主から与えられた唯一無二の計画を祝う

11月 10, 2015

Celebrating His Unique Plan
November 10, 2015

引用文集

オーディオ所要時間: 10:15
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使徒パウロはアテネの哲学者たちに向かって、幾時代にも渡る神の計画について明確に語りました。「ひとりの人から、あらゆる民族を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに時代を区分し、国土の境界を定めて下さったのである。こうして、人々が熱心に追い求めて捜しさえすれば、神を見いだせるようにして下さった。事実、神はわれわれひとりびとりから遠く離れておいでになるのではない。」[1]

神はあらゆる人種や文化のことを念頭において、人を造り、地上での領域を与えられたとパウロは語っているのです。さらに、神は私たち一人一人を特定の人種に選ばれましたが、単にその人種の一人としてではなく、一個の人として、神は私たち一人一人から遠く離れてはおられないことを私たちに思い起こさせます。神が私の人格の核となる部分を計画され、私は目的をもって生まれ、神の計画にそって造られ、どこにいようと神がそばにいてくださるという安心感は、祝うにふさわしいものです。神が私のことを密かに見聞きして下さっていることを祝うのです。この広い世界で、多種多様な才能のある人がいっぱいいる中、神が自分の人生に個人的に関心を持っていてくださるということは簡単に忘れてしまいがちです。

私は、ジョン・ウェズリーの生まれた状況のことをよく考えます。

彼は、19人の子どもの一人で、母親のスザンナも25番目の子どもでした。25番目の子どもとして生まれ、自分自身も19人の子どもを生んだ人が、どうやって個性に対する答えを見いだすのでしょう? でも、彼女はまだ若き母親であった頃から、どの子も母親と2人だけの時間がもてるようにしようと決意しました。そこで計画を立て、実行しました。ジョンが小さい頃から、自分は一個の人間として大切な存在なんだと自覚したのも偶然ではありません。彼が自分の召しに心を向けた日の朝、聖書を開くと、「あなたは神の国から遠くない」という言葉が目に留まりました。一人の人生…神の国から遠くない。そして彼は、一個の人間として、また王の子として自ら受け継いだものを認識し、神が彼のために用意しておられるすべてに対して心を開いたのでした。

たとえ弱くても、主があなたを独特の存在として、際立ったものを備えて造られたと信じるのは、各自の人生の独特さを祝うことです。神の広大なる被造物の中で、あなたの誕生とあなたの人生の影響の広がりは独特です。詩篇作者の言葉を言い換えてみれば、「私は何者なので、気にかけられるのですか」[2] ということになるでしょうが、別の詩篇にある「あなたは…母の胎内にわたしを組み立ててくださった。…わたしは恐ろしい力によって 驚くべきものに造り上げられている」[3] という言葉に、あなたもうなずけることでしょう。-ラビ・ザカライアス [4]

個の力

神が私たち一人ひとりのすべてをご存知であることを、私たちは知っています。神は私たちのつくられた様を知っておられ、私たちに何ができるかをご存じです。私たちの賜物、才能、弱点、長所をご存じです。そして、私たちが自分のことをどう思うか、何が不足していると思うかに関わらず、神はご自身のチームに私たちを選ばれました。神の力があれば私たちは神が望まれる役割を果たすのに必要なだけの資質があると、神は確信しておられます。

私たちが神の視点から自分を見ると、神の御心にかなった誇りが生まれます。神の子どもとして私たちは貴重な存在です。クリスチャンとしての私たちは神を代表する者であり、神の真理とメッセージを携える者です。ということは、私たちはかなり重要なのです! ですから、自分を過小評価したり、神から求められたことをする信仰などないと自分に言い聞かせたりしてはいけません。あなたは神の姿に似せて造られました。あなたは救われています。神はあなたをそれほども愛されたので、御子をあなたのために死なせられたのです。ですから、あなたはものすごく重要なはずです。あなたはすっかり、完全に、神から愛されています。あなたのうちには、聖霊が宿っています。それはすごいことです。

「個の力」の真の価値は、私たちを造られ、贖われた方の力にあり、その方は今、私たちが自らの人生を使って神に栄光を与えるよう求めておられます。

神は私たち一人ひとりを比類なき存在として造られました。世界中どこにも、あなたと全く同じ外見で、全く同じ経験や知識、関心事、能力を持つ人などいません。主はあなたをあなたとして造られました。神は、あなたが生来の才能と、神が授けられた能力を発見し、それを磨いて、あなた自身の益と幸せのため、そして、他の人たちの益と幸せのために使うよう意図されました。

私たちはそれぞれクリスチャンとして、いつまでも残る実を結ぶよう神から召されています。つまり、私たち一人ひとりに、何か貢献できる良いものや役立つものがあるということです。生まれながらの賜物や才能、神が私たちを造られた様は、まず、私たち自身の人生の旅路において実を結ぶために、そして次に、他の人たちを主につなげるという実を結ぶために使われます。

イエスを知り、受け入れて、心と人生が変わる時、その人は次に、信者として他の人たちに救いの良き知らせを分け合うよう召されます。世界を変えるというミッションにおいて、神があなたのユニークな才能、スキル、長所をある程度使われたいというのは当然のことでしょう。

私たちはそれぞれ、イエスを反映する生き方を通して、また、私たちを通して聖霊を輝かせることによって、他の人たちに福音を分かち合うことによって、この世界に必要とされるチェンジに貢献することができます。私たちはそれぞれ、人々の人生にポジティブな影響を与える力を持っていますが、そうするには、神の栄光のために、時間と努力と共に、自分の賜物や才能、さらには個性をも意識的に使う必要があります。

神は、人類に対する愛の独特な表現として、あなたやあなたの賜物を使われたいのです。

あなたが自分自身を神に捧げる時、神はあなたを新しく造られた者にして下さいます。しかし神はあなたがあなたのままでいてほしいと望まれます。あなたを創造された時に思い描いたままのあなたです。神は、あなたを創造された時にあなたに備えられた粗削りの才能を捨てたり変えたりはされません。C・S・ルイスはこう言いました。「神に自分をもっと支配していただけばいただくほど、私たちは真の自分になっていきます。私たちを造られたのは神だからです。」

神はあらゆるタイプの人を造られたのであり、神が召される方法で世界に良い影響を与えたりするのに最も効果的な、唯一の「タイプ」の人というのはいません。バックミンスター・フラーはこう言いました。

「あなたは一人しかいないことを決して忘れないように。この地上にあなたのようなユニークさを持った人が必要なかったとしたら、あなたはそもそもここにはいなかっただろうことを、決して忘れないように。そして、人生の困難や問題がどれほど圧倒されそうなものに見えても、一人の人が世界に変化をもたらすことができるのを、決して忘れないように。事実、世界にとって大切なすべての変化は、いつだってたった一人の人によって起こされたのです。だから、その一人になりなさい。」

そして、宇宙の神とチームを組んで働いているなら、これはなおのこと真実なのです!

私たちは時々、自分の人生のための神の御心と思うことを達成するだけの時間が十分ないと感じて、絶望しそうになります。私たちはよく、忍耐を切らして、もっと早くゴールに着きたくなります。でも神が急がれることはあまりありません。私たちは、神はいつだって御心を行うための十分な時間を与えて下さるのだと知って、慰めとすることができます。

神には私たち一人残らず全員に、地上に神の御国を築くために果たしてほしい役割があります。現在、あなたの人生には奉仕のための機会がほとんどないと感じているなら、もしかしたらあなたは今、準備の時にあるのかもしれません。あなたが一見取るに足りない人生の単調な事をしながら忠実さを示している時、神はいわゆるご自身の作業場で、あなたに忍耐というツールを取り付けておられるのです。自分の人生には価値ある奉仕のための手段がほとんど、あるいは全くないと感じているなら、A・B・シンプソンのこの言葉を聞いて元気を出して下さい。「神はご自身の英雄を備えておられます。その時が来たら、神は一瞬にして彼らを配置につかせることができます。世界は、彼らが一体どこから来たのかと思うことでしょう。」

神はあなたに、一度に一つずつ心を変えることで世界を変えるという、壮大な計画に参加するよう、あなたを召しておられます。私たち一人ひとりがそれに参加することができるのです。私たちが「個の力」を用いる時、他の人たちはイエスを知るようになるでしょう。そして、次に彼らの「個の力」が他の人たちに手を差し伸べるのです。-ピーター・アムステルダム

*

私はたった一人でしかありませんが、それでも一人の人間です。すべてのことはできませんが、何かをすることはできます。だから、何もかもできないからといって、自分にできる何かをすることをやめたりはしません。—ヘレン・ケラー [5]

2015年11月アンカーに掲載。朗読:ガブリエル・ガルシア・ヴァルディビエソ


1 使徒 17:26–27.

2 詩篇 8:4を参照.

3 詩篇 139:13–14[新共同訳]

4 Recapture the Wonder (Nashville: Thomas Nelson, 2005).

5 ヘレン・ケラーの言葉とされていることが多いが、エドワード・エベレット・ヘールの言葉だという説もある。

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