わだちから出て飛び立つ

2月 23, 2017

Ditching Ruts and Taking Flight
February 23, 2017

イエスからの言葉

オーディオ所要時間: 8:49
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良いものをより良いものに、より良いものを最も良いものにする

わたしはあなたの「良いもの」を「より良いもの」へ、「より良いもの」を「最も良いもの」へと変えるのを助ける作業に携わっている。あなたの人生の良いものをさらに向上させて、より良いものにできるよう助けたいのだ。しかし、おそらくは今のままがいいとか、この程度で十分であるとか、あるいはこれが決まったやり方で、効果も生んでいるからと考えて、それらについて考える時間をまったく割かないなら、より良いものを目指して努力しようという意欲は沸かない。

何らかの分野で、自分にぴったりのリズムが見つかったなら、わたしがあなたに、そのまま続けてほしいのだと考えるのが、理にかなった解釈に思える。それはあなたが正しいことをする助けとなる、好ましい習慣の一例であり、おそらくあなたは来る日も来る日も、同じ方法でそれをしているのだろう。しかし、時として訪れる変化の時期には、これまで効果を生んでいたものにも、まだ改善を加える余地があるものだ。

バラエティーや変化は多くの時、あなたの霊的な生活にとって重要な要素である、経験や成長を促す。数々の新たな経験を経ることにより、自分を通してわたしにどんなことができるかについてのあなたの信仰は強まり、自分が思いのほか有能であることに気づくのだ。

人生の何かがわだちとなって、新しいことにチャレンジし、経験を積んで成長を遂げる妨げになっているかどうかを知るには、どうすればいいだろう? もちろん、悪い結果を招くと明白にわかるような悪習慣や、絶えずつきまとう罪があり、それらに気づくのは簡単だ。しかし、特定の行動パターンであっても、放っておくと問題を引き起こし、何らかの面であなたの成長を妨げてしまうようなものがある。

以下は、この種の「悪いわだち」の兆候の幾つかだ。

「悪いわだち」の定義に当てはまるようなわだちが見つかったなら、前向きな姿勢で新しい何かに挑戦することによって、そのわだちを抜け出すことは、「できたらするといい」ことではないし、単なる「変化のための」変化でもない。むしろ、成長し、実を結ぶには、それが不可欠なのだ。人生の終わりに、自分がほとんどまったく変化を遂げず、新しいことをしなかったと、嘆き悲しみたくはないだろう。わたしによって存分に用いられることを妨げていた思考様式や態度においてであれ、あるいは物事を改善し、成長や進歩を促してくれる変化の恩恵にあずかることもできたであろうような、周囲の物理的な環境においてであれ。

自分がどこでわだちにはまっているかについてわたしを尋ね求め、必要に応じて変化を遂げることを厭わないでほしい。わたしはあなたを導き、成長を妨げているわだちから抜け出せるよう、助けることができる。わたしはあらゆる時代を通じて、最強のわだち破壊者だ。あなたを助け、押しとどめるどんな鎖も打ち砕いてほしいと、わたしに呼ばわりなさい。そうすれば自由にしてあげよう。

飛び立ちなさい

わだちはあなたの霊的生活に、悪い影響を及ぼし得る。それがあると、新しい方法で、新しい方向に進むことが難しくなるからだ。わだちは概して、沈滞をもたらす。それは前進を妨げ、あなたが成長し進歩を遂げられるよう、新たな可能性を喜んで受け入れる邪魔になる。わだちがあると、潜在能力を存分に発揮できなくなるのだ。

わだちにはまっていると、前進し進歩を遂げていると感じていても、実際にはまるで前進しないまま、人生の退屈な深い溝に沿って堂々巡りしている、という事態にもなり得る。物事を行う方法についてわだちにはまっているので、何らかの面で実力を十分に発揮できず、成長を阻害され、前に進めなくなっている。

あなたは空を悠々と飛び回って、新たな領域を見いだし、わたしの信仰と希望に満ちた鳥瞰的視野をもって世界を見る人となるよう、運命づけられている。しかし、生活上のどこかでわだちに陥っているなら、このような可能性をフルに発揮できていない。あなたの本来の宿命通りに、わたしの空の高みを飛翔したいなら、わだちを後にし、わたしがあなたに用いてほしいと望んでいる新たな方法を見つけようと、目を光らせていなさい。わだちを捨てて飛び立つなら、人生はより良いものとなり、わたしのためのあなたの奉仕は苦労や負担などではなく、はるかに喜ばしく祝福に満ちたものとなるだろう。わたしがあなたに示す新たな手段や新たな物事は、あなたの仕事がずっと円滑に流れるようにし、あなたの私生活をさらに美しく開花させることを目的としたものになるだろう。

今日わたしに尋ねなさい。自分が最大限に可能性を発揮する妨げとなっているのは、どんなわだちであるのかを。わたしはあなたをあらゆる真理へと導き、あなたがそれらの鎖を壊して、新たな道を地図に記すのを助けよう。その道はあなたを、わたしとわたしの王国のためにさらに先へ、さらに遠くへと進ませるだろう。その時には、わだちを捨てて羽を生やしなさい! 新鮮なアイデアと新たな霊というわたしの空が、あなたを迎え入れようとそこで待っている。あなたは飛ぶことができるように造られた。自分の可能性を最大限に発揮しようではないか!

チャレンジを歓迎する

自分の第二の天性となっている性質を変えるのは難しいが、これらがあなたの力を押しとどめているなら、反撃し、戦いを挑み、克服しなければならない。それが変化をそんなにも難しいものでありながら、素晴らしく取り組み甲斐のあるものにしているのだ。人を拘束して物事をいつも同じやり方でするよう仕向ける、習慣という人間性の一面そのものに逆らっているのだから。あなたは成果や成長をもたらしてくれるであろう新たな方向に向けて、自分の軌道を修正している。

だから、わざわざ努力してわだちや悪習慣を克服するだけの価値はないなどと、考えてはいけない。幾度も涙を流し、あらゆる努力を費やし、あらゆる苦労を重ねるだけの価値はある。それはあなたの内に眠っていた闘志を目覚めさせる。それはおきまりの行動パターンや性格や、あなたが決して変わることはないと信じるようになってしまった、自分の人格や状況という束縛からの解放であり、また方向転換して、自分を前へと進ませてくれる新たな方向に向かうという決断を下すことでもある。

悪習慣やわだちの鎖を壊すと堅く決意するなら、あなたの能力が最大限に引き出されるかもしれない。それによって居心地の良い環境を超えた領域へと舞い上がり、新たなルートや新たな人生のチャレンジを探し出すようになるからだ。そして、古いものを捨てることは時として難しいかもしれないが、さらに良いものが将来に待っているという約束が、あなたを駆り立てる原動力となり、生きる理由となる。

初版は2007年2月と2006年3月。2017年2月に改定・再版。朗読:ジェイソン・ローレンス。音楽:マイケル・ドーリー。

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