこの人の体を下ろしたのさ、あの柱から…」 ヤンバはそこで言葉を切り、宙に十字架を描きます。

「そして洞穴に運んだ。俺たちがするように、死体を布でくるんで。でも、もう死んだと思っていたのに、また仲間たちの前に姿を現したんだ。…そしてみんなに話しかけた。それから最後に空に昇って行ったんだ。」

「それは、死んだときに魂の行くところなんだ。俺たちも殺されたらそこへ行くんだよ。」 天国を描いた絵を手でさすりながら、ヤンバは最後にこう言いました。「そんなに悪いところじゃなさそうだ。」 —storiesforpreaching.com より [2](映画のこの場面を見たい方は、このYouTube動画を御覧ください。

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しかし、聖書に書いてあるとおり、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」のである。そして、それを神は、御霊によってわたしたちに啓示して下さったのである。御霊はすべてのものをきわめ、神の深みまでもきわめるのだからである。—1 コリント 2:9–10

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私たちやこの人生、そして宇宙や天国を創造するほど私たちを愛しておられる神は、私たち一人一人がその場所に行けることを確信しやすくしてくださいました。このことは、非常に単純かつ重要な聖書の節に一番よくまとめられています。「神はそのひとり子[イエス]を賜わったほどに、この世[私たちひとり一人]を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」[3]

神は私たちをとても特別な愛しかたで愛してくださいます。私たちが真に幸せになり、個人的に満たされる唯一の方法とは、永遠に神と共に生きることであるのを、神はご存知です。それを可能にするために、神は御子イエスを送られました。イエスは、いかにして生き、愛するかを私たちに示し、そして私たちのために死なれたのです。イエスは現世と天国の架け橋です。

自分があまりに悪い人間なので天国に行けないなどと考えてはいけません。神はあなたが今までしたこと、言ったこと、さらには考えたことさえもすべてご存知で、それでもなお、無条件にあなたを愛しておられます。天国は罪人でいっぱいです。つまり、悪いことをしたけれども、神にゆるしを求めた人たちのことです。神があなたに望んでおられるのは、自分が悔いていることを伝え、人生に主をお招きすることだけです。

あなたは自分が天国に行けると確実に知ることができます。もし望むなら、心からこの簡単な祈りを祈ってください。「イエス様、わたしはあなたを知りたいです。そして、永遠に天国で生きたいです。私は間違いを犯し、悪いことをして、すまなく思っています。自分がそれにふさわしくないことは知っていますが、私はあなたの愛を受け入れます。あなたと共に天国にいさせてくださるようお願いします。どうか私の人生に入って私を助け、平安を与えてください。」

神はあなたの祈りに応えると約束なさいました。ですから、あなたは今、天国に家を持っているのです。神はあなたに、充実した素晴らしい永遠の時という祝福を与えてくださいます。そこで会いましょう!—デービッド・ブラント・バーグの著作を元に

2016年4月アンカーに掲載。朗読:ジェリー・パラディーノ。音楽:マイケル・ドーリー。


1 1 コリント 2:9–10.

2 storiesforpreaching.com/category/sermonillustrations/hope.

3 ヨハネ 3:16.

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