世を照らすともしび

7月 20, 2015

The Lamp of the Word
July 20, 2015

イエスからの言葉

オーディオ所要時間: 9:39
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あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。—詩篇119:105

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人生の旅において道を見いだし、次に行くべき場所を知り、わたしの目的地に到達する秘訣とは、導きを得るためにわたしの言葉を用い、それに暗闇を照らして行くべき道を示す光となってもらうことだ。

ともしびやあかりの興味深い点の一つとは、それを掲げた時に目の前を照らしてくれること。必要もないのに遠くまで照らしたりはせず、周りを照らし出すのであり、前進するにつれ、その光が道のもう少し先を見せてくれる。わたしが自分の言葉をともしびにたとえたのは、これが理由だ。わたしの言葉が人生において真に効果を生むよう、あなたはそれを自分の周りで輝かせなければならないからだ。それによって行き先がわかり、あなたはその方向に向かって進んでいく。するとさらに視界が開けて、道がよりはっきりと見えるようになる。

わが子たちが、わたしの言葉の照らし出す道を忠実に歩む時、わたしはそれを大いに喜ぶ。暗闇の中を進む旅人は、ともしびが自分を正しい道に保ってくれると信頼しなければならない。道に迷って、次にどこに行けばいいのかわからなくなってしまうのは、ともしびを使わずに自分で道を見つけ出そうとする時だ。わたしに呼び求めるなら、わたしは再びその旅人に光を与えて、正しい道へと導く。

わたしの言葉はあなたの人生の光であり、その光に心を開き、それを吸収することを習慣づけるには、努力を要する。わたしの言葉に時間を費やして、それを人生において最優先すればするほど、その習慣はよりしっかりと確立され、あなたはその言葉がもっと自分の中で生きたものとなるのを感じるようになるだろう。

わたしの指示に従い、わたしがあなたのために用意したどんな新たな方向性をも受け入れようと、懸命に努力し続けるなら、わたしの言葉の光が引き続きあなたを導き、啓発し、道を示してくれるだろう。

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あなたがたは、主イエス・キリストを着なさい。—ローマ13:14

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一日の始まりに、わたしの顔を仰ぎ求めなさい。この習慣によって、一日を通してわたしを「身にまとい」「着て」いられるようになる。大抵の人は、寝床から起き上がるとすぐに服を着る。それと同じように、わたしと連絡を取り合うことによって「わたしを身にまとう」のが早ければ早いほど、その日起こることに対して、よりよく備えることができる。

「わたしを着る」とは、要するにわたしと心を一つにして、わたしの思いを思うことだ。自分の思いを導いてくれるよう聖霊に求め、この内なる刷新によって変貌を遂げなさい。あなたはこのようにして、わたしがあなたにもたらすどんな人々にも状況にも対応できるほど、装備が整った状態になる。その心にわたしをまとうことは、一日に備えるための最善の方法なのだ。

静まってわたしの前に座すことによって、わたしへの信頼を表明してほしい。なされるべきあらゆる物事を脇に置き、何ものにも思い煩わされてはならない。わたしと過ごすこの神聖な時間はあなたを強め、その日に起こる物事に対処できるよう備えてくれるだろう。その日の活動を始める前に、わたしと共に待つことによって、あなたはわたしという生ける存在の現実性を宣言していることになる。

行動を起こすべき時には、わたしがその霊や言葉を通して、明確な導きを与えよう。この世はあまりに複雑で刺激が強すぎるため、あなたは簡単に方向性を見失ってしまう。わたしと時間を過ごすなら、あなたの方向感覚を回復させてあげよう。

わたしのもとに来て、耳を傾けなさい! わたしの声に波長を合わせ、わたしからあふれんばかりの祝福を受け取りなさい。居心地のよい自宅に居ながらにして、宇宙の創造主と交わることができるという驚異に感嘆しなさい。

わたしは宇宙の王ではあるものの、決してあなたが近づきがたいような存在ではない。わたしはあなたがどこにいようと、あなたのそばにいる。何ものもあなたをわたしのそばから引き離すことはできない。わたしが十字架で「すべてが終わった」と叫んだ時、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。これによってあなたがたが、どんな儀式や祭司もなしに、わたしに直接会いに来る新たな道が開かれたのだ。王の王であるわたしは、常にあなたと共にいる。[1]

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人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である。—ヨハネ6:63

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わたしの言葉を読んで有意義な時間を過ごす

わたしの言葉を読んで有意義な時間を過ごすとは、わたしと心を通じ合わせ、その日や困難な状況のために必要としている霊的な栄養を、あなたの霊に与えることだ。それはわたしの霊に触れること。自らを奮い立たせるにつれ、あなたの霊は手を伸ばしてわたしに触れ、それによってあなたは満たされ、元気づけられ、新たにされ、活気づけられるだろう。

有意義な時間とは、わたしの腕の中で休み、マリアのようにわたしの足下に座すことだ。わたしから受け取って満足し、わたしにつながり、わたしの霊を吸収することだ。それは思いと心と霊でわたしを味わい、時間や関心をわたしに捧げて、わたしに霊的な飢えを満たしてもらうことだ。

わたしは言葉そのものであり、わたしの言葉を読んでいる時にわたしとつながることを通して、あなたはさらにわたしと一つになる。わたしの言葉を読み、学習し、それを適用し、心に蓄えようと努める時、あなたはわたしという生ける存在を味わうことにおいて成長し、より親密かつ深く個人的な形でわたしを知るようになる。あなたは以前にもまして、わたしやわたしの言葉と一体となるだろう。

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賢い者は、大空の輝きのように輝き、また多くの人を義に導く者は、星のようになって永遠にいたるでしょう。—ダニエル12:3

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真の永遠の知恵とは、わたしを知ることに尽きる。心でわたしを知っているなら、そこには知恵ばかりではなく、大いなる喜びも見いだされる。この喜びはこの世が差し出すどんなものをもはるかにしのぐ。そればかりか、賢い人々は大空の輝きのように輝くだろう。だから、賢くもわたしという存在を楽しむことを慣わしとしているあなたがたには、素晴らしい報いがあるだろう。わたしの王国において明敏な人とは、わたしの言葉に基づいた、わたしに関する真の知識を備えている人々だ。聖句を自分の心と思いと霊に浸透させ、それを吸収すればするほど、さらに深くわたしを知ることができるようになる。わたしを救い主として知っている人々は全員、天国で永遠に輝くだろう。この輝かしい約束によって、明るい希望で満たされなさい。

わたしがあなたに与えるもう一つの素晴らしい特権とは、多くの人々を義に導くことだ。あなたの人生と言葉は、他の人々に影響を及ぼして義へと導くことができる。わたしの近くで生き、わたしの存在を楽しむなら、あなたの光が人々の前で輝いて、彼らがわたしを見いだすのを助ける。他の人に影響を及ぼして義へと導くなら、あなたが星のように輝いて、永遠に至るための能力が増し加わる。わたしの近くで生きることは、現在のあなたに祝福をもたらすばかりか、永遠にわたってわたしの栄光を反映する能力を伸ばしてくれるのだ![2]

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主よ、あなたの約束にしたがって、あなたのいつくしみと、あなたの救をわたしに臨ませてください。…わたしはあなたのみ言葉に信頼するからです。またわたしの口から真理の言葉をことごとく除かないでください。わたしの望みはあなたのおきてにあるからです。わたしは絶えず、とこしえに、あなたのおきてを守ります。わたしはあなたのさとしを求めたので、自由に歩むことができます。わたしはまた王たちの前にあなたのあかしを語って恥じることはありません。わたしは、わたしの愛するあなたの戒めに自分の喜びを見いだすからです。わたしは、わたしの愛するあなたの戒めを尊び、あなたの定めを深く思います。—詩篇119:41–48

2015年7月にアンカーに掲載。朗読:ガブリエル・ガーシア・ヴァルディヴィエソ。
音楽:マイケル・ドーリ-。


1 Sarah Young, Jesus Calling (Thomas Nelson, 2010).

2 Sarah Young, Jesus Lives (Thomas Nelson, 2009)

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