岩に登りなさい

2月 27, 2014

Climb Up on the Rock
February 27, 2014

憂鬱な時や落ち込んでいる時にどうするか

イエスからの言葉

オーディオ所要時間: 7:09
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「わが心のくずおれるとき、‥‥わたしを導いてわたしの及びがたいほどの高い岩にのぼらせてください。」 [1]

心がくずおれそうになったなら、岩の上に上りなさい。あなたには岩であるわたしがいる。あなたを打ちのめそうとするどんなものからも守ることのできるわたしの力を信じ、安心していなさい。思い煩いや重荷で自分が弱く感じる時や、うつによって心が汚され、失意に襲われそうになったなら、岩に登ってわたしの恵みの内に安らぐといい。

わたしはそのように悲しく憂鬱な気持ちやうつに対する答えだ。わたしに答えを求め、そういった感情を取り去るよう求めなさい。どうか、ただその感情に我慢しようとか、否定的な感情をもとに決断しようとかしないでほしい。敵(悪魔)が洪水のように押し寄せようとする時には、彼に向かって軍旗を掲げ、戦いなさい。

戦いに勝つために必要なことは何でもしなさい。それが必死の祈りであれ、わたしの言葉に浸る時間や休息を増やすことであれ、あるいは友や夫あるいは妻に祈りを求めることであれ。わたしをたずね求め、どうすべきかを尋ねなさい。ただ、このような感情はあなたから勝利を奪い去り、あなたを支えるわたしの約束と、あなたとの間にくさびを打ち込むことを覚えていなさい。わたしはあなたが耐えられないほどの試練を味わうことは決してさせないのだから、元気を出しなさい。

人生のこういった時期はあなたを混乱させるかもしれない。右往左往し、不確かで、将来はどうなるのか、どちらの道に行けばいいのかわからないこともあるだろう。そういう時に恐れを抱くのはごく自然なことだ。

あなたは激しい嵐に波が荒れ狂っていた時に船の中にいたわたしの弟子たちのようだ。彼らは叫んだ。「主よ、お助け下さい! 私たちは死んでしまいます!」 嵐がとても激しかったので、死んでしまうかと思ったのだ。あなたは自分の感情と人生の混乱が大変すぎて扱いきれないと感じているかもしれない。しかし、わたしがあなたの船の主であることを覚えていなさい。わたしは海を穏やかにすることができる。どんな嵐も、それがどれだけ長く続こうとも、わたしはあなたを守ることができる。わたしを待ち望みなさい。わたしは決してあなたを離れず、あなたを捨てない。わたしはあなたが混乱のさなかにいる時の助けとなり、力となる。

わたしの言葉にしがみつき、嵐の中でもわたしを信じ続けなさい。わたしは一度もあなたを捨てたことがなく、これからも決して捨てず、万事を共に働かせて益とすることを知っていなさい。

トンネルの先にある光を探しなさい。わたしの内に安らぎなさい。そうすれば今まで知らなかった強さを見いだすだろう。

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しかし主はわが高きやぐらとなり、わが神はわが避け所の岩となられました。 —詩篇 94:22

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いと高き者のもとにある隠れ場に住む人、全能者の陰にやどる人は

主に言うであろう、「わが避け所、わが城、わが信頼しまつるわが神」と。

主はあなたをかりゅうどのわなと、恐ろしい疫病から助け出されるからである。

主はその羽をもって、あなたをおおわれる。あなたはその翼の下に避け所を得るであろう。そのまことは大盾、また小盾である。 —詩篇 91:1–4

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波を見てはいけない。水の上を歩きなさい。ペテロはわたしの目を見つめた時に、水の上に足を踏み出す信仰を得た。わたしは彼が足を下ろせるようにした。ペテロはわたしの目を見つめている限り、水の上を歩けたのだ。

わたしはあなたにもそうすることができる。あなたの感情を鎮めることができる。あなたの霊を安定させることができる。わたしに手を伸ばしなさい。あなたの土台になってあげよう。わたしに信頼しなさい。わたしに頼り、穏やかでいなさい。そして、わたしが平和の君であることを悟りなさい。わたしを愛する者には大いなる平安があることを思い出しなさい。平安を自分のものとするには、わたしに目を留めていなさい。

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何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。 —ピリピ 4:6–7

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近年、多くの人が将来のことを心配している。それもそのはずだ。今の状況からして、自分や、家族や自分のいる町や、国や世界に何が起こるか恐れる理由のある人は大勢いる。時には、隠れ家を見つけて窓や扉を釘付けにし、外の世界をシャットアウトしたいと思うこともあるだろう。

問題など存在しないような振りをしても何の役にも立たないが、あなたは恐れる必要はない。わたしがあなたを見守っているからだ。恐れに打ち負かされそうになったなら、わたしの内に隠れなさい。危険な状況に陥ったならば、わたしに助けを呼ばわり、安心していなさい。わたしが守ってあげるから。愛する人たちを自分で見守ることができない時には、わたしに彼らの世話を任せなさい。国内外の危機的状況が勃発した時には、わたしがあなたとあなたの愛する人たちのために平安の安息所を供給しよう。

そしてこの人生の後には別の世界でもっと良い人生が待っている。天国ではすべてが正しくなるだろう。

だからわかるだろうか、心配の種は山ほどあるが、あなたはちっとも心配しなくていい。わたしがあなたの世話をしているのだから!

1996年及び2003年初版 2014年2月に改訂、再版
朗読:サイモン・ピーターソン 音楽:ダニエル・ソッジ


1 詩篇 61:2.

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