クリスマスの救いのミッション

12月 7, 2015

Christmas Salvation Mission
December 7, 2015

イエスからの言葉

オーディオ所要時間: 9:34
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「賢い者は、大空の輝きのように輝き、また多くの人を義に導く者は、星のようになって永遠にいたるでしょう。」—ダニエル 12:3

このクリスマス・シーズンに、この世界の大勢の人は、今年失ったものや悲惨な出来事のことで、痛み、嘆いている。多くの人生と多くの夢が粉々に砕かれた。この世界は救い主を必要としている。今は、あなたの光を人々の前でかつてないほどに輝かせ、人々があなたの良い行いを見て、天にいます父をあがめるようにすべき時だ。[1] クリスマス・シーズンは、わたしの愛と希望とあがないのメッセージで輝くべき時だ。

あなたはとても祝福されている。なぜなら、解放されてわたしを知り、わたしを愛し、わたしのものとなったからだ。この世の富は霊の富と比べれば無に等しい。最大の富は、地上の物にではなく、わたしのもとに勝ち取られた魂にある。サタンはかなり大勢の者を囚われの身としており、彼らには解放される機会が必要だ。彼らを暗い地下牢から連れ出し、解放するために、あなたの分を果たしなさい。あらゆる機会をとらえ、それを最大限に生かしなさい。わたしの愛と救いのメッセージを与えなさい。それは、さまよえる人々に、真理、自由、永遠の命を与えるだろう。

あなたは自分の国にいる人々がどれほど福音に対して頑なになったことかと考えているかもしれない。そして、確かに多くの人の愛は冷えて、わたしに背を向け、心を頑なにしてしまった。しかし、心を頑なにした人ひとりに対し、もしチャンスが与えられればわたしを受けれるであろう人たちがもっといる。そのような人たちのことを、あなたはもう少し懸命になって探さなければならないかもしれず、わたしに、彼らの心を備えるように、また、受け入れる人たちのところにあなたを導くよう、真剣になって祈らなければならないかもしれない。しかし、真理を分け合い、人々をわたしのところに連れて来るために全力を尽くすなら、喜んで受け入れる人が見つかるだろう。

聞く必要のある人に福音が届かない年があるたびに、世界の苦しみが長引く。だから、会う人すべてにわたしのメッセージを与え、「通りや小道に出て行って、無理にでも連れて来る」ことによって、自分のすべき分を行い、彼らの苦しみを和らげてくれるよう、あなたにお願いする。[2] いったん悪が世界に対する支配力を得て不義がはびこると、多くの人の心が頑なになり、彼らの目は見えなくなり、ある面ではメッセージを分け合うのが困難になる。しかしその一方で、もっと簡単になるのも確かだ。なぜなら、まだ真理を探し求めている人々には、遠くからでもあなたの光が見えるからだ。闇が暗ければ暗いほど、光は明るく輝く。

多くの人は失意と絶望の淵にいて、救いのメッセージを切実に必要としている。さまよえる人々に手を差し伸べ、彼らに救いとあがないの福音をもたらしなさい。たった一つのたましいが救われ、無事に群れに入るだけで、天国全体が喜ぶのだ。[3]

さまよえる人々に手を差し伸べ、違いをもたらしてはくれないか? あなたひとりでするのではない。わたしに助けを求めれば、わたしはあなたの思いと心を、愛と救いの言葉で満たそう。そして、あなたが天国に来た時に、忠実な証しゆえにわたしがあなたに与えようとしている報酬を見たなら、労苦の価値はあったとわかるだろう。

わたしのところに導いてもらったゆえに、あなたを永遠に感謝するようになる大勢の人々のことを考えてみなさい。彼らの罪の贖いにおいてあなたが果たした役割ゆえに、永遠にあなたに感謝するのだ。彼らが永遠に感謝すること、それもあなたの報酬の一部だ。

わたしは、わたしを讃える者を讃える。今年のクリスマスに、国々の前でわたしを讃えなさい。そうすれば、わたしは天国全体の前であなたを讃えよう。

生ける救い主を宣言する

「被造物は、実に、切なる思いで神の子たちの出現を待ち望んでいる。」 —ローマ 8:19

クリスマスは、この世界がわたしの誕生を祝うときだ。それは与えるときであり、気遣い、分け合い、愛するときでもある。

クリスマスに、あなたがさまよえる人々に手を差し伸べるよう、わたしの心は叫ぶ。わたしがあなたの心の中に炎を燃やし続けるままにしてくれるようにと。この世界に対するわたしになってくれるようにと。クリスマスの精神を一年中毎日あなたの心の中に生きさせてくれるようにと。死んだ英雄としてではなく生きた救い主として、この世界にわたしを宣言するようにと。クリスマスだけではなく、一年中、自分自身を与え、わたしがあなたを愛するように互いに愛し合うことで、愛の贈り物を与え合うようにと。大切なものに目を留め続け、優先順序を正しく保ち、天国に思いを留めるようにと。

わたしは地上に神の国をうち建て、義によって国々を治めるからだ。そもそも、それこそ、わたしが地上に来た目的なのだ。わたしは人類の救いのため、そしてわたしの義による地上の統治を確立するために地上に来た。最初は産着を着た赤ん坊として地上に来た。それは、最後には父のまったき栄光と力と権力のうちに戻って来て、地を永遠に治めるためだった。あなたは道を備えているのであり、いつの日か、わたしが地上に神の国を建てるのを助け、共に国々を義によって治めるだろう。

わたしの愛でクリスマスを温める

「めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。」 —ヨハネ 1:17

今年のクリスマスに、あなたがどんなにがっかりしていたとしても、失業して財布の中も銀行口座も空っぽだとしても、孤独でも、病気でも、何かを失ったとしても、戦争や憎しみや不義や他の人たちの無関心で気が滅入ったとしても、わたしの愛はそれを変えることができる。わたしの誕生と、そのときに宣言されたすべてのことが、今日、思い出されるように。わたしの愛があなたを満たし、あなたに目的を与えるように。

悪は、わたしの誕生のときと、わたしが地上に生きている間じゅうも、この世界を悩ませた。わたしがどんなに悲惨な状況で生まれたのか、思い出してみなさい。権力に狂った王に赤ん坊を殺されて嘆き苦しむ母親たちのことを考えてみなさい。その当時の抑圧を思い出してみなさい。

そのような深い闇の中で、世界が未だかつて知らなかったまばゆい光が輝いた。大いなる苦しみのさなかで、最大の贈り物が与えられた。わたしの父は、弱く無力な赤ん坊という姿でわたしを送り、あなたがたの一員として成長し、生き、あなたと同じ痛みを味わい、不義な人の手にかけられ苦しむようにされた。わたしはあなたを救うために、あなたと同じものとなったのだ。クリスマスに、わたしはこの世界にわたしの命を与えた。あなたの罪のゆるしと引き換えに。それは、わたしから、わたしを通して、わたしのうちに、あなたが命を得られるようにするためだった。[4]

わたしが永遠であり、変わることがなく、決してあなたを離れず、あなたを捨てないと知ることによる希望を、わたしはあなたに与えた。[5] その最初のクリスマスの日にわたしがもたらした真理と愛を、今あなたの心の中に輝かせなさい。あなたの恐れと涙を、わたしがぬぐってあげよう。わたしの愛があなたのクリスマスを温めるように。

2015年12月、アンカーに掲載。朗読:サイモン・ピーターソン。音楽:「Rhythm of Christmas」アルバムより、許可を得て使用。


1 マタイ 5:15–16.

2 ルカ 14:23.

3 ルカ 15:7, 10.

4 ローマ 11:36.

5 申命記 31:6.

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